豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家づくりにおける断熱材の本当の性能とは…北斗市

2013-02-28 18:00:53 | ファース本部
断熱材の性能とは、内部の暖房熱、冷房熱が外部にどれだけ逃がすかの数値です。
一般的に断熱材の性能は、その断熱材の「熱伝導率」を「断熱材厚さ」で割って出た「熱抵抗値」の逆数が「熱貫流率(K値)」であり、計算で数値をはじき出します。

このK値とは、断熱材1㎡あたり、1時間で、温度差1℃の時に逃げる熱量です。
計算値はあくまで計算理論値であり、現場でどのように断熱材を挿入したか、どのような状態の室内状態であったかなどを問う必要はありません。

断熱材の供給メーカーや施工業者は、JIS規格など公的機関で認定された数値を示します。
グラスウール断熱材は、施工状態と、施工後の室内環境などで大幅に変わります。
グラスウールに限らず、樹脂断熱材も気泡のガスが抜けるなどの経時変化を伴います。

このような断熱材の経時変化は、住む人にプラスに作用することなど在り得ません。
理論値の性能が何処まで保持出来るかが大きな要素となります。
写真は、弊社の作業場に作った2m立法の実験ボックスです。

断熱材の種類を変えたこのような試験ボックスを弊社では、たくさん作っており、このボックスの中に100wの電灯を点けて内部温度を上げます。
外気温に対してボックス内部の気温変化がどのように変わるかを調査します。
昨夜から本格的な加温試験を行っています。

内部には人が寝泊まりするくらいの空間がありますが、水蒸気を出すなどのストレスを掛けることでの断熱性能を調査します。
更に施工後の経時変化、経年変化も調査するため、会社の周りには多くの実験ボックスが存在することに。

一般に使用される最高性能の断熱材と、私達が使用する専用断熱材ではボックス内気温が8℃も異なります。
この8℃の差は暖房費用や冷房費用の差となるのです。
またこの差が経年変化でしだいに大きくなることも分かってきます。
人様の家づくりにおいては、理論値より現場値なのかもね。

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なぜ人気なのか小泉進次郎氏…北斗市

2013-02-27 18:03:55 | ファース本部
自民党青年局長の小泉進次郎氏は、総理にしたいナンバーワンの人材と高い評価を。
特に3・11被災地の復興問題は、様々なデリケートな課題が山積しており、対応が後手に回る傾向があります。
小泉氏は自民党青年局のメンバーと被災地を回って要望を聞くグループをつくり、毎月現地訪問を実施しているようです。(写真はネット画像)

「被災地の方の政治不信を払拭しない限り、政治への信頼は回復できません」この言葉は彼の持論であり、「現地では殆ど喋らず、被災者の意見をひたすら聞くことに徹している」と云うことです。聞く、見る、試す、そして直ぐに政策的なレスポンスがあると。

自らが足を運んで被災地の声を吸い上げ、政策として実現していく姿は、政治家の在るべき姿でもあろう。
福島県での彼は、原子力政策の責任が自民党にあることを素直に認め、謝罪することから救済本題に入るのだと。
また、借金財政体質を作った旧自民党政治は、大いに反省すべきであって、その上にたった財政立て直し施策を打って行くと主張。

また体系、フェスだけでなく、お父さん譲りのワンフレーズのキャッチコピーを重ねるスピーチは絶妙で、聴く人を魅了させます。
何処へ行っても大歓迎され、色々な方から講演オファーが掛かるのだそうですが、常に自分は若輩で勉強中だと謙虚さを崩しません。
「驕ることなかれ」「偉ぶることなかれ」などは言うまでもなく実践しているようです。

私達、企業経営者も彼の行動や言動に学ぶことはとても多い気が致します。
良く聴く、よく見る、よく試す、驕らず、偉ぶらず……誰にもできない事なのだろうか。
信頼失墜の政治環境は、小泉進次郎氏の出現すること政治家イメージが変わるかもね。

さて、今日は九州、四国など20℃にまで気温が上がり、車にのるとエアコン冷房だったと言います。
北海道も常に2℃、3℃と真冬日から解放されましたが、これからの時間が氷点下になります。
弊社ではこの寒さを利用した断熱材のストレス試験を行っています。

