豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家の温熱計算(ハードとソフト)を…函館市~北斗市

2019-05-31 18:55:32 | ファース本部

家の断熱性能は、使用する断熱材の厚さを、その熱伝導率で割ると熱抵抗値がでます。
その逆数が逃げ出す熱量であり、UA値を割り出す計算方式です。
例えばグラスウール100mmを壁に入れ、その熱伝導率が0.04の場合、100㎜をメートル換算した0.1÷0.04=2.5が熱抵抗で1÷2.5=0.4が逃げる熱量です。

床、壁、天井と使用する断熱材や、厚さが異なる場合は、その部位ごとのUA値を出し、その部位の面積を÷ことで計算できます。
これに換気や隙間から逃げる熱量、窓などの開口部から逃げる熱量を加えると総熱損失量を積算し、それを述べ床面積で割った数値がQ値、つまり熱損失係数です。
先ずはこのようなハード(家の性能)を備えている事が前提となります。

ところがどんなにハードが出来ていても、ソフト(人の真心)が、一体にならなければ、お施主さまを幸せにすることは難しいのです。
ハードが伴わなければ、寒い、暑い、カビ、経済性、耐久性、耐震性など問題を起こします。

人格の伴った地域工務店の経営者は、ハードの確立を先行するモノです。
この小難しい講習のあとに必ず「聞かれもしないのに喋らないように」と付け加えます。
とかく知識を持てば人さまが、聞きたくもないのに喋りたくなるものです。

さて今日は3年に一度の健康検査を行ってきましたが、健康度と家の健康度も定期検診が必須かと思われます。
私の掛かり付けのお医者様は黒田川添クリニック(写真)です。
ガン発見率が抜群で、多くの患者が列をつくり、今日の検査予約も半年前からでした。
ハードなけでなく、患者目線のソフトも素晴らしいとの評判です。

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教育こそ国づくり…東京都内~羽田空港~函館空港~北斗市

2019-05-30 17:49:21 | ファース本部

「国づくりは人づくりから」これが我国の教育大綱となっているようです。
SDGsの持続可能な17の開発目標にも「豊かな教育の実践」が明記しています。
先生方も、教育現場に入ってから周りの環境から真の教員としてのスキルを身につけて行くのでしょう。

私達経営者は、社員の力で社業が成り立つのですが、その育成方法にも工夫が必要です。
私達は、社員を常に前向きで、好奇心を発揮させることのできる環境構築こそ必要なのでしょう。
私の会社では「遣って見せ、遣らせてみる」を徹底しております。

社員能力は、見聞きし、指導で得たスキルに加え、ヒトとしての魅力も必須です。
これは、社員だけでなく、一般人にもこの人間教育が重要だと思われます。
教材で間に合う教育と、真心が込められた教育では中身が異なるのは当然です。

私も建築士や施工管理技士の免許取得の受験勉強を行いました。
いずれも受験勉強は、試験を終えた瞬間に頭の中から飛んでしまいます。
ところが、生活に必要な学びは、いつまでもカラダ全体に浸透するようです。

少年犯罪や企業不祥事では、いっせいに「教育」の在り方を問う場合があります。
この教育とは、我々の一人ひとりが、先生から学び、先輩から学び、子供や後輩から学び、自然から学び、歴史や文化から学べることの自覚こそが教育なのでしょう。

今日は、弊社東京事務所で法政大学准教授、工学博士の川久保俊先生(写真)と意見交換が出来ました。
川久保先生は、30歳前に博士号を取得した優秀さですが、とても謙虚で人格者です。
SDGsは、川久保先生の丁寧な教えで、地域工務店では早期に宣言を行い、活用する事が出来ました。

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路地裏外交もある…北斗市~函館空港~羽田空港~東京都内

2019-05-29 20:12:06 | ファース本部

先週は台湾の首都台北を訪問し、台北の繁華街の裏通りも探索できました。
日本の統治時代が長かったからか、日本の裏通りとそんなに変わりませんでした。
韓国ソウルの裏通りは、表通りとまったく異なる風景となります。

