豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

幸せの定義を思考する…北斗市

2015-08-31 18:09:33 | ファース本部
本当の「幸福」とは何かと思考してみると、人生価値観などは人それぞれに異なることから100人100様の「幸福観」がありそうです。
何もない平凡な事とは、退屈で詰らない事のように思いがちです。しかし、自分の体調に問題があったり、身内が病気や怪我をしたりした時などに平凡さの大切を感じるものです。

私達は「独りだけで何が出来るか」と思った時、実は何も出来なくなってしまうものです。私自身もそのように実感したことが幾度もありました。
社会に何が出来るかではなく、平凡な暮らしの中から自分の無理なく出来る事を見出して行く事が賢明なのでしょう。

調停業務では大金持ちが亡くなり、その人の遺産相続紛争を目の当たりにしました。
トビ職の先輩は、決して大きな家に住んでいなくとも、優しい奥さんと気立て良い娘さんと孫達に看取られて逝った姿が幸せそうでした。お金や資産の有無は、幸せ尺度になりません。

今日は終日、社内業務の自分の執務室で原稿執筆や、新しく開発しようとしている起案に対する裏付け情報を検索するなどのデスクワークに専念をしておりました。
私達は、特別な人間になろうと意識せずとも、その平凡な生活の中から少しでも、社会貢献出来る自分がいるのかも知れません。

ふと自分の執務室の右手の窓から見た函館山が稜線をクッキリと際立たせて佇んでいます。明日から9月、このように日々を坦々と平凡に過ごせる事はこの上ない幸せなのでしょう。
写真の遠くに見える函館山も肯いているように感じてしまします。
さて明日はまた札幌移動となりますが今度は空路に致します。

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家づくり・「冬」を旨とすべし…札幌市~函館市~北斗市

2015-08-29 21:16:52 | ファース本部
徒然草の「夏を旨とすべし」は、日本の高温多湿気候を上手に暮らす知恵を綴ったものです。
「夏を旨とすべし」とは、日本家屋の開放の文化を象徴しているのでしょう。
家づくりにおける温熱性能に高気密、高断熱と言う意識がなかった時代の考え方です。

日本の気候の中で野放図な高気密高断熱住宅は、一気に家が腐るなどの課題が顕著であったことから、風通しの好い家を推奨したい住宅業者側の都合もあったようです。
しかしながら現代社会では、殆どの家にエアコンが入り、内部の熱を外部に追い出す事から、いわゆるヒートアイランド現象と称する異常な暑さを感じさせるようになりました。

エアコンの設置しない家の中では、脱水症状で健康障害を起こす事件が多く発生します。
東京大学准教授の前真之先生は、「家は冬を旨とすべし」と公言しています。
また多くの温熱と健康を研究する学者の方々は、省エネ住宅こそ健康空間なのだとするエビデンスが多く公表されるようになりました。

今日は、北海道ファース会の桧山会長が事務局長を務める健康省エネ住宅国民会議北海道協議会主催の勉強会を行いました。
写真右手前から北海道協議会会長の牧康昌さん(STVラジオパーソナリティー)、私の隣が北海道建築技術協会常任理事の佐藤潤平さん、そして基調講演を行った首都大学東京・名誉教授の星 旦二先生です。

牧会長からは、家の断熱が行き届いた北海道からスカスカ住宅ばかりの東京に転勤したユーザーさんのエピソードを紹介されました。
佐藤さんからは、コンクリートマンションの外断熱回収の効果などを発表して戴きました。
星先生の基調講演は、先生が提唱された「PPK・ピンピンコロリの法則」つまり元気に生きてあっさりと逝こうとの内容です。

世間で言われている生活習慣病とされる行動抑制は、むしろ不健康であると言うことを様々なエビデンスを示してのお話でした。
家の断熱性能を向上させ住む人は、くよくよせずに前向きにポジティブな生き方こそが「PPKの法則」だとする講話はとても納得できる内容でした。