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高気密、高断熱住宅について…函館市~北斗市

2013-02-26 17:13:26 | ファース本部
家づくりの省エネが問われています。
全国に展開する断熱工法については、各工法の当事者が自分の行うシステムが最高であるとの信念で取り組むのは当然なのでしょう。

家づくりにおいては、高気密、高断熱の性能を高めると併せて加えなければならない機能や設備を伴います。気密を高めると室内空気が汚れることから換気設備を伴います。
換気とは、意識的に空気を入れ替えすることで、その換気量を吟味することが必須です。

また、高気密、高断熱とは何を基準に「高」を付けたのが極めて曖昧で、自分勝手に「高」をつけているものも少なくありません。家を囲う「外皮」と云われる断熱、気密層とサッシなどの開口部から熱損失量に加え、換気量やその方式も問われます。

その家全体から逃げる熱量を述床面積で割った数値を熱損失係数(Q値)と云います。
Q値は、床、壁、天井、開口部、家の隙間(C値)も含む空気の入れ替えで逃げる総熱損失量を延べ床面積で割った数値です。つまりC値の悪い家はQ値の良いはずがないのです。

セルローズファイバー、ロックウール、グラスウールなどは、閉じ込めた乾燥した空気が断熱の役割を果たします。この乾燥空気が、どのような状態で、何十年間にわたり乾燥したままになっているかを問うべきでしょう。

私達が使用しているウレタンやスチレンのような樹脂断熱材は、熱や火炎対策、施工状態かの確認も必要です。
また、内断熱か外断熱かの判断は、ライフスタイルや施工精度にもよっても異なります。
建築するお施主さまは一生一代の買い物です。

販売する業者側の売り文句だけに惑わされる事のないようにしなければなりません。
確実なのは、然るべき住宅工法で建築し、すでに住まいして建主さんに聞くのが一番です。
それも竣工して1年前、5年前、10年前、15年前くらいまで遡る事も必要かも。

写真は独自の方法で断熱材の性能試験を行っていますが、その試験ボックスです。
さて、今夜はこれから函館発明協会の総会会合に出席です。

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国益、社益、個人益がある…北斗市

2013-02-25 17:29:28 | ファース本部
デフレと円安不況と云われていた我国は、アベノミクックスなる経済政策の雰囲気を察し、大幅な円安に推移し始めました。これに対して欧米諸外国から「円安誘導」だと批判が。
まさに当該国の国益だけを思考するとこうなるのでしょうか。

麻生財務大臣は、我国がドルやユーロが下がった時、当該国に批判や抗議などしなかった。
批判は筋違いと強く反論しています。
麻生大臣は、デフレ不況を脱する政策であり、結果的に円が安くなる付随現象だと指摘しています。

国際社会において一国が偏って富を得ると、その皺寄せは必ず他国の国益を損じます。
同じことが企業間でも云えます。
大型店舗展開では、市街地の商店街が廃れます。
公平に分け合っていた物資供給は、企業益を優先すると偏ってしまう場合も。

国家繁栄の国益優先や企業繁栄のための企業益優先は、その責めを当該国や当該企業に突き付けることなど出来ないのでしょう。いわゆる影響を受けて衰退する国家や企業は、改革実践努力が足りないと断じられそう。
この国家や企業の組織は人で成り立っています。

組織や社会を構成する人々には、其々の個人益が伴ってくるのでしょう。
急成長する国家や企業は、十中八九急降下することが過去の歴史に記してあります。
組織は、少しずつ成長しながら成熟しなければ、対応環境が追い付かないからでしょうか。

また個人の一方的な金儲けは、一般人の平素な生活環境から合法的にいつの間にか金が流れていそうです。
極端な金儲けは、合法的ではあっても一般人に影響を与えています。

さて、金儲けに無縁のファース本部は今日も研究開発の業務を。
写真は大雪の中、この作業場の中で断熱材ストレス実験を行っております。

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五重塔の構造を~北斗市

2013-02-24 16:37:19 | ファース本部
先日に訪問した福岡県大野城市のファース工務店、梅野工務店の会長さんは、工務店経営の実務をご子息に任せ、五重塔の小さな模型づくりに専念しておりました。
神社仏閣の建築物にこだわるのではなく、日本家屋の神秘性を引き出すのは絶好の研究素材になりそうです。
五重塔は一本の大黒柱(芯柱)に全ての桁が、組み込まれています。
日本の建築物の素晴らしさを構造から勉強出来ます。
今日は、久々の休養日で写真も携帯電話で撮ったものです。
さて、今日の日曜日、北斗市は吹雪、気温-5℃と真冬の気候です。

