湿度の高い時にエアコンを稼働させると電力使用量が多くなります。
エアコンは、気温と同時に湿気に含まれる潜熱まで除去するからです。
潜熱とは湿気の持つ熱ですが、普段は蒸し暑いとしか感じません。
例えば気温30℃、湿度80%の時には80%の湿気に含まれる熱が約50℃にも及びます。
潜熱であるうちは、蒸し暑い程度ににしか感じませんが、これがエアコン室内機のフィン(細かい薄い羽)に結露した瞬間、凝縮熱として具現化します。
エアコンは気温30℃と潜熱の50℃、つまり全熱80℃が来たと判断してしまいます。
私のファースの家はこの潜熱を除去するために「ファースシリカ」を用いて対応しています。
ファースシリカには平均約200㎥の水を貯える能力を持たせており、多湿時に吸着します。
乾燥時には放出させて家屋内の湿度を高過ぎず、低すぎないようにしているのです。
今日はFAS加盟工務店、群馬県前橋市の山崎建設さんの大村圭さんの母校教師の先生が現在、前橋工科大学工学部の准教授を務めており、ファースの家のモデルハウスや新築住宅を活用、エンタルピー(気温「顕熱」と湿気の持つ熱「潜熱」)の研究も行っておりました。
私達も湿度とエアコン効率を調査していますが三田村准教授は、学術的な分野で様々な研究を行っております。色々とご指導を頂きながら共同研究も出来そうです。
写真は36℃猛暑の前橋市内のファースの家の中で撮りました。
私の隣が山崎建設の山崎社長の山崎弘一さん、准教授で工学博士の三田村輝章さん、山崎建設の大村圭さんです。面白い研究が出来る気が致します。
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