ベトナム、フィリピン、インドの裏通りは治安が悪くて迂闊に入ってゆけません。
その点で韓国ソウルの治安はしっかり保たれていました。
裏通り、路地裏とも云いますが、そこに入るとその国の文化度が解るといいます。

アメリカの西海岸、ロスアンジェルスは、治安の良いエリアなら路地裏も綺麗に整備されていますが、同じロスアンジェルスの中でも無法エリアも存在します。
我国は、大都会だけでなく、田舎でも無法地帯などはありません。

写真は今日立ち寄った新宿の近くで代々木駅近くの裏通りですが、北海道函館市の裏通りと殆ど雰囲気は変わりません。
文化度の違いと云うより、民度の違いとも云えそうです。

昨日は、国賓のアメリカのトランプ大統領が帰国して行きました。
中国との貿易戦争真最中だそうですが、「無理を通して道理が引っ込む」つまり、道理に反する主張が通るなら、道理にかなった正義は否定されると云う事です。

経済的な駆け引きは米中に限らず、我国も国益のため無理を通そうする場合があります。
安倍総理とトランプ大統領の外交は、路地裏の赤提灯で行われたような気がします。
さて、五月晴れの北海道から東京に移動してきましたが、ホテルにインすると同時に雨が降ってきました。
気まぐれな通り雨のようです。

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SDGs・誰ひとりとして取り残さない社会を…北斗市

2019-05-28 17:49:18 | ファース本部

今日は先般取材を受けた建設雑誌「建設の匠」の内容がネット公開されました。
地域の小規模工務店がSDGsを掲げて活動する事例が極めて珍しかったからでしょう。
私達の福地建装は北海道北斗市にある小規模工務店ですが、高機能住宅システムの研究開発を行い、その技術をフランチャイズ方式で全国展開する本部でもあります。

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
SDGsは、国連サミットで採択されたもので、17項目の持続可能な開発目標と169のターゲットで為されています。

SDGsは、まだまだ浸透しておりませんが日本政府は内閣総理大臣が本部長となり、積極的に推進啓蒙活動を行っています。そのような活動が少しずつ広がりを見せ始めています。
写真は私の胸元に取り付けたSDGsバッジですが、17項目の色分けされております。

1貧困ゼロ、2飢餓ゼロ、3保険と福祉、4質の高い教育、5男女平等、6水とトイレ、7クリーンなエネルギー、8生きがいと経済力、9技術革新、10不平等是正、11快適な住まいと街、12つくる責任つかう責任、13気候変動対策、14海の豊かさ、15陸の豊かさ、16平和と公正、17パートナーシップの17項目です。

SDGsバッジは、17項目のすべてが私達の暮らす社会循環することで、「誰ひとり取り残さない」社会機構の構築できることを象徴しております。
最近は、このSDGsバッジを付けた人を見かける機会が多くなりました。

単にCSR(企業の社会的責任)のSDGsではなく、17項目には多くのビジネスチャンスが含まれている事も無視するわけには参りません。
建設雑誌「建設の匠」を読んでみてください。

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窓のあるべき姿とは…北斗市

2019-05-27 17:44:23 | ファース本部

先日は、台湾の台北市内にある圓山大飯店と云うホテルに宿泊する機会がありました。
世界に名立たる有名高級ホテルです。
しかしながら最高ランクの五つ星にはならなかったそうです。

圓山大飯店は、アプローチ、フロント、ロビー、廊下、個室もこれ以上は望むべきなどないくらいに立派なホテルです。
ところが窓の無い部屋があったのだそうです。

ホテルに限らず我々がつくる一般住宅で窓のないのは、納戸や物置部屋くらいでしょう。
温熱環境的に窓等の開口部は、とても厄介な部位です。
夏場は、日射が入れば家屋内が異常に高温になります。
冬場は、日射熱は短時間であり暖房熱が逃げる熱量の方が圧倒的に大きくなります。

