立って半畳・寝て一畳…北斗市・ファース本部
「起きて半畳寝て一畳、天下取っても二合半」と続きます。
これは江戸時代初期に出来た諺だそうですが、私達人間の果てしない欲望を戒める言葉として出来たようです。
確かに畳一枚の広さがあれば眠れますし、起きても半畳、畳半分で足りるのです。
天下取っても二合半とは、どんな地位についても二合半の飯しか喰えないのです。
清貧をむねとして慎ましく生きなさいと云う事なのでしょう。
人生に欲を言えばキリがなく、お腹をすかさず、家に住めて、衣服を着られるだけでも幸せだと思考すべきと云う事です。
金儲けを咎める事など出来ませんが、儲けた分は社会に還元しなければなりません。
金持ちは不幸の始まりとも云います。
金儲け主義は、その分が誰かの儲けを削いでいるからです。
「起きて半畳(写真)寝て一畳、天下取っても二合半」この格言を咀嚼すべきなのでしょう。
青臭く綺麗ごとのようになりますが、貧乏だからこそ上を目指す事が出来ます。
私達は、「生きているだけ幸せ」と、など云えない生き物のようです。
目指す上とは、困っているヒトに少しでも力になれる事なのでしょう。