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ソーシャルネットワーク…博多~福岡空港~名古屋セントレア空港~函館空港~北斗市

2013-02-23 14:55:24 | ファース本部
インターネットとは、ブログやホームページを駆使する情報発信方法とでも言えようか。
インターネットワークは、コンピューターどうしを繋いでデーターリンクを行う通信網。

ソーシャルネットワークは社交的なネットワークの意味合いがあるのでしょう。
このような仕組みが一般化していると、このソーシャルネットワークを駆使する人、使用しない人では、社交的な広がりや情報量が何百倍も差がつくと云われております。

ソーシャルネットワークは、登録者の名前、住所、趣味、プロフィールなどを公開することで身分を明かし、出所をはっきりして信頼構築を前提にしての情報交換となります。
当初は個人情報を公開することでのデメリットばかりが危惧されておりました。

当方のような企業経営者は、まさに個人情報の殆どを曝け出していますが、そのことによって特別な災いなどに見舞われることなどはありませんでした。
特にface bookなどは、安倍内閣総理大臣が一般議員の時からの「face book友達」でした。
今日も訪米中の安倍総理からface bookでの情報が送られてきます。

お互いに健全な意識を持ちつつ、「社交的」ソーシャルネットワークを活用することでビジネスの広がりや趣味など、人間としての幅も拡大出来て行けそうです。
特に私達、家づくりを行う工務店経営においては、家を建築するユーザー様への情報発信方法として、ソーシャルネットワークを行うか否かで営業力に差がつく時代となりました。

写真は昨日、訪問した福岡県田川市の田川アルミさんの代表者、井上専務です。
彼はパソコン駆使の名手で、その手法はまさにプロなみ、色々と勉強させて戴きました。

さて、今朝の風は冷たいものの、花壇の草花に色鮮やかな花々が咲き誇り、春の到来が間近に感ずる博多を後にして、いまだに雪が降り続く気温-4℃の北斗市本社に帰社しました。
函館空港から北斗市本社に道路は吹雪いて吹き溜まりが覆っておりました。南国では想像も出来ないかもね。
さて、今日は早めに帰宅して久々の休養に入ります。

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歴史や伝統・技の伝承を…福岡市~飯塚市~田川市~博多

2013-02-22 19:55:24 | ファース本部
私達のような創業者は、その創業時、ただ我武者羅に。
会社は機運に乗ると自然に拡大して行くものです。
会社は大きくするのは簡単でも、小さくする方がはるかに大きな努力が伴うものです。
それでも二代目、三代目と立派に継承する後継者が多いのです。

曾祖父など大昔に建築された家屋を補強し、快適さも現代住宅の性能を持たせるのは、むしろ新築より資金が掛かります。
それでも歴史や想い出、伝統を守ろうとする人も。
更に、先人達が培った技能や技術は、私達がこの先も伝承させて行く責任があるのです。

昨今は極端に少なくなった和風住宅ですが、日本の文化が至る所に残されています。
畳床、畳縁、畳寄せ、床の間、床柱、長押、敷居、鴨居などそれぞれの部位に大きな意味が隠されております。
また大黒柱や間柱、大梁、小梁、桁、貫、根太、筋違などの構造を支える部材の名称を見ると、これまた色々な役割に応じた意義があります。

貫板に大きな合板を両面から挟み付けて構成する、西洋風の大壁と云われる構造と比べると何とも神秘的とも観られる工夫が随所に見られる和風住宅です。
今日は田川市FAS工務店、三村建設株式会社を訪問し、社長の三村良一さんと意見交換を。

写真は、ファースの家で新築されたご自宅を訪問し、ご両親などを祀った仏壇の前で撮りました。
この部屋はまさに和室の良さが隅々に生かされております。
鴨居の上の長押に飾られた、故人の遺影も満足そうに見下ろしておりました。

