豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

原液メーカーとスプレー発泡施工業者…北斗市

2020-09-30 17:38:17 | ファース本部

平成元年、私は日本で最初に樹脂スプレー発泡断熱工法を誕生させました。

当時、定温倉庫やビル建築の結露対策ではスプレー発泡断熱が既に多く採用されています。

それを当方は、木造住宅の断熱工法としてデビューさせたのです。

 

勿論、一朝一夕で出来た訳ではなく、特に公的認定を交付されなければ確認申請も通らないなどの高いハードルもありました。

可燃性のスプレー発泡断熱を行うには、先ずそれ用に処方した樹脂原液が必要です。

それを色々な要素の伴う施工現場では、臨機応変に対応で実践する適用力が伴います。

 

今日は、我家の「#ファースの家」のスプレー発泡断熱を施工するため、原液メーカー、倉敷紡績株式会社からクラボウケミカルワークスに出向している次長の小林一隆さん(写真右)と、北海道全域のファースの家をスプレー発泡断熱施工する、株式会社タカノハ、常務取締役の平川佳克さんがご来社されました。

 

ファース工法専用の樹脂スプレー発泡断熱材は、倉敷紡績(クラボウ)様によりファース工法専用材として、「IDEC特別認定」を取得して頂きました。

単独の住宅工法としてのIDEC認定は日本初です。

樹脂スプレー発泡断熱は、外気温や現場環境等で出来不出来が顕著に出てしまいます。

 

私達は下地をつくる側として「#ファース加盟工務店」様には、色々な方法で正しい下地の在り方をいろいろ伝達しております。

スプレー発泡断熱業者さんは、北海道のタカノハはじめ、全国の各都道府県に一社ずつ存在します。

特に北海道はこれから真冬の気候になります。

 

スプレー発泡断熱施工には、温度管理がもっとも大切と云われます。

小林さんの樹脂メーカーのクラボウ様には、しっかりと寒冷地仕様の処方をして頂き、平川さん達スプレー発泡業者さんには、その処方に見合った施工をして頂きます。

もっとも施工環境の厳しい北海道ですが、最も断熱トラブルが少ないのも北海道です。

北海道担当の株式会社タカノハさまの適切な施工が、功を奏しているようです。

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SDGsをビジネスチャンスに…北斗市

2020-09-29 17:24:07 | ファース本部

「誰ひとり取り残さない社会の構築」

このような崇高な理念を掲げ21015年末に国際連合で採択されたSDGsは、持続可能な開発目標で17のグローバル目標と169のターゲットで成しております。

17の内訳では、1飢餓撲滅、2貧困改善、3健康と福祉、4豊かな教育、5ジェンダーの平等、6安全な水とトイレ、7クリーンエネルギー、8働き甲斐のある経済活動、9技術革新、10人や国の平等、11豊かな街と家、12つくる責任つかう責任、13気候変動対策、14海の豊かさ、15陸の豊かさ、16平和と公正を、17パートナーシップとなっている。

ファース本部は2016年末にこのSDGsの存在を知り、2017年にSDGs宣言を行いました。

同時に私達の仲間のファース加盟工務店全社に、SDGs宣言の必要性を伝達しています。

SDGsは、何処の自治体や企業も取り組まなければならい課題でもあります。

 

企業は既に取り組んでいるからこそ現在、存続しているのです。

例えば、和菓子屋さんは餡子の素材を仕入れ「15の陸の豊かさ」に貢献しています。

ホテル経営者は、「6の安全水とトイレ」を提供しています。

今一度、このSDGsの原点に立ち返り、自らが実践している行いを深堀し、多くの要素を補填して行く事で、会社そのものが更に豊かになるのだと思われます。

 

今日は「一般社団法人 中小企業家同友会 函館支部」の「青経未来塾」の大鎌電気株式会社の代表取締役の大鎌幸雄さん(向って右)、日の出食品株式会社の代表取締役の工藤英洋さん(向って左)にご来社頂きました。