さて、今日はJRでの北斗市~函館~札幌往復でのセミナー参加でした。
乗り物に乗っていた時間が往復9時間、会場滞在時間3時間、日帰り札幌は厳しいですね。

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どうなったかではなく自分はどうするか…北斗市

2015-08-28 17:47:08 | ファース本部
世の中は、「誰がこうしてこうなった」とする論評が溢れています。
社会現象を分析して講評するのも大切な仕事なのでしょう。
この講評に主観的な要素が加わる批評には、批判めいた酷評に変わることもあります。
私は、従前の仕組みや遣り方を改革してきましたが、バッシングに近い酷評ばかりでした。

私は、「このようにしてこうなった、然るにこのようすることを提唱する」との講評があまりにも少な過ぎます。世の中は、総評論家の様相をなしているようにも感じます。
他人や他社、他組織の行いを批判することはいとも簡単です。だったら貴方ならどうするか。

他所の行いを批判するのであれば、「然るに自分(自社)はこのように致します」との意見を示すことが重要です。
政治の世界では、野党が与党批判を行うことが役割なのでしょう。
しかし、私達のような企業人は、他社や他人の行動の批判だけをしているのであれば、やがてエンドユーザーの市場から追い出されてしまいます。

特に住宅産業は、お施主様の一生一代の家づくりを担うのですが、自社の家を売らんがために、他社の弱点を批評するコメントばかりが目立ちます。
どのような住宅システムにも一長一短があります。
お施主様のニーズに沿わない場合は、潔い対応も必要なのでしょう。

今日は数件のメール住宅相談の回答を行いました。
ある工務店で行った家づくりで、新築竣工間際になり、施主と工務店との信頼が一気に揺らぎ始めているのです。
契約前にその工務店経営者から、聞いた他社や他工法の欠点の話は、そのまま出来つつある自分の家に当て嵌まっていると言うことです。

一方、協力業者(下請けの大工さん)の、あまりにも乱暴な暴言で困り果て、対応策の相談者は、私にメールした夜に、施工工務店の社長が当事者である大工さんを同行して一緒に頭を下げて謝罪に来て行ったと言います。
翌日から一転して丁寧で優しい職人になったと……

多くの人で成り立つ家づくりは、工務店経営者の気付きや配慮でお施主さんと関係が左右されそうです。
さて、秋風が強く吹き社旗が真横(写真)になって揺れています。
明日は、日帰りの札幌出張となります。

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高温多湿になる日本の家づくり…春日井市~中部国際空港~函館空港~北斗市

2015-08-27 17:59:06 | ファース本部
家の温熱性能を熟知するためには、気温だけが熱でない事を知っておくべきです。
夏場の本州の温湿度は、気温30℃、湿度80%になることが度々あります。
この高温多湿の状態で蒸し暑く、不快指数が高くなることは知っています。

この状態の80%の湿度が「50℃」の気温に相当する事を知っている人は極めて少ないと思われます。
この湿度80%は、潜った熱の「潜熱」と言って、いわゆる水蒸気ですから目に見えず、熱いとの感触もありません。
せいぜい蒸し暑いと感じるだけです。

この潜熱は、外部から室内に侵入し、エアコン冷房時の室外機のフィンに接触した瞬間に、熱い熱の「顕熱」に変わります。
この気温30℃、湿度80%では、気温30℃に加え潜熱が顕熱に変わった50℃、合わせて80℃の熱があるとエアコンがサーチすることになります。
エアコンは、80℃の高温を冷やすためのフル稼働モードになるため、相応のエアコン稼働電力を消費することになります。

私達のファースの家は、平成元年から寒暖計に見える気温「顕熱」と、湿気の持つ潜った熱の「潜熱」と言い、双方の熱を足したモノが「全熱」で、その対応を行って来ました。
この全熱の事をエンタルピーと言います。

昨日訪問した、春日井市に本社のあるパナソニックエコシステムズ(旧松下精工)は生産販売する「全熱交換式換気扇」に「エンタルピー」対応した仕様(写真)が記載されています。
ファース本部が30年前から実践して来た温熱技術にようやく追い付いて来たようです。
私達は、既に次への段階であるゼロエネ住宅の技術に歩みを進めています。

