豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

本屋の概念を変えた函館・蔦屋書店…七飯町~函館市~北斗市

2014-02-28 18:19:47 | ファース本部
私は、本屋さんに行って本棚から本を見つけ出すのも楽しみのひとつでした。
しかし、探し出そうと思った本に辿り着くことは稀でした。
昨今の本屋は、空港内の売店、デパートやスーパーの書店コーナーなど、あらゆるところに出店しています。
何も大型書店に出向く必要などないと思っていたのですが…

先般、仲良しの喫舎オーパのマスターに言われたのが函館・蔦屋書店は、本屋でなく文化を買える空間だと表現しておりました。そこまで言われたら行ってみたくなります。
今日は、施工現場視察の途中で1時間半ほど時間をつくり探索してきました。

勿論、本屋ですから本棚に本は並んでいるのですが並べ方が違います。
本の選ばせ方が違います。平置き本の選定基準が違います。本の専有面積が違います。
体育館幾つ分もの馬鹿でかい建造物の書店なので本の探し方も様々です。

コンシェルジェと云うスタッフが丁寧に案内してくれます。
コンシェルジュは、希望の本を探し出す手伝いをするのですが、探し方も教えてくれます。
店内のあちこちに設置してあるアイパットタイプのビジアルに必要事項を入力すると、目的の本の在る場所が表記され、ワンタッチでそれが印刷されて出てきます。

ちなみに当方の著書を「福地脩悦」で検索したら2冊あり、在庫なしの取り寄せだと。
専門分野のあらゆるマニアックな専門書も置いておりました。
蔦屋は本だけでなく時計、バック、事務用品などの品数も豊富でした。
また、スターバックスの喫茶コーナーやレストランも本を読みながら寛げるようにシステム化されています。

コンシェルジュのスタッフや他の店員もしっかりと訓練されており過ぎゆく時間を包むには、とても相応しい空間のようです。
この函館・蔦屋書店の出店が成功か否かは、道南の人々の文化度合が試されているような気が致します。
アイパットやスマホで本を読める時代です。
しかし本独特の紙のページをめくる感触は、情緒性を豊かにするのではないか…

函館・蔦屋書店のような雰囲気で本を好きになり、本の購買量が増えると良いのですが。
当方も専門紙や月刊誌のコラム執筆だけでなく三冊目の著書執筆をとの声が。
さて今日は、24時間心電図とくっ付けての現場視察や函館・蔦屋書店でしたが、夕方に心電図から解放されました。晴天に恵まれましたが気温3℃前後のまだまだ肌寒さが…

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発明王エジソンの発明とは…函館市~北斗市

2014-02-27 17:38:46 | ファース本部
エジソン(写真)の電球、電信機器や蓄音機などを発明は、近代社会における様々な機器の根源になったと云われます。エジソンが発明王と言われた理由なのでしょう。
そのエジソンは、睡眠時間を無駄な時間だと言い切ったとも言われます。

エジソンは、時間を惜しんで研究や実験を繰り返していると睡眠時間などを取る暇などはないと云う事でしょうか。
そのエジソンは、いつでも何処でも昼寝が出来て、研究室の片隅で寝ていて研究員に踏ん付けられたこともあったと云います。
つまり、昼夜関係ない時間の過ごし方を送っていたようです。

先般行った上磯中学校での課外授業で、私は発明が誰でも出来ると云う話をしました。
その後、生徒達は講話を聴いた感想文を書いて戴きましたが、多くの生徒が自分のアイディアを書き込んでくれました。純真無垢な生徒達の発想には驚くものがあります。

発明は、先ず発想する事から始まります。
私達は既存観念の塊のようなもので、丸いモノは丸、四角いものは四角としか思考しないのです。丸いモノを四角く見せる方法などを思考すると、アイディアが浮かび、エジソンはそれを具現化しようとしたのでしょう。

