豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

地域工務店の経営規模を思慮する時…高知空港~羽田空港~函館空港~北斗市

2010-11-30 18:02:38 | ファース本部
私達のような企業経営者には、多かれ少なかれ企業規模拡大の野心が潜在しています。
こうした経営者の企業を大きくしようとの野心があるから、経営継続も可能なのでしょう。
企業経営者には、日曜祭日も関係なく常に経営責任を背負っており、そのプレッシャーたるや、一般社員の数百倍以上にもなると云う統計もあります。

企業経営者は、トップであるからゆえにとてつもない孤独感の苛まれているものです。
上場している大企業の経営者は、株主会議で社長交代などを行う事が度々あります。大企業の場合は、会社の借財と個人の資産が別立てとなっており、社長も給料取りの1人です。

私達、零社企業の経営者の殆どは、経営者が企業の借財も一緒に背負っており、大企業のような単なる社長交代と云う訳には参りません。地域密着の工務店経営者の多くは、やはり会社と個人の資産や借財が一緒になっているようです。会社の借金は経営者個人の借金と同じですが、会社に資産が構築できると、これも個人の財産になるのです。

会社経営には、売上高より経常利益高を優先しなければなりません。ところが規模拡大の野心は、どうしても売上高を優先しがちとなるケースが多くあります。毎日、毎晩、仕事繰り、人繰り、資金繰りに奔走しながらも結局は、経常利益が1%にも及ばないなどと云う事もあります。賢明な工務店経営者は、規模拡大でなく経常拡大を目指します。

特に地域工務店の経営規模とは、年間1億数千万円から3億円が上限だと云えそうです。
この規模が、最も経営効率の高い工務店規模と云えそうです。今日は高知市内のファース新規工務店、㈱津野工務店さんを訪問し、写真は代表者の津野暢彦さんと撮りました。
津野さんも規模でなく、小粒でもピリリと中身の濃い工務店経営を目指しているようです。

高知は照和建設さん、津野工務店さん、そして販売代理店の新共住設の坪内社長さんなど、将来を託せる若い経営者が揃っており、今後が多いに期待できそうです。
今日は南国高知から、東京乗り換えで雪が降る北海道北斗市に帰社してきました。
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不器用モノの美学…松山市~高知市

2010-11-29 20:57:30 | ファース本部
人当たりが優しく、言葉も穏やかで、上手に世渡りの出来る器用な人は、色々な面で、ものごとが有利に展開する事でしょう。例え中身が薄っぺらであっても、一通りの人間関係を維持し社会人としては、不器用ものより、器用な方が良いに越した事はありません。

しかしながら器用さだけが際立って、中身の無い人を人格者とは云わないようです。
人格、パーソナリティーは、内包した人柄や優しさ、知識や情報量が、ほとばしるように表面から発散されて本モノと云えるよう。私のような器用貧乏を人格者とは云いません。

中には溢れるばかりの優しさや知識、情報量を持ちながら、表現力が乏しい事で、損ばかりしている人も少なくありません。
しかしながら、このような内包した人が、真の人格者になるのは割と容易な事のようです。

今日は何年ぶりかで高知市のファース工務店、株式会社 照和建設さんを訪問しました。
照和建設の専務、西村昌康さん(写真)は、優しさ、誠実さ、知識、情報の中身を目いっぱい詰め込みながら、表現力の不器用さで損をしている、典型的な人のように感じます。

会社経営の実務の殆どを実践しており、いつでも専務から社長に交代出来る環境にありながら、母親の存在を思わんばかりの奥ゆかしさが、それを抑えているようです。家族や社員、協力業者に人一倍の思いを寄せながらも、ついつい発する言葉が武骨なのかも…

西村専務のような人の、真の人柄を知った時は、器用さだけの薄っぺらい付き合いなどではなく、人生を委ねられるような安心した人間関係を構築できるものです。建築関連の経営者の方々には、不器用な人が多いのですが、不器用モノの美学なるものが在りそうです。

今日は北海道が寒波の襲われているとの報告を受けています。此処、南国土佐は、寒い寒いと云いながら15℃もあり、とても過ごし易い一日でした。明日はその寒い北海道へ…

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幸せそうな家庭と真に幸せな家庭の違い…岡山市~松山市

2010-11-28 18:49:22 | ファース本部
家を快適そうにつくる事は、そんなに難しい事ではありません。家の形状、外観、内観、間取り、立体空間を上手にレイアウトし、建具やキッチン機能を充実させますと、住んでから、いかにも快適そうな家だと感じさせる事は可能なのです。