さて、札幌、東京、名古屋、春日井と続いた大急ぎの出張でしたが、帰社するとまた別な仕事が待っておりました。
仕事のあることに感謝しなければ…

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モノの歴史と会社の歩み…東京~名古屋~春日井市

2015-08-26 22:51:49 | ファース本部
今日は、以前の技術提携していたパナソニック・エコシステムズ株式会社(旧松下精工)を訪問してきました。
以前のファースの家専用空調システムを作っていた会社です。
経営の神様と呼ばれた松下幸之助でであっても、二俣ソケットを発明して創業したものの、当初は経営が上手く行かなく、立ち往生した時があったそうです。

その時に助けてくれたのが「川北電気」と言う、扇風機メーカーだったそうです。
写真は、その川北電機が量産販売していた扇風機です。
松下幸之助は、この扇風機の部材を供給することで経営基盤を作り上げていったそうです。
天下のパナソニックも創業時には様々な辛苦に堪えてきたのでしょう。

また川北電機は後に、松下精工と合併しましたが現在、中東地域の換気扇は、パナソニックが川北電機のブランドで製造販売しているそうです。
このパナソニック・エコシステムズは、弊社との提携時期に、当方のオファに沿って作り上げた「ファイパーファン」と商品がヒット商品になって今も尚、何万台も売れています。

当時のパナソニックは、定期的に何組ものスタッフを北斗市のファース本部に研修派遣しておりました。
今でもファースの現場技術に影響されたと言う幹部職員が多くおります。
換気扇だけでなく、エアコンなども打てば響くような対応をしてくれたものです。

今後は、HEMS(消費電力の見える化装置)や太陽光発電、それに次世代型省エネ機材などでの提携が出来そうな気配です。
十数年ぶりで再会した方々の顔を見て新しい時代の提携の在り方を探る機会となりました。
さて、明日は調湿材スカットールのメーカーさんの富士シリシア化学本社の訪問です。

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得るモノと失うモノの比率は…札幌市内~新千歳空港~羽田空港~東京都内

2015-08-25 20:22:41 | ファース本部
北海道から昆虫のクワガタを大切に持ち帰った東京の孫は、東京の暑さに堪えきれず死んでしまった、つがいの雄の亡骸を見てひどく哀しんでいたそうです。
命あるものは、いつかは亡骸になります。
彼は哀しい出来事で生命の尊さを学んだようです。

私のように年齢を重ねると若者達のような体力的な躍動が出来なくなります。
運動量を確実に失って行きますが、その分の経験値は確実に得ているのでしょう。
長年一緒に仕事をしたパートナーが一身上の都合で辞めて行く場合があります。
その替わりに入社した人材と向き合うことで、新しいロケーションを見ることが出来ます。

弁護士の仕事を辞めて、バイクで全国行脚をしている青年会議所の後輩がいます。
彼は、法律事務所を後輩に委ね、弁護士会への登録をせずに完全引退で悠悠自適の時間を過ごしながらも、私のような現役者に旅先々での人の暮らしや自然光景を送ってくれます。
彼は、難関で得た法曹界の栄光を捨て、私達が得られない情報を与えています。
彼の行動は、仕事を辞めてから、もっと価値ある時間を過ごしているようです。

私達はいつも選択しながら歩んでいます。
右に行くと確実に金儲けが出来たのに、左に行ったために貧乏が……
しかし、その左への貧乏への道の先には、素晴らしく優しい人々の出会いがあったのです。

昨日は北海道で急逝した協力業者、社長の葬儀に参加してきました。
創業者の急逝でご子息などの後継者は、その遺志を継ごうとの真剣な姿を見ました。
このように考えると私達は、常に失いながらも、失った以上の得るモノがあるようです。

さて、今日は快晴の札幌(写真)からどんよりと曇った東京に遣って来ました。
現在の気温は、札幌23℃、東京22℃と東京の方が各自に肌寒く感じます。
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記憶に残る生き方を…北斗市~札幌市内