三村建設さんも、祖父母の代から続けて来た工務店は、その経営と匠の技も立派に伝承して行く事でしょう。
今日は、昼休みを利用して田川市の炭鉱博物館を見学してきました。
北海道はまだまだ雪深い冬ですが、今日の福岡県は小春日良いと天気に恵まれました。
さて、明日はまた、その氷点下の北海道に戻ることに…

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大工さんの匠と温熱性能…新大阪~福岡~大野城市~博多

2013-02-21 21:01:58 | ファース本部
私達、日本の本来の家屋は、大工さんの棟梁が木材の柾目板目を見定めながら木材を刻み込み、建築物として存在して参りました。
今でも木造軸組み工法に拘りを持ち続ける匠達も少なくありません。それと云うのも、単に木材が好きだからと云うだけではありません。

1300年前の建造物である法隆寺はいまだに毅然とその現存建築物と存在しています。
また各地に建立された数百年前の木造建造物が、台風や地震で倒壊したことなど殆どありません。
姫路城は大柱2本に大梁が掛けられ、それに小桁が掛かって構造を為しています。

五重の塔は、1本の芯柱から四方に昇り桁が伸びて四本の柱を連結して建造されます。
「柳に風」と云いますが、激しい地震の揺れを重ね桁が何重にも分散し合って吸収する構造になっております。
私達が想像も出来ないような構造思想が息衝いていたのでしょう。

今でも、そのような木造の強みを生かした家づくりを行っている工務店が存在します。
写真は今日、訪問した大野城市の新規FAS工務店の㈱梅野工務店さんで撮りました。
写真は、社長の梅野伸幸さんです。その前に在るのは社長のお父様(会長)が造っている2基目で50分の1の五重の塔です。
ちょうど一階部分まで出来あがっておりました。

梅野工務店さんは、このような神社仏閣を行う宮大工だけに拘っている訳でありませんが、日本古来の木造建造物に温熱性能を加えて万全の家づくりを行うための気概を感じます。
梅野さんは、木造の家づくりに執念を燃やしつつも、住んで真に快適でエコ空間を提供するための取り組みに挑んでおりました。

五十の塔は、完成品も在るのですが、写真の作成中の塔の方が構造の中身を見る事が出来てとても参考になりました。
お近くの方は「梅野工務店」で検索してご覧ください。
またこのような技術を生かしながらエコ住宅ファースの家を実践する梅野工務店さんも注目を。

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江戸と浪花のほのかな意地の張り合いが…大阪市内

2013-02-20 19:00:15 | ファース本部
圧倒的な人気を誇っていた大阪維新の会ですが、代表の橋下徹大阪市長が、前東京都知事の石原慎太郎氏率いる太陽の党と連携した時点から急激に支持率が下がったと言います。
関西人のプライドが東京色の濃い石原氏に嫌悪感を持ったからだと云う人もいるとか。
江戸と浪花の意地の張り合いが垣間見られたような気が致します。

エスカレーで急ぐ人のために片方を開ける場合、関東以北では総じて左側に立ち止り、右側を開けます。
関西以西は、右側に立ち止り、左側を急ぐ人のために解放しています。
中間地点の名古屋あたりでは、関西や関東のようにはっきりと定まっていないようです。

電気の周波数は、関東以北が50ヘルツで静岡県から以南が60ヘルツとなっています。
この周波数の違いから60ヘルツ仕様の東海道新幹線は東京駅で、50ヘルツ仕様の東北新幹線に乗り換えなければなりません。
何とも不便さを感じてしまいます。

電力周波数の違いは、この度の原発事故で電力融通が円滑に出来たのが、東京電力と同じ周波数の東北電力と北海道電力だけのため、計画停電をせざるを得なかったと云う事です。
50ヘルツと60ヘルツを変換するには、極めて大きな装置を必要とするからだそうです。

東西大都市の相互がライバル意識を持って競い合うのは、色々な相乗効果を生み出すメリットもありますが、何とも不利益を生ずる争いごとになっていることも多いようです。
プロ野球の巨人と阪神の試合になると、東京と大阪の戦いのように盛り上がるそうです。
私達のような北海道の人間は、江戸と浪花の葛藤を面白おかしく見てしまうのですが。