思考し、形にし、作動させるまでは一心不乱に邁進します。
その出来たものが理屈通りに使えるかどうかを試すには時間を要します。
エジソンはそのような時間に眠ったのでしょうか。
睡眠を無駄だと云い切ったエジソンは、やはり我々凡人との異なりを強く感じます。

さて、私もエジソンのようには行きませんが、今日も新しい特許申請書の下書きを行っておりました。
省エネ技術の発明を行っています。

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社員の禁句三原則…北斗市

2014-02-26 17:15:47 | ファース本部
先般の中学校課外授業で講話した中で、将来展望の大きな生徒達には、禁句三原則の意義を話しました。
これは中学生だけでなく社員教育にも必要な事項です。
写真は会議室に張られた標語ですが、時々スタッフ達の復唱する姿があります。

「解らない」は禁句です。最初は誰もが解らないのですから受け身ならずに聴くこと。
積極的に自分の方からどんどん聞いて覚えることです。
解らないと云って責任回避した時点で思考停止になり、成長が止まるからです。

「出来ない」は禁句です。先ずは遣ってみること。遣る前から結論ありきは成長など期待できません。
難しい仕事だからこそ遣り甲斐を感じ、強かに挑戦することです。
挑戦なくしてまさに成長など在り得ません。

「向いていない」は禁句です。向いていないと云うのは何処まで努力をしたのでしょうか。
遣るところまで遣るもしないうちから向き、不向きを断じていたら、可能性自体を潰してしまいます。

私達のような開発系の企業では常にチャレンジをしています。
人の遣っていない技術や仕組みを思考して社会貢献するには、特にこの禁句三原則が鉄則とも言えそうです。
禁句と云っても単に言葉として発する発しないだけでなく、普段の行動やマインドそのものをそのように刷り込んでおくことが必要なのでしょう。

今日は昨年度の弊社決算書の確認作業を顧問会計士さんと行いました。
バランスシートに反映できる業績とは、税金を何処まで払えるかなのでしょう。
弊社のような開発系の企業は常に財務的には厳しい遣り繰りを行っていますが、それでもこの禁句三原則のマインドは保持しているつもりです。

今日は相当に気温が上がり雪山が一気に低くなった様子です。春はもう直ぐかも。
さて、今日は少し早目に切り上げて買い物に出掛けます。

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浅田真央選手と金妍児選手から学んだこと…北斗市

2014-02-25 18:13:24 | ファース本部
ソチ五輪を終えて選手達が帰国してきました。
真の勝者とは、敗者を敬い気遣いの出来る素質が伴っているはずです。
特にオリンピックでは、ラクに勝てる相手など一人も存在しないのですから…

帰国したフィギュアスケートの浅田真央選手は、メダルを取れなくともフリー演技の後のインタビューで「嬉しい、バンクーバーのリベンジは出来た」と語っていました。
確かバンクーバーでは銀メダルだったはずでした。
しかし、あの浅田選手の充実した笑顔を見ると6位の彼女は、間違いなく勝者そのものだったのでしょう。

韓国の金妍児選手の銀メダルを採点ミスだとする韓国国内のネット書き込みが氾濫している様子です。当
の金妍児選手は、粛々と銀メダルを受け入れていることが印象的です。
韓国メディアは、もし、このフィギュアの金メダリストがロシア人でなく日本人であったとしたら、もっと大きな抗議行動に出たのだろうとの読みもあります。

浅田真央選手や金妍児選手のような一流選手は、結果を甘受する寛容性も持ち合わせているようです。
浅田選手がフリー演技(写真)を終えて満足感に嗚咽した姿を見た金妍児選手は、傍目も気にせず、大粒の涙をポロポロと零しながら大拍手をして喜んだそうです。

日本と韓国ですが、国益を思考すると国家間の駆け引きは必然なのでしょう。
しかし、その国家を形成しているのは、私達国民一人ひとりの人なのです。
ライバルの存在に感謝出来て分かち合える心情は、国家も人も一緒だと思うのですが…