2015-08-24 20:44:07 | ファース本部
つい最近まで元気でいた人の急逝の報を受けて驚くことがあります。
人は、年齢に沿って順に終えるものでもなし、元気だから長生きするものでもなさそうです。
今日は、予定変更して札幌市内で行う協力業社様の葬儀(写真)に駆け付けました。
誰も行っていなかった時代から特殊な断熱施工に取り組んで戴いた会社の社長さんです。

当方のような住宅施工法の改革者の最初は、既存工法で生計を為している企業や個人の生活権を脅かす存在になります。
誰のためにそのような罪なことを行うかと言えば、住む人の幸せを優先するからです。
業者側の権利や、学者の権威を守ることでユーザー様の利益を守れることは出来ません。

「心豊かな経営者には、財務の豊かさが後から付いてくる」
このような青臭いことを唱えながら研究開発と企業経営を行ってきました。
私達に賛同する協力業者さんも最初は、仲間達から嫌がられたことでしょう。

アウトサイダーと評された私の住宅工法は、新時代における標準仕様になりつつあります。
自分がたった独りで行った仕組みでしたが、多くの賛同者によって育まれて参りました。
亡くなられた協力業社の社長様も末永く多くの方々の記憶に留まっていることでしょう。
葬儀に出て感じたのは、一生を関わった人々の記憶に残る生き方が求められていそうです。

さて、今日は明日からの愛知県出張の前の社内業務と整体治療の予定でしたが、朝の訃報に日程調整することが出来ました。
明日は札幌事務所で執務してから東京に移動します。

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家の電化は必然性が…北斗市

2015-08-23 15:45:19 | ファース本部
3・11の原発事故からエネルギーの在り方が問われています。
安全で安心できる電力供給は、生活権を守るため国家の責任で為されるものなのでしょう。
社会は少子高齢化が進んでおり、今後のライフスタイルを思考すると電気エネルギーの賢い活用が必須になります。

ガスと電気、石油と電気などの対抗意識は、まったくナンセンスです。
ガスを燃やし、石油を燃やして電気をつくり、その電気を上手に使うことで便利さ、安全性が向上します。
太陽光発電で電気自動車のバッテリーに電気をため、夜に電気エネルギーとして活用する工法も研究しております。

電気エネルギーは、様々な分野に利用できます。
また、家庭においても冷暖房は、エネルギー消費効率を向上させることで、10倍近くも省エネ化を図ることも可能です。
電力自由化に備え業界は、一体化し電気エネルギーの有効活用を推進すべきなのでしょう。
私達ファース本部は、相当に先進的なところまで実現できていると自負しています。

さて、今日の日曜日は完全休養の日ですが、エアコンのエネルギー消費効率の事で問い合わせがあり、急遽出社してきました。
写真はどんな立場になっても安定供給のために奮闘する電力マンの姿です。

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産学連携事業の推進を…東京都内~羽田空港~函館空港~七飯町~函館市~北斗市

2015-08-22 20:20:40 | ファース本部

産学連携事業とは、私達の企業が行う研究開発を、大学などの公的な研究機関などと連携して共同研究を実施し、様々なイノベーションの創出に繋げることを目的とした事業です。
政府は、現在実践している地方創生事業などでも、盛んに産学連携事業の推奨をしています。

弊社は、学卒者がいないこともあり、大学などのとの交流が全くありませんでした。
私達が開発した「ファースの家」のようなベンチャービジネスは、全く独自な発想に基づくもので、学術者からむしろ疎まれてきた感は無いでもありません。

私達が行ってきた温熱関連の研究開発は、学術的な進捗より先に、弊社の方が実践してきた経緯のあったことが、毛嫌いされた要因なのかも知れません。
オール電化住宅、樹脂スプレー断熱、パネルの要らないソーラーハウスなどと、従前に無かった仕組みや技術を独自に開発して世に送り出して来ました。

2020年義務化の温熱性能は、弊社が30年前から実践してきたモノです。
しかし、産学連携がなかっただけにメジャーに成り得なかったとする声を多く耳にします。
20年以上も住み続けている沢山のユーザー様からは、高い評価や激励を戴くようになり、年間何百棟も「ファースの家」が全国に建築されるようになりました。