大鎌社長は電気工事、工藤社長は納豆づくりで、既に立派なSDGs実践を行っています。

 

福地建装の「#ファース工法」事業は、中小企業でいち早くSDGs宣言したことが評価され、外務省ホームページに掲載されました。SDGsは、自社の取り組み事業を肉付けすることで盛業が叶うのです。

今日はご両人に、「青経未来塾」での講演を要請されました。

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我街・北斗市とは…北斗市

2020-09-28 17:23:20 | ファース本部

北斗市の地名は、上磯郡上磯町と北側に位置した亀田郡大野町が群域を跨いで合併したのが14年前でした。

大野町は北海道水田発祥の地でもあり、北海道新幹線の新函館北斗駅の在る街です。

大野町は人口約9500名、北に広がる街でした。

一方、人口約36500名の上磯町は、南側を津軽海峡の函館湾に面した街で、東洋最大規模の太平洋セメント上磯工場がある街です。

「北斗市」と地名は、合併協議会が公募を行い、その中から「北の空に燦然と光り輝く北斗七星のように独自の輝きを発し続ける」ことを念じた作品として採用されました。

合併時の初代市長は、旧上磯町長の海老澤順三氏が就任し、二代目は副市長だった私と幼馴染の高谷寿峰氏が就任しました。しかし高谷市長は、三期目を前に肺炎を起こして急逝してしまい、急遽行われた市長選挙で現在の池田達雄さんが就任されています。

海老澤順三元市長も、高谷寿峰前市長も上磯町役場、現北斗市役所の職員からキャリアを積んで市長になりました。

現市長の池田達雄さんは、福地建装も仕入れを行っていた元金物店(現在閉店)経営者でした。

役人出身は、堅実な市政で安心感が伴う反面、イノベーションが希薄になりそうです。

経営者目線で市政運営を行うと、多くの改革が実践できると思います。

行政面での経験不足や不安感は、優れた役人達が確実に補ってくれます。

池田市長の誕生で見え難かった部分にもスポットがあたり、北斗市のSDGs宣言などはその典型的な事象でもあります。

海老澤順三元市長、高谷寿峰前市長とも、私達の「#ファース工法」展開には、北斗市発の住宅工法だとして協力的でした。

北斗市企画課では、早速SDGsの市民プラットホームを構築する段取りに入っています。

経営者目線での市政運営では、スピード感が際立つように思われます。

今日は久々に池田市長と懇談する機会がありました。

写真は今年の北斗市新年交礼会の時のモノで、端的でまとまった市長スピーチは絶賛です。

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幸せとは…北斗市

2020-09-27 13:11:57 | ファース本部

「自分が幸せと感じた時が幸せ」

このように幸せ論を解いた人もおります。

自分が幸せと感じても、他人にその分の負担を負わせ、真の幸せとは云えないように思います。

 

「悩みのない人は幸せだ」

このような幸せ論もありますが、悩みのない人などはおりません。

むしろ悩みを乗り越えたからこそ幸せが見えて来そうです。

 

「思い通りに行く事は幸せだ」

世の中の潮流には必ず浮き沈みがあります。

総てが思い通りに行く事は何の成長も促しません。

 

困難こそ成長の糧、つまり幸せづくりの根源となるのだと思われます。

人生いろいろ、総てを楽しめ、他人と一緒に笑顔になれる事が幸せだと云えそうです。

「#ファースの家」も幸せづくりを目指し、確立させてきた住宅工法です。

 

画像は、岡山県津山市のファース工務店・野口工務店さんのホームページ表紙です。

「住む人と 幸せを分かち合う 家づくり」は私達の経営理念です。

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勝ち組と負け組の基準は…北斗市

2020-09-26 15:35:41 | ファース本部

この世の中、何を持って「勝ち組」、「負け組」を区別しているかは分かりません。

お金持ちになることが、お金の持っていない人より勝ち組などいうのなら、こんな解り易事はありません。

しかし金持ちになるほど苦悩は大きくなるとも云われます。

 