ともあれソチ五輪に出場した選手達には、メダルの有無に関わらず、私達日本人に多くの感動を戴いたことに感謝しなければと心より思います。

さて、今日は先日、上磯中学校で2年生を対象にした課外授業で「心の豊かさと可能性」のテーマで一時間講演を行いましたが、その感想文を先生が届けてくれました。
感想文を読んで生徒達から学ぶことの方が多いようです。

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家の調湿を思考する…函館市~北斗市

2014-02-24 17:49:23 | ファース本部
真冬には、カラカラに乾燥した居室より、一定の湿度を保持した方がクオリティーの高い暖房空間となります。本州の真夏はその逆となるのでしょう。
乾燥すると風邪を引き易くなり、肌がカサカサになるだけでなく、住む人のカラダから水蒸気が蒸発し易くなって体温を奪います。つまり寒さを感じ易くもなるのです。

真冬には様々な加湿器が市販されていますが乾燥を防ぐためです。
昨今はエアコンに加湿する装置のついたモノも発売されるようになりました。
居室内の湿度を一定化させることを調湿と云います。また色々な調湿材も存在します。

調湿材とは湿気の多いとき、その湿気を吸着して多湿を緩和させ、居室が乾燥した際に吸着した湿気を放出して湿度を補填する材料を指しています。
木材、木炭、活性炭、吸湿タイル、吸湿塗り壁も調湿効果があります。

課題は、その吸う湿気の量と、どのような環境で吸った湿気を放出できるかのタイミングが問われることになります。木材などの湿気を吸う材料は全て調湿効果がありますが、そのキャパに限界があります。また直ぐ吸い、直ぐ放出するのも調湿材として不向きです。

私達のファースの家は、床下にドラム缶で一本程度の水を溜め込むくらいの調湿材シリカゲル(専用処方でスカットールと云います)を敷いております。
家中の空気を循環させ、気温20℃の時、湿度60%になれば、このシリカゲルに湿気を吸わせ、40%以下の時に放出するよう調合しています。

勿論、これでも吸った湿気を吐き出してしまえばただの白い砂になります。
ライフスタイルによっては、加湿器などで湿気補填も必要になる場合もあります。
調湿効能が確実に試されるのは、湿気の行き来が出来ないような気密層を構築しておくことが前提となりそうです。写真は床下に敷いたスカットールと蓄熱プレートです。

さて、今日はNPO住宅110番回答や昨日のメール返信、家庭裁判所の調停業務、空調メーカーとのヒアリングなどで一日が飛んでゆきそうです。

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温かいと暖かいの違い…北斗市

2014-02-22 15:54:32 | ファース本部
私は、住宅の温熱環境を研究開発している立場から「温かい」と「暖かい」を用いる文面がとても多いように思います。
私は、その文章の背景や雰囲気にに合わせ、情緒性で使い分けてきました。

今日のネットニュースには、文化庁の文化審議会国語分科会が「異字同訓」漢字の使い分けを例示の報告書を取りまとめたと云います。

それによると「あたたかい」つまり「温かい」の意味を「冷たくない、愛情や思いやりが感じられる」。
用例として「温かい料理、温かい家庭」のように使用することに。
一方、「暖かい」は「寒くない(主に気象で用いる)」で、用例には「暖かい陽射し」などを挙げていました。

方向性を示すのは良いことなのでしょうが私は、今まで同じ気象でも「暖かい一日となりました」あるいは「暖かな地域です」などと書き、日溜りを表現するには「温かい陽射し」などと書いてきました。

依頼原稿の編集者に添削校正されるには致し方ありませんが、このようなブログなどには自分流の書き方に拘って行きたいと思います。

私は元々鉄骨トビ職でした。文章を書くことなど想定していませんでした。
しかし、特許申請書を書くようになってから執筆量が飛躍的に増えたようです。
昨今は毎日、10,000文字以上も文字を書いて(パソコンで打って)います。
毎日強烈な肩凝りに苛まれていますが、このパソコン執筆が要因のようです。