色々な資材メーカーさまも熱心に産学共同のバージョンアップを推奨されております。
今年の「全国大会in札幌」では、ファースの家の専用樹脂サッシメーカーのエクセルシャノン様のご縁で、東京大学の前准教授からご講演を戴いたことを機会に、具体的な産学共同研究のテーマを絞り込んでいます。

今日は、東京大学の前准教授をファースの家のユーザー宅にご案内した後、大沼のゲストハウスで集合しました。
写真右からエクセルシャノンの末光さま、私の隣が前准教授、弊社智専務、クラボウの山本部長、関西化成の田中課長です。
一緒に東京大学との産学連携の在り方を協議することが出来て実りある時間でした。

さて、明日は日曜日、久々に終日休養が出来そうです。
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モノの向こうに人がいる…東京都内

2015-08-21 22:27:19 | ファース本部
デジタル時代になってからは、時間の進み具合がトンでもなく速くなっています。
3年前の商品は、型落ち品として安価に放出されるようになりました。
「そんなに急いで何処へ行く」と、自動車のスピード違反を諫める標語のように、まさに急ぎ過ぎの感があります。
それでもそのスピードについて行けなければ市場から摘み出されます。

時代の潮流は、怒涛のように流れています。
今日は東京ビッグサイトで開催している、建材フェアー(写真)を見学してきました。
毎月コラム連載記事を執筆している日本住宅新聞さんの招きによるものです。
ところが、日本住宅新聞さまの他にも多くのメーカーさんが出展しておりました。

自分の名札を胸にかけて見学していると、メーカーの見知らぬ人から声を掛けて戴きました。
知らぬは自分ばかりのようです。
住宅関連の機材、建材メーカーの方々の多くが私を知っていることに驚きました。

私は、30年前から省エネ関連の住宅システムを開発して世に送り出してきました。
しかし、当初は誰も相手にしてくれないどこか、奇人変人扱いをされたものです。
それでも表面に出られなくとも、気持ちの上で共感して戴く人が大勢いたようです。

2020年から次世代省エネ基準が、基準から規制となります。
つまり基準以上の家でなければ建築出来なくなるのです。
奇人変人と言われた私の行って来たことが、まさに標準化することになります。
どんなに奇人変人扱いをされても、研究開発そのものを認め、支援して戴いた方々が大勢いたと言うことです。

今日はそのようなメーカーの方との出会いに感銘です。
夜は、日本住宅新聞さまのご招待で東京ドーム、北海道ファイターズの試合を観戦しました。
商品や組織、そしてその仕組みの向こうに多くの血の通った人々の存在があります。
奇人変人扱いされたとしても、人との関わりを大切にして来たことが通じていそうである。

さて今日は何とか雨をかわしながら1日を過ごせました。明日は北海道に戻ります。

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空虚な講釈が…札幌市内~新千歳空港~羽田空港~東京都内

2015-08-20 18:46:47 | ファース本部
今日は早朝移動、空港のビジネスラウンジで仕事をしてきました。
私の後には、ビジネスマンと思われる数名の人達が入ってきました。
ラウンジ内は、私のようにパソコンに向かうもの、読書をしたり、新聞を読んだり、静寂な空間だったのですが…

席に付くなり、グループのリーダーと思しき人が、部下たちに「人とはどのように在るべきか」と言う話をし始めました。
食事をしながら何とも声がでかいのです。
取引先の折衝術から、しだいに人生哲学がテーマーなったようです。

服装のあり方、言葉の発し方、話の聴き方、そしてサラリーマンは何と言っても最初に人間である事が基本であると強調しておられました。
全てがサラリーマン手帳に書いてあるマニュアルのような内容なのですが。
部下達は神妙に話を聞いている「ふり」をしているようにも見えますが……

ラウンジ内にいる多くの方々も、また部下達も閉口しているのが態度から伺えます。
話題に出た「先輩に対する意見の述べ方」を実践するのは誰だろうと思っていました。
このリーダーが部下の能力を見極めるための行動なら意義深いのですが…
このような場面で、先輩にしっかりと「場所での慎み方」の意見が出来ればと思うのです。

