「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」
これは武田信玄の有名な言葉です。
人財こそ強固な守りになる。
情けは人の気持ちを繋ぐ。
それでも仇(あだ)が多ければ国を滅ぼす要因となるのであると云うのでしょう。
武田信玄の時代は、各藩が国であり、領土を広げる国盗り戦争が多かったのです。
写真の石垣を構築するには、相当の資材、人財、資源を集める必要があります。
その石垣や城郭が壮大であるほど、その城主の「支配力」を鼓舞、表現したのでしょう。
現在のようにブルドーザーやクレーン車などの無かった時代です。
建築に携わるものとしては、機械なしでこの石を積み上げることを想像しただけで気が遠くなりそうです。
論より証拠で歴然と、そこには数百年前に建造された石垣が現存しています。
私はお城を見て歩くのが好きで、その城郭を建造した人々の人間像が見える気がします。
奴隷のように鞭で脅されてつくる城郭には、作り手のロマンなどは滲み出ません。
武田信玄の「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」の格言が生きています。
「情けは味方、仇は敵なり」に凝縮されているように思われます。
この言葉は、私達企業経営者にもそのまま当てはまるのです。
8月31日、八月最後のコラムは武田信玄の格言に致しました。
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