さて、ソチ五輪では6位とメダルを取ることは出来なかった浅田真央選手ですが、自分なりの演技を終えて満足そうなこの笑顔に気持ちが「温かく」なりました。
今日は、土曜日なので早々に切り上げて休養に入りたいと思います。

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住宅の快適性をITで表現を…函館市~北斗市

2014-02-21 22:49:04 | ファース本部
PMV値これは快適度数とも云いますが、92%の人が快適だと云えば100点なのだと。
つまり8%の人は、何をどうしても快適だと云わないのだそうです。
何処かの国で開発された心理統計学だと云います。

私達が行う家づくりにおいても、100棟の住宅をつくり、これ以上の出来栄えがないと自信を持ってお引き渡しを行っても満足して戴けない建主さんも存在します。
その不満足なユーザー確率が8%だと言うことになります。

この8%はハード(技術的な課題)ではなく、ソフト(人の真心)で限りなく100%に近く出来るのではないか…
今日はフェスブックで知り合った「はこだて未来大学」のIT工学博士、大場みち子教授の教室を弊社の専務と研究開発室スタッフを伴って訪問しました。写真表面が大場教授です。

色々な意見交換から、大場先生からは限りなく100%の満足度にするためITを活用した仕組みづくりの提案がありました。私達、家づくりの技能、技術をどんなに高いレベルで駆使しても、出来た家に住む建主さまの心情をしっかりと受け止めているかどうかです。
大場先生は、コンピューターを用いて解明する方法がありそうだと云うことです。

100棟建てて100所帯の建主さまに満足して戴くには、92%の技術力と8%の真心と云う事かも知れません。
それをITで表現できればPMV値の原則を超越する画期的なことなのです。
認知力、解析力、心情、感情などもコンピューターで分析出来れば、対応方法が解明できるかも。

始めて訪問した「はこだて未来大学」ですが昨今の人気度は、右肩上がりです。
それは技術力だけでなく心情を汲める人間力の向上に大学全体で取り組んでおり、就職先での評価が高くなっているからなのでしょう。
未来大学や大場先生とは私達も幾つかのテーマでコラボレーションが出来そうです。

さて、懇親会を終えて帰社しましたが急激に冷え込んで参りました。
また今夜も二桁氷点下の夜になりそうです。

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NPO住宅110番は純粋なボランティア活動…札幌~千歳~函館~北斗市

2014-02-20 18:19:54 | ファース本部
完全なボランティア事業を継続させるには、そこに関わる人々の大きな志が必要なのでしょう。
完全なボランティアで成り立っている「NPO法人住宅110番」は、サイト運営者である札幌の住宅雑誌・リプラン出版社の献身的な働きによって成り立っています。

住宅産業はクレーム産業とも云われています。
家を売ってお金を戴き、建主さまが住んだ次の日に掛かって来る電話の殆どがクレームだろうとも言われます。
業者は、家を売って、その後は何とか関わらないようにしようとしたら確実にクレームに。

高額資金投資の家づくりは、家族の暮らしの中に夢と希望を込めようとしたのですが。
出来た家の不具合は技術の伴わない住宅会社、対応の粗末な工務店、人任せマニュアル重視のハウスメーカーなどと、建主さんには、好ましい環境となり難いものです。

この建主さんの苦悩を少しでも緩和しようと住宅雑誌・リプランの三木社長が立ち上げたのが「NPO法人住宅110番」です。このNPO住宅110番は、ネット活用で相談を受け付けます。
そのサイトに登録しているアドバイザーの先生方が回答する仕組みです。

当方も16年前の立上げ当時からNPO法人の理事となり、レギュラー回答者として多くの質問に回答してきました。
私達のような回答者は、自分の時間の空いたときに回答するのですが、運営管理するリプランが貴重な時間を割いて編集や校正などを行っています。

この110番主宰の住宅雑誌・リプランが雑誌拡販の動機になれば良いのですが、純粋なボランティアそのものです。
今日は札幌事務所でリプランの方々と意見交換を。
写真は私の右が社長夫人で役員の津田ますみさん、左がマネージャーの大成 彩さんです。