誰よりも基本を欠いているのは、他ならぬグループのリーダー格その人なのです。
意見を述べさせるには、意見を受け入れる隙間を作ってあげなければなりません。
このリーダーは自分の姿に気付いていない。気付きの無い人が講釈を述べると空虚です。

今日は提携先のメーカーさんで色々な講釈を述べて来たのですが、そう言う自分もまた、空虚な講釈ではなかったかと顧みています。
写真は、弊社東京事務所で撮ったのですが、何とも怪しい空模様です。

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北海道から発信する電気自動車…北斗市~函館空港~新千歳空港~北広島市~札幌市内

2015-08-19 19:01:30 | ファース本部
電気自動車の開発は、その課題となるのが自動車内の冷暖房です。
エンジンが搭載されないので熱源がありません。
電池に溜めた電気エネルギー消費するエアコンを用いることしか方法がありません。

ところがエアコン冷暖房には相当の電力を消耗させてしまいます。
特に寒冷地で気温マイナス10℃以下にも低下する外気の中で暖房すると、自動車の走行距離を極端に短くしてしまいます。
そこで私達の断熱技術を生かそうとの目論みです。

車をしっかりとした断熱材で包んでしまうと、乗り込む人の発生体温、バッテリー発熱温などは、エアコンの大きな熱源として使えます。
断熱効果は、断熱材の厚さと熱伝導率で決まりますが住宅と異なり、厚さに限界のある自動車に対して様々な課題を克服しなければなりません。

今日は北海道発の電気自動車を共同開発しているプロジェクトチームの一員として断熱技術を担当する弊社が断熱技術者を伴い、施工打ち合わせに参加してきました。
開発に課題はつきものです。様々な知恵を出し合えば何とか形になるもの。
厚さのとれない自動車断熱に真空断熱材を絡めて行う手法を検討しています。

ところが真空断熱材は、少しの傷で真空でなくなり、断熱材としての機能を失います。
その特性を熟知した上で車の断熱力を向上させようとしておりますが、来春にはモーターショーに出品する日程で研究開発を行っております。

またその先は、寒冷地だからこそ可能な技術を活かした「北海道発信の電気自動車」を製作販売する目的も浮上して来ました。強かにチャレンジして参ります。
写真は大手メーカーの電気自動車で充電中の様子です。

さて、今日は秋晴れの空を函館空港から新千歳空港に飛行機移動して札幌泊まりとなりました。
明日は残暑の残る東京に移動します。


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自己主張と自己管理…北斗市

2015-08-18 17:45:58 | ファース本部
最近読んだ自己管理読本なる書籍には、「俺が、俺が」と自分の能力を際立たせようとする自己主張の強い人は、他人から好ましいと思われない傾向があるとの記述がありました。
常に控えめで、遣ることをしっかりと行なっている人の評価は必然的に高くなります。

あれは俺が遣った、あの成果は俺の働きだ、あいつを幸せにしたのは俺なのだ……
自分の評価は、自分以外の他人が行うものであり、手前味噌の自画自賛ほど嫌われます。
「能ある鷹は爪を隠す」との諺にあります。
能力のある人は、常に潜在させておき、いざという時にパワーを発揮する!絶対にこの方が格好いいと思うのですが…

もともと日本では、自己主張するのが「はしたない」とされる文化でした。
持った能力がありながら表面には出さず、常に控えめにすることこそが「奥ゆかしい」とする感性が私達日本人のメンタリティとして潜在しているようです。

一方、西欧人は、自分の能力を自らが徹底的に売り込み、自己主張するのが当然なのです。
その自己主張を魅力的と評価されるのですがアメリカの大統領選挙などはその典型かも。

この自己管理読本には自分のネガティブな健康状態を人に知られないようにするのが、日本人の美徳だとの記述があります。
体調不良を他人に告知しても得るものなど何もありません。
特に経営者は、体調不良であっても健康そうに装う事が必須であるとしています。
体調不良は、自分自身の自己管理の拙さを主張する恥ずべきことなのだと…