身近に何億もの預金や資産を持ちながら、その金を枕にしたま亡くなったヒトを知っています。

その葬儀の参列者人数は、とても寂しいモノで、その後の相続争いがもっと酷かったのです。

人のためにお金を使う事をしなかったため、誰からも尊敬されませんでした。

 

私の唯一の師匠である鉄骨トビ職の親方の晩年は、決して金持ちでありませんでした。

晩年にカラダを壊し、自宅でひっそりと息を引き取りました。

自宅で執り行った葬儀の際は、焼香する人々の数が長蛇の列を作っていました。

 

カネを枕に亡くなって誰にも尊敬されない生き方があり、口伝えに亡くなったことが伝播され、多くの人々に悔やまれた生き方があります。

お金持ちを責めるつもりはありませんが、金の儲け方や使い方に「幸や不幸」がありそうです。

 

儲けるとは「人・言・者」を組み合わせて「儲」と書きます。

「人を信じた者」がお金を儲けると云う事なのでしょうか。

確かに、人を信じて集まったお金で不幸になる金持ちはいないような気もします。

 

「勝ち組」、「負け組」の基準は、人さまをどれだけ幸せにしたかで決まりそうです。

特に私達、家づくりを仕事にするモノは、「幸せづくり」で勝ち負けを競うべきでと思います。

私達「#ファース工務店」の全社は、売る数でなく、幸せにした人の数で競っています。

 

写真は栃木県宇都宮市のファース工務店「(株)オースタム」さんのホームページの画像です。

ホームページからも「#オースタム」さんとお施主様の距離の近さを感じます。

オースタムさんは、完全に勝ち組と云えそうですね。

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パートナーシップ企業とは…北斗市

2020-09-25 17:24:49 | ファース本部

SDGs17項目は、「パートナーシップで実践する」とあります。

パートナーシップと云う意味を調べてみると「各パートナーが連帯または個々に無限の責任を負う」とされております。

単にパートナーであれば妻や夫、共同経営者など近い仲間と云う意味で使用しています。

 

「パートナーシップ」このパートナーに「シップ」が付くと意味が深くなるようです。

特にSDGsで云う目標17のパートナーシップで目標達成」とあります。

そのゴールは、「持続可能な開発に向けて実施手段を強化、グローバル・パートナーシップの活性化を図ること」となっております。

 

何を行うかは、資金、技術、能力アップ、国際貿易、サプライチェーンの確立、制度的な整合性、マルチステークホルダー・パートナーシップ(企業の意思決定や活動に関わる全ての利害関係者)、データ、モニタリング、説明責任とテーマごとに分けます。

つまりは私達の社会活動そのものが対象になると云う事になります。

 

SDGs要項やパートナーシップの意味を調べると、とても難解に思えてなりません。

要するに一緒に働く会社の役員やスタッフ、協力業者さんもパートナーとなります。

あえてパートナーに「シップ」をつける必要はないように思えます。

 

今日はファース本部のハウジング事業部(工務店部門フクチホーム)が建材や什器備品を納品して頂いている石垣電材(株)の担当者の加藤雅樹さん(写真私の隣の中)、副長の磯谷義人さん(右)にご来社頂きました。

石垣電材様は、100%パナソニックの子会社で、既に30年の付き合いとなります。

 

石垣電材やパナソニックとは、まさに多くの技術的な研究開発やイノベーションなどを一緒に行ってきました。そうした事から云えばパートナーシップ企業とも云えそうです。

「#ファース工法」構築は、このパートナーシップ企業の存在が大きかったと思います。

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雨漏りが与える影響と地域工務店…北斗市

2020-09-24 17:33:01 | ファース本部

台風12号は今日の午後に温帯低気圧に変わりましたが、強い風と雨の注意が必要です。

私達が新築住宅をお施主様にお引き渡し、引っ越されて直ぐに暴風雨に襲われ、雨漏りがあった場合は、そのお施主様のショックが想像以上に大きいのです。

 

