高温多湿の日本では昔から「夏を旨とすべし」と云われてきました。
開放型にして通気を促しながら真夏を乗り切ろうとの趣旨なのでしょう。
しかし沖縄県を除く北海道から鹿児島までの本州では、平均気温が一番高い宮崎でも真冬は0℃近くまで気温が下がります。
もともと温かい地域では住宅に断熱材などを充填する事を重視しておりませんでした。
断熱材のまったく入っていない住宅も多く現存いたします。
室温が外気温と同じになる事もあり、懸命に暖房しながら暖を取ることになります。
いくら暖房しても温かい熱は上にあがり、人のいる床部分は冷たいままとなります。
暖房機から離れると寒さを感じるため、冬に人の行動は抑制され、炬燵に入ったままで過ごす時間が長くなるのです。
運動量が減るためカラダの衰えが早くなり、暖房している部屋から廊下やトイレ、浴室での心疾患や脳疾患の確率が高まります。
温熱環境を研究する機関では、真冬に氷点下の続く北海道での心疾患、脳疾患の疾患率が低いのは住宅の断熱性能の差であると断定的に結論付けています。
今は温暖地といわれる九州で多くファースの家が建築されています。
宮崎に住む人は、ファースの家の玄関に入った瞬間にその違いを認識します。
写真は先ほど執務室のデスクから撮ったサーモグラフィ画像ですが、見事に寒い部屋です。
ファース本部の北斗市本社の社屋は35年前に建造したもので、一通りの断熱材は充填しているのですが、断熱材開発など、ファース工法が出来る前の建物です。ここは見事に寒い!!
ちなみにファースの家は、床面と天井面の温度差は1℃程度に抑えられます。
元気で健康で長生きするするには、「冬を旨とすべし」に限るのですね。
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