この多くの方々が利用している「NPO法人住宅110番」を更にクオリティーを向上させ、末長く継続させるための意見交換など行いました。今日もまた多くの相談が来ているようです。
さて、今日は札幌から北斗市本社に戻り、早速研究開発の仕事に戻っています。

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住めば都と言うけれど…北斗市~函館空港~千歳空港~岩見沢市~札幌市内

2014-02-19 20:40:00 | ファース本部
年齢80歳の人が初めて経験したような大雪は、雪に慣れていない地域の人々に大きな驚きと被害を与えました。
正に未曾有の自然災害なのでしょう。
温暖地での大雪は、一時的な災害で時期が過ぎれば解決されて行くことでしょう。

北海道の東側にある知床半島の付け根付近の地域は、今この時刻になっても孤立したままになっています。
これは未曾有の自然災害でなく、通年このような自然環境の中で人々が暮らしています。
猛吹雪で先が見えず立往生などは度々あるのです。
猛吹雪の場合、幹線道路でもトラックが埋まるほどの吹き溜まりが出来る場合もあります。

旭川などの内陸地域は、氷点下30℃にまで達することがあります。
真っ昼間の炎天下の中で氷点下10℃の気温なども珍しくありません。
真冬の北海道の気象業態の厳しさだけを伺うと、まさに人の住む場所ではないようにも。

しかしながら、このような地域に住む人々はその土地に特別な愛着があるようです。
厳しい真冬の後にやって来る麗らかな春は、この地に住む人々に幸せも一緒に運んでくるように感じます。
真夏は25℃、湿度50%で梅雨もありません。厳しい冬を越えればですが。

自分の故郷それぞれに、他の地域にはない素晴らしい場所があるのでしょう。
幼いころに遊んだ里山、サラサラと流れる小川、タンポポを積んだ丘の上など…
しかし本当の故郷は心の中に存在するとも云いますが、自分を育んでくれた人々がいます。
そして仲間がいて、親戚がいて、コミュニティーがあります。だから故郷なのでしょう。

豪雪や猛吹雪、ホワイトアウトもなんのその、故郷の人々こそ、代えがたい貴重な存在なのかも知れません。
今日は北海道でも有数な豪雪地域である岩見沢市にやってきました。
写真をご覧ください。会社の敷地の除雪した雪の山の前で撮りました。
左が南原工務店の創業者、南原幹生さん、右がご子息で社長の南原孝之さんです。
これでも雪の山は、昨年の半分の量だとか…

南原工務店さんは、このような地域で家づくりを行い今年、ファースの家着工数のトップに輝きました。
地域的なハンディなど関係なく真心と研究心と覇気なのかも知れません。
今日は豪雪地域で真価を発揮する「雪の積もらない屋根」の擦り合わせを行ってきました。

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調湿と断熱・気密と健康住まい…函館市~北斗市

2014-02-18 17:51:39 | ファース本部
今日の北海道の気温はおよそ-5℃、湿度60%の地域が多くなっております。
この時に空気中に含まれている水分量の事を絶対湿度と云いますが、その絶対湿度は1.6gです。
同じく今日の東京は気温+5℃、湿度30%となっているようです。
この時の絶対湿度は1.6gと北海道と東京は同じなのです。

夏場になると東京の気温30℃、湿度80%の日々が多くなります。
この時の絶対湿度は21.6g。これは冬の20倍もの湿気量となります。
北海道の夏は気温25℃、湿度50%くらいですが、この時の絶対湿度は9.9gで東京の半分以下になることから北海道が爽快なわけです。

乾燥すると風邪を引き易くなり、肌荒れや喉を傷めたりすることが多くなります。
乾燥を防ぐため加湿器など用いる場合がありますが、家が隙間だらけだと加湿した水蒸気が直ぐに外に抜け出てしまいます。
加湿をし過ぎると結露が起き易くなり、カビの胞子がハウスダストになるなどの弊害も。