今日は終日、その大阪市内で様々な人と会い、関西文化に触れることが出来ました。
写真は視察先の展示場の近く、難波付近に見なれたグリコの看板も大阪の風物詩ですね。

さて、現在の大阪の気温+6℃、東京も+6℃、北海道は北斗市-7℃でほぼ全道が同気温になっています。
今日は天気に恵まれた大阪でした。今日は早めにホテルに入れたので、依頼されている原稿執筆を行います。
明日は、九州博多に移動することに。

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経営者の苦悩と喜び…北斗市~函館空港~羽田空港~大阪空港~大阪市内

2013-02-19 20:05:51 | ファース本部
国会の予算委員会では東京電力の社長が、原発事故で多大な迷惑を掛けたことを事あることに謝罪しております。
決して現在社長の自分が犯した不祥事ではないのですが。
学校で発生する体罰事件やイジメ、セクハラなどにも校長が平謝りする姿があります。

自治体首長は、自分が就任する前の事項が要因で具現化した事件も、その首長の責任を回避することは出来ません。
私達のような企業経営者は、全く知らない部署で知らない人員が起こした事件であっても、組織の指導者としての責任を問われます。

組織の長の最高峰にいるのが内閣総理大臣なのでしょう。
国会の予算委員会では現場で発生している不条理を追及される場面が度々あります。これも逃げて通ることは出来ません。
24時間常に緊張状態に置かれながらも、政治家の殆どは総理大臣を目指しているのです。

国を動かすダイナミックな躍動感は、その長でなければ出来得ない達成感かも。
学校経営者も大勢の生徒達を部下の教師達と指導し、巣立って行く姿を見るのは、校長、教頭、一般教員それぞれが、見る姿が違っているようで校長のそれはまた格別だと。

私達、企業経営者にとっても組織が大きくなって影響を与える範囲が大きくなればなるほど、責任度合は大きくなります。
一方では、経営者でなければ感じ得ない充実感や達成感を味わえるのです。
95%の苦悩と5%の喜びなのですが、その5%は苦悩95%をはるかに超える達成感なのかも知れません。

写真は久々に降り立った伊丹空港ですが、この空港利用者の20%が経営者だそうです。
今日は、空港ホテルラウンジで、ある経営者と経営相談を受けておりました。
僅かな喜びを得るために経営者達は、日々奮闘しているのでしょう。そう言う自分もですが…

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与野党攻防と国家再生は…北斗市

2013-02-18 18:02:51 | ファース本部
ひところ野党となった自民党は分裂の危機があったと云われます。
政治を直接執行できない野党の場合は、外野席からヤジを飛ばす存在なのでしょうか。
ところが自民党は、分裂することはせず再び政権の座に就いています。

自民党青年局長の小泉進次郎氏は、スピーチに立つごとに自民党時代の政策ミスを反省し、その教訓に基づいて今後の政治を進捗させると説いています。彼の超人気の秘訣なのかも。
野党は、政権政党をこき下ろす事ばかりではなく、国家国民に善とする政策は積極的に協力する姿勢が必要なのでしょう。同じヤジでもそのヤジに奮起活躍するプレーヤーが。

今の民主党は、自己喪失に陥っているようにも見えます。
そもそも「政権交代」と云う旗のもとに参集した議員達は、それが目的であり、実際に政権の座に就いたときのダッチロール運営は、政党の志・理念・信念をまとめた綱領が明確でなかったからでしょうか。

今日の毎日新聞のコラムに70年代の自民党リーダー、故大平正芳元首相を再評価する声が民主党中堅・若手を中心に起きているとの記述がありました。
「あ~う~」と喋り下手で「鈍牛」と云われた大平氏が注目されるのは、まさに理念と政策によるものだと。

大平さんは当初から財政均衡のため一般消費税導入を目指していたそうです。
同時に「田園都市国家構想」があり、田舎を活かしてこそ国が栄えるのだと。
更には、「環太平洋連帯構想」を掲げたと云いますが、これはまさにTPPの必要性を訴えていたのです。

