豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

ZEH・省エネ義務化と家づくり…ソウル市内

2017-02-22 20:51:15 | ファース本部

2020年省エネ義務化では、家づくりの温熱性能をもはや避ける事は出来ません。
この義務化仕様とは、従来の熱損失係数(Q値)を計算する際の「外皮」と言われる床面、壁面、屋根面、開口部から逃げる熱量(UA値)と「一次エネルギー」消費量の計算表を確認申請に添付しなければなりません。施工もその計算表に基づき、家づくりを行うのです。

昨今話題になるZEH(ゼロエネハウス)とは、空調、給湯、照明、換気に用いる一次エネルギー消費量を太陽光発電などで、年間の熱収支を概ねゼロにする事を言います。
この一次エネルギーとは、暖房、冷房、給湯、照明、換気等、生活に使用するエネルギーの事を言います。

断熱性能で暖房の省エネを行い、窓の遮熱対応や天井断熱材等で冷房省エネをはかります。
またエコキュート等で給湯省エネを、LED等の使用で照明の省エネも必要です。
DCモーターの多用など、様々な手法を講じ、一次エネルギーの削減を図ることが出来ます。

尚、UA値は隙間や換気回数から逃げる熱を加味しておらず、やはりQ値計算は必須です。
ZEHの定義には含まれませんが、冷蔵庫、冷凍庫、テレビ等の家電製品や厨房で使用するIHヒーター等でも一次エネルギーを消費する事になります。

これら生活に必要な電化製品には、徹底的に省エネ性能を向上させた機器も多くあります。
真空断熱材を用いた冷凍冷蔵庫、液晶テレビ等を使用すると相当な省エネになります。
これらの電化消費エネルギーを熱収支でゼロ以下にする事は、遣りようによって可能です。

しかしながら太陽光発電パネルをのせる屋根面積にも限界があります。
設置面積とコストを吟味すると必ずしもZEHだけに拘る必要もないと思われます。
私達のファースの家(写真)は、30年前からゼロエネ仕様で家づくりを行ってきました。

さて、今日は治療と休養の最終日です。明日は帰国します。

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