雨漏りは、新しい住宅を水浸しするだけでなく、大金を支払い、希望いっぱいで入居されたお施主様の心情を大きく傷つけることにもなります。

また私達のような施工工務店への不信感も増大、大きな影を投げかけてしまいます。

 

私達も当初は、温熱環境ばかりに意識が向き、雨漏り対策等を業者任せにした時があります。

雨漏りトラブルは、怒り心頭のお施主様の心情を思えば、完全なる吟味が必須となります。

雨漏りを発生させないように万全な施工を行っても、雨漏りは全く想像もつかないところから発生する場合があります。

 

屋根材の下に屋根がなくとも水の入らないような屋根下地を設え、外壁の開口部などには、トタン板を立ち上げ、上部を雨返しで外側に折り曲げ、更に防水コーキングをします。

それでも強い風のついた雨では、開口部などから雨が入り込む場合があります。


雨漏り事故を起こさないための様々な素材と、仕組みなどの施工方法を調査しました。

雨漏りでは、お施主様の信頼を失うだけでなく、施工業者さんへの信頼も揺らぎます。

誰もがお施主様の信頼を裏切り、雨の中を右往左往したいと思う人などはおりません。

 

暴風雨の時は、雨戸のある家はかなりのガードになります。

北海道では雨戸の習慣がありませんので、出来る事は限られます。

網戸をテープで固定する、ガラスの四方と米字状にテープを貼るのも対応法です。

 

雨漏り事象の防止に絶対はありません。

したがって直ぐに駆け付けてくれる近場の工務店は、対応力も早いと思われます。

写真は那須塩原のエムワンプレス工業さんで、板金屋がファース工務店になりました。

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失敗を繰り返したガラス断熱壁…北斗市

2020-09-23 17:25:11 | ファース本部

ガラス一枚では、極めて断熱効果が悪いのですが、何枚の空間を取ながら多層にすると限りなく断熱性能を上げることが出来ます。

写真は実験ハウスに取り付けた断熱多層ガラスですが、重くて身動きが出来ません。

 

何とか重量を軽くして、グラスウールなみの断熱性能を持ったガラスの壁をつくろうと奮闘しました。

那須塩原のファース販売代理店、星野アルミ建材さんは、多くの機材を装備しています。

また日々研究開発を行っており、様々な新製品を送り出しております。

 

ファース本部は、星野アルミ建材さまの知恵や機材をお借りして多層断熱ガラス壁の研究をしています。

機能ガラスを上手に組み込めば、グラスウール断熱材200㎜から300㎜相当の断熱ガラス壁が出来ます。

 

試作実験では何度も結果を出しております。

星野アルミ建材さまとは、理論構成するため法政大学の川久保俊准教授(工学博士)に監修してもらい特許出願も行いました。

勿論、写真のような重いガラスでは販売すら無理なのです。

 

何処ででも取り付けられ、グラスウール200㎜から300㎜相当の断熱性能を持つ断熱ガラス壁は、現在新築中の我家のファースの家に取り付ける予定です。

デリケートなガラスを扱うのは細心の神経を使います。

 

現在は、特殊ガラス専門家でもある星野アルミ建材さんの高度な技術で作製中です。

もしかすると大失敗することも在り得るのですが、研究開発には失敗がつきものです。

星野アルミ建材様に何組もサンプルをつくって貰いました。

 