TPPの中身を全て国家国民に公開させ、自由貿易で影響の受けるとされる農業、漁業、林業、保険、銀行、医療、教育、交通さらには、自治政治の在り方なども再検証すべきでは。
TPPは、反対、賛成の結論在りきではなく、情報収集在りき、吟味在りき、議論在りき、国民コンセンサス在りきなのではないか。

さて、今日は北斗市役所に出向き、市長、副市長に全国大会の内容を報告してきました。
終日気温0℃、シトシトと湿った細い雪が降る一日でした。(写真は今日の北斗市内)

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全国大会テーマ「家って何?」…青森市~函館市~北斗市

2013-02-17 11:18:25 | ファース本部
家って何?  一生涯の身を委ねる家って。かけがえのない家族を守る家って。家って何なのだろう。

私達の先人達は、素晴らしい匠の技を遺してくれました。
茅葺屋根の家屋は、単純な高気密、高断熱などという手法ではなく、湿度管理という、何とも神秘的な方法で冬暖かく、夏涼しい家屋のメカニズムを具現化しています。

それは単に暖かい、涼しいだけというのではなく、100年以上もの高寿命を成し遂げてきました。
更に家づくりは、作り上げ、建主さんが住んでから一緒になって育て上げるとの理念も、この茅葺屋根の家屋は教えてくれています。

この先人達は、パタパタと新建材を張り合わせ、30年ほどで家を叩き潰してしまう量産住宅に、警鐘を鳴らし続けてきたのです。

私達は、ふと耳を傾けることで先人達、彼らの声を聴くことができる。
私達ファースグループは、この先人達の家づくりの思想を取り入れたのです。
最新の技術を持って茅葺屋根の思想を現代住宅に。
「水分管理」という茅葺屋根の構造思想を住宅工法で具現化しました。

そして先人達が行ってきたのは、大工さんの棟梁と、建主さんとの人間関係を好循環させる仕組みをも……
北海道で生まれたオール電化住宅専用工法、ファースの家は、津軽海峡を渡り、この秋田県で本州展開の基盤を構築しました。
先見性のある秋田県の方々は、その献身的な尽力によってエコ電化住宅の情報発信地にしたのです。
本州でのエコ電化住宅は、まさにこの秋田県が発祥の地であり、今やこの仕組みが全国に広がっている。


【この文章は全国大会in秋田で開催したオープニングビジアルに告示されたコメントです。】
さて、全国大会も無事に終わっても参加した仲間達が、帰還して初めて安堵するもの。
私は記念講演のため、半日遅れで豪雪に阻まれたものの、無事に北斗市本社に帰社出来ました。
改めて全国大会の秋田にご参加戴き、またご協力を賜りました方々に衷心より感謝とお礼を申し上げます。

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何故オール電化なのか…秋田市~青森市

2013-02-16 22:19:21 | ファース本部
気温20℃の湿度50%が暖房での快適空間と云われております。
この同じ20℃でも、湿度によっては体感温度が大きく異なります。
20℃で快適だと体感するには、湿度が50%前後にキープすることの前提が伴います。

この湿度がもう一つの熱あることは、どれだけ人々が知っているのでしょうか。
気温20℃の室温の時、湿度は、10%で気温、約4℃の相当する熱を有しています。
つまり、50%と云う事は気温20℃に相当する熱量を持っている理屈です。この熱を潜熱と云います。

勿論、40℃もの熱は顕在化すると暑くて不快になりますが、実質的に隠れた熱として存在することに変わりありません。
この湿気の持つ潜熱をコントロールすることを調湿ハウスとでも言えそうです。
湿度を高くすると、住む人の身体から水蒸気が蒸発し難くなります。
つまりは体温を奪われ難い室内環境をつくると言う理屈なのです。

真夏は、湿気を室内から抜き取ると、身体から水分が蒸発して体温を奪います。
同じ気温でも涼しさを感じる事が出来ます。この家屋内で燃焼ガスを発生させると換気量が増大し、調湿することが出来ません。
そのために電化住宅にせざるを得なかった理由が。

この電気を上手に使用するには、とにかく家の温熱性能が問われます。
断熱気密性能のない家を電化にすると、貴重な電気エネルギーの無駄遣いにも繋がります。
昨今の高機能エアコンは、上手に使用すると-20の外気温でも充分に暖房空間をつくることが可能です。
それは、家の温熱性能が確保されている事が大前提となるのです。