そのため、家の中の湿度を一定化にする「調湿」の必要があります。
機械的な加湿器や乾燥機などを用いる方法もありますが、家の隙間を徹底的に塞ぐこと前提となります。
またグラスウール断熱材は乾燥空気を静止させて断熱性能を保持します。
いわゆるとてもデリケートな断熱材でもあります。

私達のファースの家は、調湿を行うために昭和63年に樹脂発泡断熱手法を取り入れました。
また、換気量を最小限にするため日本で初めてのオール電化専用工法にしたのです。
今日も家全体を効率よく冷暖房と調湿ができるための研究開発を行っておりました。

今日は函館市内の有力ビルダーを訪問し、調湿の出来る家づくりの効能について話をしてきました。
写真は自分の執務室の温湿度計ですが、いつもこの数値を注目しています。
普段は雪の少ない地域での豪雪がニュースとなっておりますが、道東の知床半島の付け根あたりの地域では今でも猛吹雪となっており。
この地域には仲間も多くおり、夜になると氷点下10℃にまで気温低下することからとても心配をしております。さて明日は北海道でも有数な豪雪地域の岩見沢市を訪問する予定です。

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いつも問われる費用対効果とは…函館市~北斗市

2014-02-17 18:03:58 | ファース本部
山梨県が豪雪のために陸の孤島化に陥り、自衛隊などは救護活動に入っています。
普段は豪雪などを想定もしていない地域での困惑ぶりが解ります。
一晩に1mもの雪が、三日三晩も続いて降る岩見沢市などでは、それでも市民活動が停滞することなどありません。豪雪を想定して街づくりを行っているからです。

今回の豪雪は50年ぶりとか100年ぶり、或いは観測史上初めての降雪量の地域もあります。
50年、100年に一度降るか降らないような地域に岩見沢市や北陸豪雪地域なみの設備は果たして必要かどうかの議論が為されています。
体育館の屋根や駐車場の屋根が崩落するなどの事故も相次いでいます。
少なくとも50年、100年の豪雪であっても人命に関わる事故の発生は阻止することが必須です。

しかしながら除雪対策は、設備するだけで相当の費用が嵩み、使用しなくともメンテナンス費用が掛かります。このような地域には、設備の整った豪雪地帯や自衛隊などの緊急事態対応などの仕組みづくりが肝心なのでしょう。つまりハードではなくソフト対応です。

平和ボケと云う言葉があります。平和保持には、相応のコストを掛けています。
これも軍事力などのハードには限界があるようですが平和を継続するためのソフトは、無限の広がりを期待できます。

私達は屋根に積もった雪を処理するために尊い命を喪った例を重く受け止めています。
そのため私達は、屋根の落雪を片すための作業量とリスクを思考して「雪の積もらない屋根」の開発を行っていますが、それも費用対効果を問われます。
安価な設置費と安価なメンテナンスコストでなければ社会貢献度は高くなりません。

何でも費用対効果で語られるととても無機質になりますがそれでも研究開発には、それが何処までも付いて回ることを意識しなければなりません。

さて、今日の午前中は家庭裁判所の調停室に篭っていました。
午後から本社の研究開発室で色々な実験や分析などを行っていました。
写真は毎日この時間に見られる光景ですが、隣の中学校の下校に合わせてお迎えの保護者の方々の車の渋滞風景です。

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新幹線開通がもたらす効果を…青森~函館~七飯町~北斗市

2014-02-16 17:12:16 | ファース本部
来年の末にはいよいよ北海道民として念願だった北海道新幹線が開通となります。
北海道新幹線の工事は新函館駅(実はいまだに仮称)舎の姿も形になってきました。
昨日は山形県天童市でユーザー会イベントの講演のため向かったのですが、首都圏の大雪と山形県内が大雪や雪崩などためアプローチが出来ず、やむなく昨夜中に仙台から青森に。