失敗の伴う様々な試験を行いましたが、失敗を糧にしなければ新製品などは出来ません。

しかし、そろそろ成功して星野アルミ建材さんには、恩返ししなければならないと強く思います。

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スプレー発泡断熱施工厚さ確認ゲージ…北斗市

2020-09-22 15:12:45 | ファース本部

樹脂をスプレー発泡施工で断熱層を形成するためには、多くの試行錯誤が伴いました。

前例の全くない手法を試みるには、スプレー発泡施工業者さんも疑心暗鬼でした。

私は、32年前の平成元年に一般住宅に樹脂スプレー発泡断熱で家づくりを行いました。

 

自分の想い付きでも自分の責任で家づくりを行う場合は、お施主様が同意してくれると、どのような家でも創れるものです。

あくまでもお施主様が同意して、自分がしっかりと責任を負えることが前提です。

 

日本で初めてのスプレー発泡断熱の家は、車で数分の北斗市内(旧上磯町)に平成元年の11月に竣工しました。その当時はファース工法と云う名称などもありません。

そのお施主様が入居して直ぐに年末年始を迎えますが、その家の暖かさに大喜びでした。

 

それからは、自前で建築する家だけでなく、仲間の工務店にも推奨して行きました。

フランチャイズ展開を行うのは平成5年になってからです。

建築したお施主様の高評価で自信を持ちましたが、断熱材の厚さ特定は針を刺して行うのが通例でした。

 

この従来に無かった断熱気密工法は、公的な認定や評定を受けなければ確認申請もままならない状況でした。そのため、何度も東京霞ケ関に足を運ぶのですが、「断熱気密層に針を刺したら気密性がとれない」との指摘で却下です。

 

その際の遣り取りでは、「それでは針を刺さずに厚さ特定が出来たら認定して頂けるのですね」と審議員(国から委任された大学教授11名)の先生達に念押しして来ました。

そこで出来たのがこの「スプレート」(写真)と云う厚さ特定ゲージです。

 

10㎜ずつ折れるように溝を付け、先に鋲が付いております。製品化して直ぐに特許出願を行いました。

このスプレートの存在で断熱評定に続き、気密認定も交付されました。

研究開発と云う仕事は、ないモノを創りだせる実に遣り甲斐のある行いです。

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潜熱蓄熱材タイトプレート…北斗市

2020-09-21 16:29:07 | ファース本部

ファース工法には、潜熱式蓄熱材タイトプレートを使用しております。

これも蓄熱効果を試すため、試行錯誤の実験をベースに辿り付いた蓄熱法です。

開発当初のファースの家は、蓄熱量の大きい砕石を床下に敷設しておりました。

砕石は日射熱で高温になった90度熱も、-10度の低温も蓄熱、蓄冷してしまいます。


私達は、冷暖房に適した20度から30度くらいの範囲で熱を溜める仕組みを見出しました。

それがポリプロピレンの容器に特殊な液体(時に個体)を詰め込んだタイトプレートです。

この効果で、暖房が止まっても約6時間、冷房で約2時間の快適さを保持できます。

省エネ性も年間で平均約210kw(4000円)の負担を緩和できます。

 

これは住友化学の関連会社がファース工法専用部材として特別に設えてくれた蓄熱材です。

以下は、メーカーの住化プラスチック株式会社のホームページの抜粋です。

【福地建装のFAS工法住宅は、同社が何千棟という数の住宅建築に関る過程で、100年以上快適な住宅を造れるのか、ゼロエネルギー住宅は可能か、健康住宅は何を基準にするか、等の問題を追及しつづけた結果生れた高い耐久性と気密・断熱性能を持つ住宅です。
冬場は内部発生熱と窓から入る太陽熱を蓄熱、夏場は専用エアコンの効果により蓄冷することのできる、高熱容量の住宅を支えているのは、床下のFAS専用蓄熱パネル「FASタイトプレート」です。FAS工法住宅は当初は床下に蓄熱材として砕石を使用していましたが、FASタイトプレートの採用によって一段と高性能を実現できました。砕石は放熱で発熱体自体の温度が下がりますが、FASタイトプレートは一定温度で長時間発熱を続けます。夏場、25℃以上の気温になると、FASタイトプレートの吸熱量は砕石と異なり大幅に低下する特性となっており、熱い夏場に余計な放熱を起こしません。この優れた蓄熱性能はパッシブ・スミターマルで実現されています。】