今日は、秋田ファース会主催の全国大会記念講演(写真)を行いました。
一般公募の参加者が会場いっぱいに参集して戴きました。
そこで「何故オール電化」なのかをテーマに調湿効果の必要性を勉強して戴きました。

さて、全国大会が終わった翌日はいつも天気が荒れますが、今日も吹雪となりました。
秋田から青森まで特急つがる号が新青森駅付近で立往生しています。秋田を発ってから既に5時間近くになりますが、いまだに止まったまま、車中からのブログ更新となりました。
全国大会が終った後のアクシデントでした。今日は青森のホテルに辿りつけるか車中泊か。

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全国大会開催の意義…秋田市内

2013-02-15 21:11:49 | ファース本部
毎年一回開催するファース全国大会の今年は、オール電化住宅の本州発祥地、秋田県秋田市で開催致しました。
初回は上磯町(現北斗市)、2回目札幌市、3回目網走市、4回目愛媛県松山市と繋ぎ、全国の各地の都道県で開催してきました。

この一年間でのファースのバージョンアップや新技術、それにエネルギー事情や政治体制、省エネ政策、法制改定などの対応策などを実施し、或いは導入手法などを発表します。
私達は、この全国大会での発表を目指して様々な技術改善や研究開発を行っています。
机上理論ではなく、実践するためのプレゼンが主な内容となります。

内容もさること工務店経営者の不安感を払拭するための情報を与える事は、もっとも不可欠な目的なのでしょう。
貴重な旅費交通費を掛け、北はオホーツクから南は九州宮崎鹿児島など全国から仲間達が参集致します。
彼ら彼女らは皆、仲間どうしなのです。

互いに情報を交わし合い、交流を深める絶好の機会となっております。
今年は「信頼の種を植えて行こう!」をテーマに仲間達の工務店どうし、販売代理店どうし、専用部材メーカーどうしがタスキ掛けで連携し合い、家づくりにおける信頼と気概を確かめ合うための全国大会です。

この10月からは省エネ基準が改定されます。家の温熱性能は、いよいよ基準から規制になります。
国が定めた以下の温熱性能の家を造れなくなる時代は、もう直ぐです。
私達、ファースグループは、24年前から行っている事を粛々と持続させることなのですが。

今日も「住む人と幸せを分かち合う家づくり」の理念を分かち合いました。
写真は、式典最後に私がまとめる式典総評講話の場面です。
この後には、秋田名物のなまはげ太鼓で大いに盛り上がって終了することが出来ました。
 感謝合掌!

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其々の旅の在り方…北斗市~函館市~青森市~秋田市

2013-02-14 17:15:54 | ファース本部
ホームの片隅に佇んで列車に乗り込むのを躊躇している若い女性がいます。
1人を抱いて、1人の手を引き、もう一人の男の子を連れ、3人もの子供達と一緒に出掛ける家族がいます。
佇む女性の心境はいかに。3人の子供の父親は何処に。

私達は、明日開催の全国大会in秋田の準備のため、居残り組みを除いたスタッフ全員が、北斗市、函館市、札幌、東京、熊本から秋田に移動してきました。遣ることがはっきりと。
全国から参集する仲間達に、勇気と元気と明日からの活動資源を植え付けるのが目的です。

高齢のジイさんを労わるように、孫と思われる青年が荷物を持って丁寧に引率する姿は、心安らぐ場面です。
列車のデッキで、大声を張り上げ誰かを携帯電話で怒鳴りつける声が。
車内販売の女性に、自分好みのビール銘柄をと、無理難題を言うオジサンが。

列車の中には、色々な背景を持ち、様々な事情を抱えた人々をワンロットで運んでいる。
私達も、そのワンロットで運ばれたモノのひとりでした。
明日は全国大会です。明後日は、全国大会記念講演を。当方の緊張する時間は続きます。

さて、函館から津軽海峡を渡って青森で乗り換え、秋田のホテルに到着しました。
何処もかしこも雪が降り続いておりましたが、明日の天気が気になるところです。
ちなみに私は晴れ男と云われ、過去13回の全国大会は全て好天でしたが…

これから写真の秋田キャッスルホテルで全国大会の会場の視察を行います。

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