窓は、景観が見通せて、日射熱を入れられ、避難路としても活用できます。
窓の無いのは、ホテルでなくとも致命的な欠点と云えそうです。
私達ファース本部は、北側窓に最適な熱の逃げない開口部の研究開発を行っています。

北側に熱の逃げない開口部をつくると直達日射光、日射熱に左右されない穏やかな環境の部屋にすることが出来ます。写真は標準になりつつあるトリプルガラスのサッシです。
3年間にわたり研究や実験を繰り返してきましたが、何とか製品化への目途もたちました。

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外断熱用専用断熱材…北斗市

2019-05-26 15:28:52 | ファース本部

宇宙空間で太陽熱を受ける部分は、プラス250℃にもなり、受けない方がマイナス150℃と温度差400℃にもなると云われます。
宇宙船の断熱は、薄いアルミ箔のようなモノを貼り付けた遮熱断熱材が使用されています。

断熱材は、熱に対し抵抗を行います。
グラスウールやスチレンフォームなどは、熱の抵抗値の高い素材で、この熱抵抗値(R値)の逆数が熱貫流率です。
宇宙で波長が単一的なので遮熱材で対応できるのだそうです。

地上での熱波長は、大気反射、地面反射、構造物反射、水蒸気反射などで無数の熱波長が舞っており、遮熱だけでは断熱性能が充分ではありません。
したがって日本の断熱基準では遮熱材料の効果を数値的に明確化されていないようです。

私達は、様々な熱の特性を研究して見極めながら断熱仕様を確立してきました。
「ファースの家」の窓ガラスは、日射熱の熱波長の特性を見極めながら侵入させる熱、反射させる熱に対応できる機能をつけております。

写真は外断熱専用のファースボードです。
これは外部通気層に面する外側に遮熱シートを用い、内側にはスプレー発泡断熱材の粘着を促すシートでつくったファース工法専用断熱材です。
今日はその役割についての質問があり、回答をコラムにしました。

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お施主さまと施工工務店…北斗市

2019-05-25 15:45:10 | ファース本部

誰もが一生一代の家づくりは、世界一と自慢したい家を建てたいと思うのが心情です。
ところが住んでから様々な不具合が生じた場合は、自慢のしようもありません。
特に外観や意匠に凝った家の場合は、壁の中などが疎かになっている場合があります。
人様に心から薦められる家とは、快適性と経済性に優れていなければなりません。

ハウスメーカー等の量産会社は、建主さんと契約するまで営業費が膨大となります。
営業費とは、コマーシャルなどの宣伝広告費、住宅展示場、営業マンの人件費などの事です。
この営業費が掛かれば掛かるほど、施工原価が薄くなってしまいます。

家づくりを実践したお施主さまが、これから建築を計画している方へ直に話をしてくれるのがもっとも説得力があります。
私達が全国で展開するFAS加盟工務の多くが、ファースの建主さんでつくる「ファース・ユーザー友の会」を運営しています。

この会は、道東網走の山内建設さんがユーザーさまの呼び掛けで創設したのが始まりです。
良い家は施主が推奨してこそ価値が伝わると、あるお施主さまの提案でした。
現在は、全国で多くのFAS加盟工務がこのユーザー会をつくっています。

今日はファース本部ハウジング事業部(フクチホーム)ユーザー会のパークゴルフ大会がありました。
写真は、北斗市立のパークゴルフ会場で開会式の後に撮りました。
今日はこれから汗を流した後に会社の木工場でバーベキュー懇親会を開催します。
ユーザー会は、会長、事務局長さんもお施主さまで、企画運営まで行ってくれます。

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愛情だけで子は育つ…北斗市

2019-05-24 17:23:57 | ファース本部

灼熱の本州と異なりファース本部のある北斗市は、気温20度、湿度50%と素晴らしい天候に恵まれています。
まさに運動会日和と云えそうです。
今日は私が同窓会長と学校評議員を務める上磯中学校校では内体育大会を開催しております。
私も仕事の合間を縫ってその体育大会を見学してきました。