一流企業のホームページに記載の記事ですが最初は、メーカーも疑心暗鬼の様子でした。

それが実績歴30年になり、現在は既に「#ファースの家」で20万枚ものタイトプレートが使用されています。

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カビの無い家づくりの研究を…北斗市

2020-09-20 12:53:30 | ファース本部

カビのもとになる真菌(カビの胞子)は、外気を浮遊しています。

現在、私達は前橋工科大学准教授の三田村輝章先生の指導でカビ測定器をファース・メーカー協力会(FMA)からの支援金で購入、全国各地で外部真菌と家屋内の真菌量を調査研究しております。

 

もともと家の中に真菌はありません。

それが外気から色々なルートで持ち込まれた真菌が、一定の温度と湿度などの要件が揃えばカビとなって具現化します。

 

住宅に換気が必要ですから外気からの真菌を食い止めることは出来ません。

真菌が家屋内でカビとなるには、温度、湿度、空気動等の要件を満たす必要があります。

私達は、この真菌をカビにさせないための要件を満たす仕組みを構築しています。

 

家屋内に換気などで侵入した真菌は、温度、湿度、酸素、空気動等の栄養素が整い、真菌胞子が発芽して菌糸を成長させてカビになります。

真菌(カビ)を私達は上手に活用して食品、調味料、医薬品として利用しています。

清酒、焼酎、醤油、鰹節、漬物、納豆もカビを活用した食品とも云えるでしょう。
ヨーグルトやチーズ、ワインなどもカビ活用の食品で、「良いカビ」の種類です。
「悪いカビ」は、「カビアレルギー」「カビ感染症」「腐朽菌」でモノを腐らす健康被害をもたらします。

また、カビの胞子を吸い込むと小児喘息になり易くなると云われます。

悪いカビを出さない家とは、温度、湿度、酸素、空気動の四要素をなくする事です。
私達の「♯ファースの家」は、この四要素を抑える実践を行っております。

「健康住宅を延ばす家」唱える上は、この四要素をもっとも重要視しています。

写真は、以前、前橋工科大学の三田村教室で「#三田村輝章」先生と撮ったモノです。

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ピンピンコロリの法則…北斗市

2020-09-19 16:03:50 | ファース本部

北海道の家の多くは、断熱気密が行き届き一定以上の暖かさを保つ家が殆どです。

私が子供の頃は、朝起きると布団の上に薄っすらと積もった雪を振り払う事もありました。

木造の家の多くは、外壁を下見板と云われ、幅15センチ、厚さ1.2センチの木板を下から順々に重ねて貼って行きますが、下から見ると板の切り口が見え、それが語源と思います。

 

内壁は羽目板と云いますが、板の板目の文様が色々な形に見え、芸術的な感じにも思えます。

実際は、突合せで打ち付けており、乾燥して少しずつ隙間が大きくなるものです。

当時、断熱材などはありませんでした。氷点下の猛吹雪になると乾いた粉雪が家の中を舞っています。

 

慶応大学教授の伊香賀先生や首都大学東京名誉教授の星旦二先生などが調査研究している、家の暖かさと健康寿命では、北海道の健康寿命が長いと云う数値が出ています。

それは、北海道の家には断熱材がしっかり充填され、隙間もなく暖かいからです。

 

ところが北海道から津軽海峡を渡った本州では、極端に断熱気密性能が劣ってきます。

まして九州南部では、断熱材の充填されていない住宅が多く存在しているのです。

本州南部と云えども真冬には、気温5度を下回る日々が続く事も多くあります。

 