今朝は、その青森駅前のホテルで朝を迎えました。
写真はその青森駅前の今朝の様子です。県庁所在地の駅前なのですが…
新青森駅は、この青森駅から10km弘前寄りにあり、電車で6分くらいの距離です。
新函館駅と函館駅も青森と同じような事情にあります。

駅名を巡って函館市と北斗市が主張し合っているようですが、ことの重大さは駅名ではありません。
いかにして新幹線開通を活用した地域活性化をはかることなのですが。
そのためには、広域協力と連携が不可欠な要素なのです。

新幹線駅の出来る北斗市、集客力のある函館市、観光資源豊富な七飯町などは、広域新幹線活用プロジェクトなどを活性化させなければなりません。
プロジェクトは存在するようですが、具体的な活動を見えるようにすべきでしょう。
青森市を巻き込み、青森・道南新時代共同活性化事業でも始めたらどうか。

先ほど選対本部に顔を出してきましたが、高谷寿峰市長の二期目の当選が無投票で決まります。
二期目は新幹線開通に伴う様々な事業と取り組むことになるのでしょう。
手堅い行政運営に定評のある高谷市長ならば、様々な課題を超えて行くことが出来るのでしょう。

さて、猛吹雪の東北から戻った道南は何とも麗らかな春の陽気です。
それでも夕方になると気温が冷え込んで参りました。
夜は降雪になるらしく、「雪の積もらない屋根」のデータをとるのに最適かも知れません。
明日の週明けは、家庭裁判所の調停業務からスタートです。

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アフター会の存在が…北斗市~函館駅~仙台駅~青森駅前

2014-02-15 21:28:53 | ファース本部
今日は山形県天童市の東住宅産業さんのアウター会とユーザー会の総会などのイベントに参加するつもりで北斗市本社を出たのですが…
何とか首都圏大雪の影響で2時間遅れの仙台到着に、しかし仙山線と国道、高速道路が吹雪と雪崩で全面不通となり、泣く泣く仙台からUターンとなりました。

東住宅さんで勉強したかったのは、協力業者さんが住んでから発生した不具合を建主さまに無償、協力業者さんに有償でメンテナンスを行う制度があるのです。
詳しくその仕組みを教えて戴きたかったのです。

家が出来て建主さまからお金を戴き、引っ越した翌日の電話の殆ど工事不具合の連絡が。
そのたびごとに大工さんや協力業者さんに動員要請が掛かります。
協力業者さんも施工工務店から連絡が来る度に、憂鬱な気分になるのでしょう。

家づくりなどは、その全てを人が行うのですからミスや手違いが当然のごとく発生します。
不具合を知らせる建主さん、受ける施工工務店、動員要請される協力業者さんの全てが憂鬱になるのでしょう。
これを誰も憂鬱にさせない仕組みがアフター会の存在です。

東住宅産業さんは、相当前から協力業者さんの請負金額から少しずつ、ファンド(積立)しておいた財源で、施工不具合の全てに無期限で業種に関わらず、有償で施工するアフター会を発足させています。お金を戴けるメンテナンス工事は、誰も嫌な思いをしません。

施工工務店の最大の営業サポーターはユーザーさんと協力業者さんです。
施工工務店を介した、この双方がいつも友好関係を構築しているようです。
地域工務店は是非とも学ぶべき手法なのでしょう。

さて、今日は一日いっぱいを新幹線と在来線、そして連絡の遣り取りなどを。
しかし、辿りついた青森駅前は、写真のように猛吹雪の様相です。
明日は帰れる列車で戻ることに致します。


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電気と上手に向き合うには…北斗市

2014-02-14 18:04:26 | ファース本部
電気がとても贅沢なエネルギーだと言われるのは、石炭や石油、ガスなどの燃焼で水蒸気を作り、その水蒸気でタービンを回して電力を起こし、発電が為された時点で既に多くのエネルギーを使用しているからです。