私は、上磯中学校の新校舎が竣工した平成元年と翌年の2年間、PTA会長を務めた事があります。
その時は先生方もベテラン勢が多く校内の雰囲気も暗い印象でした。
新築校舎でも生徒は荒れており、赴任した新校長と一緒になって奮起した事を覚えています。
荒れる要因は、先生然として校風で、生徒を抑えつける雰囲気が強かったと思います。

現在の上磯中学校は、校内全体が極めて穏やかで統制が取れています。
先生が抑えつけているのでなく、生徒を信頼する教師の姿勢に目を見張ります。
若い先生が多く、今年も4人の新人教員を採用しております。

上磯中学校吹奏楽倶楽部は5年連続で全国大会に出場し、サッカーや野球、陸上でも良い成績を上げております。
学力も高いレベルをキープしており、文武両道とい合えます。
写真は、体育大会の様子ですが、常に物事には真剣に取り組む姿勢が滲み出ています。

先生達は、常に愛情を持って厳しく接しながらも信頼し合っているように見えました。
愛情だけでも子供は育つといいますが、それは社員も同じことのように思います。

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台湾と日本…台北市~桃園国際空港~成田国際空港~羽田空港~函館空港~北斗市

2019-05-23 19:38:49 | ファース本部

三泊四日の台湾の台北から帰国しました。
台湾は多民族国家であることを知っている人は少ないようです。
もともとの原住民を本省人、1945年に大陸等から来た人を外省人と云うそうです。

台湾は日本統治時代が長く、民主化が進んでも争いを好まず、外省人や本省人との民族対立はなく、ともに「台湾人」としての意識が強いようです。
私達の日本国は、95%が同一民族なので「民族」を意識することなどありません。

台湾の治安は、日本とまったく同じで女性が夜道をひとりで歩く事も大丈夫です。
台湾文化は多民族文化が長期間続き、民族の違いを超えて融合して来たと云います。
日清戦争の後、日本は50年間にわたり台湾を統治しました。

その統治時代には、道路、鉄道、ダム、発電などを日本の資金と技術で整備して来ました。
日本は、同じことを韓国にも行いましたが、韓国は日本の「強要強奪」と教えられています。
台湾では、統治時代に行って出来た鉄道などのインフラ事業を高く評価しています。

現在も友好的で台北と高雄を結ぶ新幹線は、日本製の車両とシステムで運営しています。
台湾には、鉄道の駅名で日本と同じ名前、例えば松山駅、岡山駅など32か所に及びます。
日本での大震災や大洪水の災害の時は、一早く義援金を送ってくれたのも台湾です。
さて、その台湾から四日ぶりに帰社しましたが写真は、国道228号線の先ほどの光景です。

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台湾・台北の都市とは…台北市内

2019-05-22 19:35:07 | ファース本部

台湾の首都である台北市は、急激な人口増加で台北盆地の山裾まで民家が建つようになりました。
台湾の人口は約2,400万人です。この首都台北には270万人の人々が暮らしています。
アジア諸国の都市の中ではもっとも東京や大阪と雰囲気の似ている街でもあります。

台北MRTと云う鉄道が通っていますが、日本の地下鉄のような公共交通手段です。
5分に1本の割合で電車が来るため、とても便利だと云う事です。
日本と同じでMRT構内は完全禁煙、そして飲食禁止のため、とても清潔です。

台北の中心は、日本統治時代から栄えた街であり、日本伝統の建造物が多く目に付きます。
日本が統治した時代があり、その事実を台湾人は決してネガティブに捉えていません。
むしろ今の台湾があるのは、日本統治時代が布石になっているとまで云います。

同じ時代に韓国をも統治した日本ですが、それをポジティブに意識するか、ネガティブに意識するかで現在の国家間の意識レベルは大きく異なります。
日本と台湾の正式国交は、断絶したままですが、それを知らない日本人も多くいます。

写真は台北101ビルの展望ラウンジから撮った台北市内です。
この高さ500mを超えるビルの設計は台湾人で、施工は日本のゼネコンが行い、超高速エレベーターや空調設備などの多くが日本製を使用しています。