断熱材の入っていない家は、暖房機材のある部屋と部屋では気温差が大きく異なります。

真夜中に温まった布団から出てトイレに行く際や、居間から浴室で入浴する際にヒートショックで脳疾患、心疾患で重篤な病気や亡くなる人も少なくありません。

 

今や住宅の断熱化は、省エネ目的から完全に健康保持が目的となりつつあります。

住宅の断熱が悪くて病気なった患者さんは、その医療費負担も膨大となります。

私も敬愛する「#星旦二」先生の著書に「ピンピンコロリの法則」(写真)と云う本があります。

「元気で長生き、亡くなる時はコロリと逝く」その生き方が書かれています。

ファース・グループの工務店さんも星先生の研究を尊重して家づくりを行っています。

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家の熱損失係数(Q値)の仕方とは…北斗市

2020-09-18 17:37:45 | ファース本部

家の熱損失係数はQ値といいますが、これで暖房費を積算できます。

全ての断熱材は、熱伝導率(λ)と言う特性を持っています。

その断熱力は、その断熱材の熱伝導率(λ)と断熱材の厚さ(d)で計算致します。

 

断熱材の厚さ(d)を、断熱材の熱伝導率(λ)で割り、熱抵抗値(R)を出します。

その熱抵抗値(R)の逆数が逃げる熱量、つまり熱貫流率(UA値)と云う事になります。

 

熱伝導率0.04w/kmのグラスウール100ミリの場合は、厚さ100ミリをm換算すると0.1mになります。0.1÷0.04=2.5になりますが、この2.5が熱抵抗値です。

2.5の熱抵抗値の逆数は、1÷2.5=0.4となります。

このUA値0.4の単位w/㎡Uは、wが1時間の貫流熱量であり、㎡のグラスウール1㎡の面積から内外温度差1度で0.4wを意味します。

上記のグラスウール100ミリで、床30㎡、天井30㎡、壁100㎡に充填し、外気温5度、家屋内20度で気温差15度の場合は(0.4×30)+(0.4×30)+(0.4×100)×15=960wこれに窓(例えば30w)と隙間や換気(例えば40W)から逃げる熱量を加えます。

つまり960w+30w+40w=1030wとなります。室内を20度にキープするためには、常にキロワット換算で1.03kwの煖房熱量が必要と言う計算になります。

隙間や換気からの熱損失量は、家屋の断熱気密層の内側の容積(気積)×換気回数×空気の比熱(空気1㎥あたりの含有熱量)の掛け算で算出できます。

合計数値が総熱損失量、それを床面積で割った数値が「熱損失係数Q値」となります。

100㎡のQ1住宅場合は、100㎡の1×100=100となります。

これに内外温度差を掛けることで、暖房に必要な熱量は計算できます。

最近の公的書式は床、壁、天井のUA値だけで済ませますが、家全体の総熱損料を求めて床面積で割った数値のQ値でなければ使用熱量は計算できません。

写真は、北海道北斗市ファース本部の本社で定期的に行う熱計算講習会の様子です。

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新築引き渡しは娘を嫁に出す心境…北斗市

2020-09-17 17:30:01 | ファース本部

計画段階から様々な遣り取りが行われ、受注契約のあとには地鎮祭、上棟そして仕上げ工事になり、いよいよお引き渡しする家は、我々施工者にとって娘を嫁に出す心境となります。

お施主様から慕われて、そのご家族を幸せに出来るかどうかが問われるのです。

嫁ぎ先(お施主様)と私達施工業者は、長いお付き合いとなります。

 

今日は、北斗市内に建築したファースの家のお引き渡し式を執り行いました。

私達施工業者は、日常の事ですがお施主様にとって一生涯にわたり住み続ける住宅です。

引き渡しは、丹精込めて、つくり育てた娘を嫁がせるのです。(写真は送った鉢植え花)

 