発電所の電気を送電線で配電する際の送電ロスもあり、最終的に家庭に送られた電気は既にその3倍ものエネルギーを使用している、贅沢で高価なエネルギーとなるのです。
エアコンなどのヒートポンプとは、高価な電気を効率よく使用するために、1kwの電気エネルギーでその3~5倍もの熱を外気から汲み上げます。

冷暖房するエアコンと、お湯を沸かすエコキュートはその代表的な機器です。
ヒートポンプには、その機器の省エネ性能をエネルギー消費効率(COPあるいはAPF)と言う成績係数数値で表しています。
これは、1kwの消費電力で汲み上げたエネルギーが、その何倍の効果を発揮できるのかを数値で表記しています。

COP3のエコキュートは、COP1である温水器の3倍の省エネに相当する事になります。
また暖房や冷房に使用するエアコンにもCOPが表記されており、高性能のものには、COPが7にもなる機種があります。このエアコン暖房は、2~3度の室温から10度くらいまで持ち上げるのが苦手で、COP効率が劣悪になります。

家の気密、断熱の性能もCOPに大きく関わります。
エアコンは室温を10℃だけしか上昇させる事が出来ません。
エアコンの吹出し気温に早く室温を順応させるには、家の高気密、高断熱性能が省エネ稼働に不可欠となり、それにエアコンの使用方法も大きく影響します。

私達が展開しているファースの家は、北海道のような寒冷地で40坪の家を玄関、居間、寝室、廊下、トイレなどの全てを24℃にキープして時間当たり400w前後消費電力で抑えます。
写真はちょうど同程度の環境でエアコン稼働のストレス試験を行っている様子です。

400wだと24時間×30日(1ヶ月)=288kw、電気料金24円で計算して6912円となります。
蛍光灯をLELに、テレビを液晶に、冷蔵庫を省エネタイプに替えるだけで400w位は捻出を。
電気エネルギーと上手に向き合えば、快適を保持したままで格安な光熱費を保持できます。
さて、本州は明日も雪のようですが私は山形県天童市に向かいます。

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心の豊かさと可能性…函館市~北斗市

2014-02-13 18:29:44 | ファース本部
午前中は家庭裁判所で2件の新規調停案件の調査作業を行ってきました。
調停案件の多くは、自己中心主義が根源となって発生する家庭内紛争が多いようです。
少しだけ、相手方の立場になれば起きえない事案なのですが…

心の豊かさとは、自然や人、モノなどを思い遣る器の大きさを示すことなのでしょう。
特に他人の生き方や立場、言い分を尊重して先ずは受入れ、次に自分なりに整理する。
多くの意見や考え方などを抱え込める懐の大きさは、まさに心豊かな人と云えそうです。

先日、ファース全国大会in大阪では、参加者200名の総括講演をする機会がありました。
工務店経営者、販売代理店関係者、資材メーカー担当者さんなどが対象だとわりと緊張もしないのですが、同じ200名でも相手が中学生となると引き付け方法が全く異なります。

今日は発明と特許の違いや誰でも出来る発明の話が受けたようです。
世の中に役立つ発明は、まさに社会のため、仲間のため、家族のためなどに行うのですが。
しかし、その全ては自分自身を豊かにするために行うのです。

一見、社会のため、人のため、会社のためと思うような奮起奮闘は、その全てが自分自身にフィードバックする訳ですから、いわゆる自分のために行っているのだと云えそうです。
人を大切に出来る人は、自分を一番大切にしています。
自分を粗末にする人は、人さまに役立つための資格を逸しているとも云えるのでしょう。

心の豊かな人の周りには、同じように心豊かな人々が自然と輪を為して行きます。
然るに心の豊かな人には、財務の豊かさ(お金の有無)が後から必ずついて来るものです。
1時間の講話の後に生徒達と意見交換を行いましたが、中学生の感性や発想などに驚愕を。

今日は中学生と一緒にとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
子供達から貰えるパワーとは偉大な気が致します。写真は先ほど撮った上磯中学校舎です。
さて、今日も現在気温-4℃と真冬日の一日でした。気温は低くても気持ちがホットに…

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