意匠の素晴らしいベランダには、美しく刻まれた手摺が付き、窓ガラスの格子が菱形に刻まれて奇麗な造形が為されています。本当に快適そう……しかし、真に快適な家とは、その見える部分には殆ど顕在化していないものなのです。

まさに見えない壁の中、床下、天井裏の断熱材、窓ガラスの組み合わせ、ドアの断熱性能などは、造形的に見せるようになっておりません。しかし、その部分の機能や性能にこそ、人が住んだ後に「真の快適さや真の幸せ」を感じさせる大きな要素が含んでいます。

家が暖かい、涼しい、そして家屋内が開放的で家族のコミュニケーションが取り易く、加えて暖房費、冷房費、メンテナンスコストなどは経済的でなければなりません。
幸せに住まい出来る居住空間には、このようなハードとソフト面の要素を必要とします。

しかしながら、それ以上に必要なのは、住む人と家づくりに関わる人どうしの信頼関係です。
今日は、愛媛県のファース工務店の結婚式に参加しました。真に幸せな家庭生活を保持するには、他人どうしが一緒になって努力しながら育む「信頼」と「愛情」なのでしょう。

写真は、今日の主役である新郎新婦のお二方を撮りました。
松山市のファース加盟工務店、うずくぼ工房の専務、山本寿仁君とお嫁さんの三浦加奈さんです。お二人の姿には表面だけを着飾った印象は全くありません。
内面に秘めた謙虚さ、誠実さ、実直さを感じます。

必ず、幸せそうな家庭ではなく、真に幸せな家庭を構築できる事でしょう。
今日の瀬戸内は新郎新婦の門出を祝うように終日、穏やかな一日でした。
明日は坂本龍馬の郷里、土佐の高知へ移動予定を…
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負の連鎖を阻止しなければ…岡山市内

2010-11-27 19:58:47 | ファース本部
何の産業技術の研究や開発もしないで、大国と大国との狭間でその思惑を使い分け、国を為すとしたら一番の不幸なのはその国家の国民なのです。また「悪のコア」を放置しながら敵対国の出方を見る大国思考は、やがて国際社会から大きなしっぺ返しを喰らうでしょう。

国際社会の秩序も、一国の「悪太郎」(朝日新聞論説で北朝鮮を表す)を野放しにした事が、現在のような様々な弊害を生んでいるようです。この「悪太郎」の存在を助長させながら自国の国益を有利にしようとする国家(中国を示す)が在る云う事です。

学級崩壊もたった1人の問題児の扱いを誤った事が動機である場合が多いようです。
教師が1人の問題児対応に意識と労力を費やし、学級全体を見る事が出来なくなり、他の生徒が影響を受けて、その保護者達が行動を起こすと一気に学級崩壊になります。

私達のようなフランチャイズ方式で全国展開を行っているグループも、本部方針に従わない、たった1社の加盟工務店に取るべき措置をしなかった事がグループ崩壊を招きます。負の連鎖となるような「悪太郎」の芽は、その球根が根付く前に、然るべき処置をしなければなりません。

私達ファースブループは、加盟工務店どうしの仲間意識がとても強い事が自慢です。
しかしながらフランチャイズ展開をしてから17年、1社の「悪太郎」もいなかった訳ではありません。10年前までは、自社利益だけの行動で仲間に迷惑をかけ、再三の方針指導、業務改善命令などの従わず、除名勧告を行った工務店も少なくありませんでした。

国際社会の秩序、学級経営のバランス、企業や組織運営などは、初期時にしなければならない然るべき対応が後手に回った場合、負の連鎖が止まらなくなる場合がありそうです。
今日は岡山で次世代工務店の真髄と題しハードとソフト面での研修(写真)を行いました。我ファースブループには積極的に勉強する姿勢があり「悪太郎」が出る要素はありません。

天気が良くて気持ちの良い岡山でしたが、明日は愛媛県に移動を…
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言論の自由と口論の違い…北斗市~函館空港~羽田空港~岡山空港

2010-11-26 21:52:20 | ファース本部
今日の移動中に飛行機の機内で読んだ新聞に「国会は言論の府のはずが、このところ口論の府になり下がっていないか」と云う内容の記事が目につきました。自由で闊達な議論を行う場所が国会だとしたら予算委員会などでの発言は下品なヤジにしか聞こえません。

自民党が与党の時は、国会内での野党の罵声やヤジがとても気になっておりました。
おそらく、その時の事を覚えている自民党の議員は、当時の野党と同じレベルの罵声やヤジなどを行わないモノと思っていましたがそれ以上の下品な怒声を発しています。