台北の大学生と一緒に研修見学でした。
台湾の大学生も日本と関わりを持てることを誇りに感じているそうです。
彼らは総じて日本と日本人が大好きだそうで正式国交より、心情を分かち合える国交の方が大切なようです。

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裏通りに見える人の真の営み…台湾台北市内

2019-05-21 19:46:15 | ファース本部

私は裏通りを探索するのが大好きです。
ネコがのんびりと昼寝をし、子供達が走り回り、生活感が滲み出る場所でもあります。
東京都内の裏通りにも、好きな場所は幾つもあります。

治安の悪い諸外国では、うっかりと裏通りに入ると「カモが来た」とばかりに強盗やひったくりに遭う場合もあると云います。
インド、フィリピンでも裏通り見ましたが、しっかりとしたガイドを付けるのが前提です。

今日は用務の合間に台北の裏通りを見て回りました。
台湾は、日本人に対してとても好意的です。
台北の裏通りでは、向こうから笑顔で声を掛けてくれる場合が多くありました。

写真は台北駅近くの裏通りです。
日本語の解るタクシーの運転手さんがアテンドしてくれました。
彼も裏通りが大好きだそうで、かなり長い時間を一緒に探索できました。

着飾った表通りより、素の人の営みが見えるのが裏通りです。
私の旅行が好きな理由は、そこに暮らす人々の真のヒトの生き方を見る事が出来るからです。
明日も大切な用務を終えてから裏通りを見て回ります。

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付加価値の追求を…北斗市~函館空港~台北桃園空港~台北市内

2019-05-20 22:23:47 | ファース本部

他社との差別化をはかり優位な経営を行おうと努力するのは、経営者の務めでもある。
私達は、少しでお施主さまの住み心地を高くするために研究開発を行っています。
いつぞや「生活が一番!」と云うキャッチコピーを掲げて選挙を戦った政党がありました。

政治とは、国民の生活を一番にするために活動するのは、当然の役割でもあります。
つまりは、解り切ったことをキャッチコピーに掲げていることになります。
私達もハード的な「付加価値」を思考するのは工務店経営では極めて当然のことです。

「真の付加価値」とは何かを解いてみる必要があります。
単に部品やパーツの付加価値を探求して実践しても自分のためでしかありません。
私達は、お施主さま住み心地こそ「真の価値観」となります。

ハード的な付加価値より人の気持ちや心情、感性に価値観を抱かす、ソフト的な価値観訴求と云う事になりそうです。
便利さや使い易さなども付加価値ですが、エンドユーザーが利用することで自然と愛着の湧くようなモノづくり。
このあたりに焦点を合わせると、付加価値の在り方が見えて来そうです。

今日はその付加価値を追求するために台湾台北市を訪れました。
写真は3泊4日にわたりお世話になる圓山グランドホテルのロビーです。

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潜熱蓄熱材とは…北斗市

2019-05-19 16:08:58 | ファース本部

ファース工法に使用している潜熱蓄熱材が、一般蓄熱材とどのように異なるかについての質問があり、その回答をブログ公表します。
昼間の日射熱を溜め込みます。冷房に冷熱も溜め込むのです。
家屋内の温度を安定させるには蓄熱量を多くした方が有利ですが、泣き所しては冷暖房してから定温に安定するまで時間がかかります。

ファースの家は以前に砕石を床下に敷設しておりましたが、砕石は30℃以上の高温も、氷点下の低温も限りなく蓄熱、蓄冷してしまいます。
その砕石の泥を洗い流し、搬搬入手間の課題を解決するため専用潜熱蓄熱材を開発して採用しています。
(写真はファース専用タイトプレート)

タイトプレートは、25℃を中心に水の20倍以上の蓄冷、蓄熱をする能力を持っております。
また20℃以下の低温と30℃以上の高温は極端にその蓄熱量が少なくなります。
そのメカニズムは、1kg(1リッター)の水を凍らすには、水から80kcalの熱を奪わなければなりません。
また、その氷を水に戻すには同じ80kcalの熱を与えなければなりません。