写真は国会議事堂ですが、我国の国会議員さん達のレベルはどのあたりなのか。
しっかりと先を見据えた立派な代議士も存在します。しかしまたその逆もまたいそうである。
さて、今日は研究開発の草案や情報集めに時間を費やしていました。明日は札幌です。

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CO2排出量の目標と実効性…北斗市

2015-08-17 17:53:40 | ファース本部
望月環境相は、14日に現況の火力発電所(写真)のCO2排出量対策が不十分だとして、監督官庁の経産省に「是認できないと」との意見書を送付したとする報道がありました。
電力自由化に基づき全国に現在は35社の発電会社があるとされます。

この35社は、先月7月17日に業界全体で2030年度のCO2排出量を2013年度対比で35%削減するとの目標をまとめました。
ところが具体的な手法や手段は明記されておりません。
このまま推移すると目標達成が難しいと危機感を抱き、経産省と連携をしながら実効性の伴った対策に取り組むとしております。

経産省は、電力会社など産業関連の監督官庁で産業全体の活性化をはかることも重要な役割の役所です。
一方環境省は、環境保全を保持するための仕事を遂行する役所です。
また国土交通省は、出来上がった家の温熱性能などを管理監督する役所とも言えそうです。

日本の役所は縦割り組織とも言われます。
CO2排出量は、農水省が監督官庁である農業、漁業なども大きな関わりを持っております。
もっと言えば、私達が生活することで少なからずCO2を排出しております。

豊かで快適な生活環境を保持しながら自然にCO2排出削減が可能な家づくりを実践することは、私達のような温熱性能を研究開発する会社に大きな役割がありそうです。
私達の仕事は、縦割り行政に左右される事などありません。
ただひたすらに住む人の快適空間と幸せづくりを目指しているのですから…

今日は、休み明けの役員会議を行いました。
私達の業界は、正月休みのある1月から3月までの立ち上がりが遅いため、このお盆休み明けが下半期と言えます。
新しい取り組み姿勢の確認を行いました。
2020年省エネ基準義務化に向けて、弊社の仕事はまさに追い風なのですが、気を引き締めて事業遂行を行います。

さて、お盆明けで暑さは過ぎ去ったようですが、天候不順は続きそうです。
今の北斗市は曇りで執務室から函館山が確認出来ます。
しかし、やがて恵みの雨になる予報です。

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平成27年の終戦記念日も過ぎて行く…七飯町~函館市~北斗市

2015-08-15 19:17:33 | ファース本部
1945年、今日8月15日に玉音放送(天皇陛下自らの「無条件降伏」を知らせる放送)が行われ、たくさんの尊い命を犠牲にして終戦となりましました。無条件降伏とは、戦争での負けを宣言することです。
ゆえに「終戦記念」なく「敗戦記念」だとする声も多くあります。

事実、連合国軍の占領下にあった1952年4月27日までの新聞紙上では、「降伏の日」「降伏記念日」「敗戦記念日」と記述していたと言います。
ところが焦土と化した日本国の再興を促すためには気概が必要だと、後ろ向き文言を避けようと「終戦記念日」と変えたと言う記述もあります。

ともあれ8月15日は、不戦の誓いを復唱しつつ、平和な世界を構築するための知恵や工夫をいっそうと問い直す1日なのでしょう。
世界の戦争をなくするために、我国が戦争を仕掛けられないために、そのために私達日本人は何を為すべきか……

記念日の呼び名で議論するよりは、支持政党の唱える文言に左右されるのでもなく、私達の個人個人が平和な世界を保持するために何を為すかを考える日がこの8月15日なのでしょう。
そして今日その8月15日も暮れようとしています。


今日は神奈川県からご来訪されたお客様をご案内して久々に五稜郭タワーや外人墓地に行ってきました。
写真は函館山山麓にある海峡を見渡すような外人墓地です。
この墓地には国内で亡くな外国人(白人、黒人、ロシア人、中国人、朝鮮人など)の御霊を一緒に亡くなった日本人とともに手厚く祀られております。

今朝の土砂降りの雨も綺麗にやんで、充実した時間を過ごすことが出来ました。
さて明日は、帰省していた娘家族も帰京してお盆休み最終日を迎えます。

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