政府与党つまり民主党の支持率が低下すると、野党自民党の支持率が上昇するのが通りなのでしょう。しかし、その割には自民党の支持率もジリ貧状態のようです。自民党は、政府与党の主張をじっくりと聴いてあげる、もっと大人の政党だと思っていました。

確かに現在の政府与党は、遣ることなす事が後手になって、国民に何とも頼りない印象を与えているように感じます。その上げ足をとるような野党の対応にも嫌気を感じます。
そもそも民主党は、どんな国家構築を目指すのかが曖昧なため、党内議員の発言がバラバラになって内紛状態に陥っているような印象を与えるのかも知れません。

北朝鮮の暴発行動は、国家国民の安全を脅かす行為であり、与野党が協力し合って対応にあたる事が必須です。自民党が与党の時も、失言を誘発させる質問を野党が行い、まんまとその質問に乗せられて国会が空転した事が何度もありました。

国際的な経済対策や国防は、与野党の枠を超え、筋を貫いた議論を国民が期待しています。相互の責任の擦り合いで国家予算が通らないのでは、国際競争力や国家安全が必然的に劣化して行くのは当然なのでしょう。国民は足の引っ張り合いではなく、政治プロセスを注意深く監視しています。そして次の総選挙には、その意思が反映される事でしょう。

今日は北海道から岡山に移動して来ましたが、写真は東京羽田空港のラウンジから撮ったものです。明日は岡山市内で「次世電化住宅研修会」を開催します。
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構造体の熱容量と気温移動…函館~北斗市

2010-11-25 18:14:18 | ファース本部
ファース本部は、天井裏に高機能エアコン一台だけと云う次世代型エコ住宅を建築しています。冷暖房を高機能エアコン一台以外は使用せず、冬暖かく、夏涼しくしようとの試みです。家の断熱や気密性能を特化しなければエアコン一台では熱量的に間に合いません。
エアコン一台を天井裏に納めた仕様では、日本で初めての試みだと思われます。

現在、今週末から完成体感会を開催するために仕上げを急いでおります。
高機能エアコンを天井裏のような高さの低い狭い場所に設置すると、エアコン周辺だけしか暖まらない「ショートサーキット現象」を起します。その対策のために何回もの実証を行って開発した「ショートサーキット防止装置」の特許申請を出願しています。

写真は加温中のそのエコ住宅のコントロールユニットを撮ったものです。撮影時は、外気温12.5℃、エアコンのある天井裏気温23℃、床下20℃、居室18.5℃となっていました。エアコン吹き出し付近の35℃の気温を送風機の付いたダクトで床下に引き込みます。

床下のダクトからの吹き出し温が33℃でした。ところが床下の潜熱蓄熱材、構造部材などの温度は18℃程度なので全体温度が上昇するまで相当の時間を要する事になりそうです。
1㎥の空気を暖めるには約0.3wの熱で足りますが構造体1㎥となると900倍、270wもの熱量を要します。この構造部材が23℃程度になると数時間なら停電でも大丈夫となります。

撮影時から2時間後に外気温が10℃、天井気温23℃、床下気温20.5℃、居室気温19℃になりました。時間が経つと家全体が天井裏気温の23℃に近くなる事でしょう。
このようなエアコン暖房の特徴は、構造体が均一温度となり、床、壁、天井と室温がほぼ同じになると、電気ヒーターの4倍以上もの省エネ稼働となるのが特徴です。

この技術が確立すると、設置費用が高機能エアコン一台ですから大幅に削減されます。
また電力消費量が蓄熱暖房機の半分程度で間に合う計算となります。
環境保全、省エネ、エコ貢献のためにも積極的にこの技術を熟成して参ります。
今日はとても穏やかな1日の道南でしたが、明日は岡山へ移動です。
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緊張感とタガが緩む時は…函館~北斗市

2010-11-24 12:53:49 | ファース本部
この仕事を終えて明日は休日だと気が緩んだ隙に、目いっぱいに張っていた緊張の糸が切れ、日頃の疲労が体調不調となって具現化するのでしょうか。
風邪の具合で三日三晩を寝て過ごす事になり、普段の健康管理の甘さを猛省しています。

ワインなどの酒は、木樽に詰めて熟成させると風味や旨味が増すのだそうです。その木樽のタガが緩めば、熟成した酒が洩れて無くなってしまいます。酒蔵元の職人達は、気温と湿度を見定めながらタガの緩みに注意を払っているのだそうです。「タガを緩めず」と云う事は、常に緊張環境を保持しておく事と同じ意味であろうと思われます。