水の比熱が1.0ですからその80倍もの比熱に相当します。
タイトプレートはPP容器の中に特殊ジェルを封入しています。
温度変化で固体から液体、液体から固体に状態変更して蓄熱量を増やします。

ファース工法は、太陽熱を空気循環で床下のタイトプレートや構造体等に蓄熱します。
これからの夏は、エアコンでタイトプレートを25℃前後にキープしたまで保持します。
このタイトプレートは、25℃を中心とした温度に蓄冷作用をするように処方しています。

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現場で成り立つモノづくり…函館市~北斗市

2019-05-18 15:47:42 | ファース本部

自分の愛車であるトヨタのクラウン(写真)ですが、とても満足度の高いクルマです。
このクラウンも小さな下請け企業の技術や労働力で成り立っています。
下請け企業に低い金額で部品を造らせアッセンブリして、トヨタブランドで売っています。
何十万個もの部品を造っている下請け会社の名前などは何処にもありません。

我国の企業の90%は、我々のような零細企業なのです。
町の片隅の小さな工場でコツコツ部品をつくる零細企業が、その大企業を支えています。
その片隅の小さな企業が注目される事などはありません。

毎年の叙勲者の多くは、長年の役職を真っ当した人など立派な人もいます。
モルタル塗り50年、様々な技法を弟子に教えた左官屋のオヤジさんに叙勲など来ません。
街の左官屋のオヤジさんの方がよっぽど叙勲に値する社会に貢献しているも思うのですが。

私達の家づくりは、地盤調査、設計、基礎工事、木工、設備など様々な人々が関わります。
ハウスメーカーの社長さんは、施工現場を支える職人さんの息遣いを知りません。
工務店経営者は、その全てを知り、住む人の感性を家づくりに生かす仕事を行っています。

地域工務店は、住宅販売会社の大企業には、お施主様のためにも負けてはいけません。
特に家は住んだ建主さまを幸せに出来るハードとソフトが噛合っていなければなりません。
地域に密着した小さな工務店だからこそ実現できるのです。
このクラウンのような良いクルマも、下請け企業で造った部品で出来ているのです。

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東京深川の清澄庭園…東京都内~羽田空港~函館空港~北斗市

2019-05-17 18:19:13 | ファース本部

昨日、東京都心に近い深川清澄にある清澄庭園の大正記念館(写真は記念館から撮った庭園)で、ファースメーカー協力会(FMA)の総会を行いました。
ファース工法の専用部材の企業でつくる会です。

この清澄庭園は、豪商の紀伊国屋文左衛門の屋敷があった場所と云われています。
明治に入り三菱財閥の創業者で岩崎弥太郎が買い取り、三菱グループの社員保養所として使用した後には、賓客接待用で庭園を造成したと云われています。

大正13年に三菱3代目社長の岩崎久弥は、当時の東京市に庭園東半分を公園用地として寄贈しました。
その後に東京市は庭園内部に大正記念館を移築して、深川図書館の新館舎建設(同年6月竣工)など整備を進め、1932年に清澄庭園として開園したそうです。

1973年に東京都が残る西半分を購入し、整備事業を行い1977年に清澄公園として開園。
現在は東京都が清澄庭園として管理運営されています。
私の福地の実家も、この清澄庭園に隣接し、今もこの近くに親戚が住まいしています。

この近くにアサノセメント(後に日本セメント・太平洋セメント)創業者、浅野総一郎がセメント工場をつくり、私の父は、その創業時に工場建設や運営に関わり、現在その場所に生コンプラントが造られております。

この近くにいる福地家の系統も男系の血筋が途切れ、福地と名乗る家はありません。
それでも血筋の繋がった親戚が多く、昨日もこの清澄庭園正面玄関の真向かいの従妹との家でFMAの方々が集まるのを見下ろしておりました。
さて、東京、沖縄、東京と4泊5日の出張を終えて北斗市本社に帰社し、お客様対応や社内業務に没頭しました。

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