家はお引き渡しを行い、引っ越しが始まった時点から様々な事象が見え始めます。

ヒトが動いてモノが置かれ、生活が始まると床が擦れ、モノの当たった箇所もでます。

特に生活空間では、生活発生水(水蒸気)や空気汚染物質等も発散させます。

 

家づくりとは、お引き渡しが終わり、住み始めてからが本当の家づくりの始まりなのです。

嫁に出した可愛い娘が、お施主さまに愛されることを切に願うのは親なら当然です。

今日、お引き渡し式を終えた「#ファースの家」は、北斗市内なので直ぐに駆け付けられます。

 

ファース本部の工務店部門フクチホームは、ファースの家でない普通の家のメンテナンスも行います。

ファースの家のメンテナンスには、かなり専門的なスキルが必要となります。

ファース本部には、研究開発室があり、温熱環境のエンジニアも存在いたします。

 

嫁がせた娘がしっかりと役目を果たせるよう支援するのも、親の責任でもあるようです。

昨日は、ファースの家開発創設者である、自分のファースの家の上棟祭を終えました。

33年前にファース工法が出来てから、始めてファースの家に住めることになります。

家づくりと技術的な研究開発室は、住む人を幸せにするための裏表のように感じます。

 ファース本部オフシャルサイト毎日更新

#ファース工法」「#空気サラサラ」「#ファースの家」「#福地建装」「#フクチホーム

 

 

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上磯中学校のSDGs取り組み…北斗市

2020-09-16 17:15:28 | ファース本部

今週いっぱいは雨の予報でしたが、今日の午前11時から執り行われた我家のファースの家上棟祭の時間になると、暑いくらいの陽射しが照りつけてくれました。

妻からは、やっぱり貴方は「晴れ男」とめったにない称賛でした。

 

我家の上棟式は、福地建装の守り神と云われる森三吉神社の宮司、本庄雅美さんに日本伝統方式に則った古式豊かな本格的神事で行いました。

 

お隣さんの上磯中学校には、上棟祭の神酒を校長先生と教頭先生にお届けしました。

上磯中学校に出向いたら校長先生の海野厚二さん(写真左)と教頭先生の名生達也さん(右)が対応してくれましたが、お二人の先生の胸にはSDGsバッジが輝いております。

 

上磯中学校の指導要綱にもSDGsの各項目がしっかりと記述しておりました。

北斗市のSDGsは、市長の池田達雄さんが立候補する際にSDGs理念を基軸にしての街づくりを宣言され、市長に当選されました。

「誰ひとり取り残さない社会構築の実現」がSDGs要項の大切な部分です。

 

このSDGs要項を学校教育に活かすため北斗市教育長の永田裕さんは、池田市長の意を酌み北斗市市内の各学校に具体的な啓蒙を促しております。

「誰ひとり取り残さない」を掲げる要項は、上磯中学校の海野校長、名生教頭の教育方針とも合致します。

 

教育指導資料には、例えば体育学科の「3の健康と福祉に繋がる」、勉強の在り方で「4の豊かな教育」、いじめ防止や仲間づくりで「5のジェンダー平等」と「16の平和と公正」、全校での平定を目指そうと「17のパートナーシップ」などを掲げています。

 

このような項目を指導資料に散りばめることでSDGsを生徒は、少しずつ意識して行く事でしょう。

上磯中学校の吹奏楽倶楽部は、奇跡的とも云われるようなA編成(50名演奏)で5年連続全国大会に出場し、いずれも「金賞」を授賞しています。

 

年に3割の部員が入れ替わる部活動で、連続で全国大会出場さらに金賞授賞は、顧問の中條淳也先生の指導力が秀でている証しでもあります。

これも校長、教頭、教育長、市長などの理解なくしては成し得ないのかも知れません。

池田達雄市長の北斗市における「#SDGs」の【誰ひとり取り残さない】の政策は、学校教育、社会教育も含め自治体経営の色々な部分に活かされているように感じます。

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