韓国、仁川港近くの島の住宅地域が、北朝鮮の基地から砲撃を受け、多くの死傷者が出ました。このニュースは、隣国の我国だけでなくアジア各国に大きな衝撃を与えました。
どうも北朝鮮と云う国には、ウィンウィンの関係を望まないようです。かの国は、常に緊張関係を設えつつ、物資援助を要求すると云うのが常套手段なのでしょう。

我国の法務大臣のうっかり喋った言葉が大臣辞任にまで及び、まさに地元の選挙区、身内の後援会で、気の緩みが云わした発言は、政権与党の屋台骨をも揺すっています。
法務大臣の国会答弁は、「お答え出来ぬ」「法の基で粛々と」の二つだけを覚えておけば…

この「ふたつだけ発言」が国会軽視と指摘されました。しかし、我国の国会で法務大臣答弁を行うには、それ以上の中身の伴う発言を期待できるのでしょうか。
場合によっては「指揮権発動」と取られ、もっと大きな問題発言ともなり兼ねません。

人の身体も、政治も国際社会の環境も、「ゆとりと緊張」の兼ね合いこそが肝心のようです。
写真は先ほど会社の前の道端に残ったタンポポと雑草の付け根から、澄み切った初冬の青空を撮りました。今日はこれから家庭裁判所での研修会を受講します。
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人を好きになった分だけ好かれるのです…秋田~青森~木古内~北斗市

2010-11-20 14:41:36 | ファース本部
誰もが人から慕われて、愛されながら過ごしたいと思っています。
「我道を行く!」と、妥協を許さない生き方も無い訳ではありませんが、意固地になっているだけで、常に心の中にはきっと空虚感を持っているように思われます。

人に好かれる人は、人に心を開き、相手に対して温かく接し、関心を持つ事なのでしょう。あるコラムに子供に好かれる人は、子供が着ているもの、持っているものを必ず誉め、そして子供に微笑みかけ、その子供の存在を意識し続ける事だそうです。

人は嫌な眼で見られるより、無視される事の方がはるかに傷付くもののようです。
最大のいじめ行為は、無視、シカト…罵声を浴びるよりはるかに陰湿ないじめ行為です。
一方、慕われ、尊敬される人の態度は、誰にでも笑顔で声をかけています。

ホテルや歩道の床を掃除しているおばさんにも、守衛のおじさんにも その人の存在に関心をよせ、人間のもつ自尊心を傷つけない配慮を、無意識に出来る人が、人に好かれるのでしょう。私達は、まず人に好かれるために、人を好きになろうと云う事です。

今日は風邪をこじらせたようで、秋田からの辛い列車の5時間移動となりました。
青森駅で乗り換える際に、秋田から一緒だったご婦人が、咳込む私のために、ホットレモンを自販機から買って来て「身体が温まりますよ」と差し出してくれました。

ガラガラになった喉に、酸っぱさのある熱いレモンが溶け込み、重い身体が軽くなった気がしたものです。おそらく、このご婦人は周辺の人々に対して分け隔てなく気配りを行える人なのでしょう。この方はきっと、素晴らしい人生を歩んでいるように思えます。

今日は土曜日なので午後になると社内にスタッフが誰もいません。
秋田出張を出迎えてくれたのは、玄関ホールの招き猫ちゃん(写真)でした。
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自分の弱点を知る事の強み…北斗市~木古内~青森~秋田

2010-11-19 21:02:56 | ファース本部
「誉め殺し」と云う言葉を使う場合があります。
これは心から対象者を畏敬の念を込めて誉めているのではありません。
軽蔑の念を持って言葉の中に様々な皮肉や揶揄する感情が込められます。
これは貶すよりはるかに厭らしく、まさに誉めて殺すと意味合いなのでしょうか。

「人の口には戸は立たぬ」と云いますが、あえて憎まれ口を云う人もいるようです。
私のように露出度の多い立場の人間は、自分の弱点を自覚していなければならいようです。自分を、他人からみたら確実にこの部分が劣っている事を知っていると云う事です。

自分の短所を自覚していないと思わぬところで失態を及ぼす事があります。
自分の弱みは、他人に見られたくないものですが他人からはよく見えているものです。
他人は自分の弱点より他人の弱点がよく見える…自分がその逆になればどうでしょうか。

自分の弱点は自らが判っているようで正確には判っていないようでもあります。
他人から批評されて、それを真摯に自分の弱点として受け止める事は中々難しいものです。「どんな人間にも欠点はあり、ただ見せていないだけ」との格言があります。

他人から批評を冷静に対処できたら、それだけでも人格者と云えそうな気がします。
自分の短所を自分が気付き、それを改善しようとする人は、他人から尊敬される第一歩のような気がします。「人の欠点はその人の人間味になる」とも云います。
色々な人々の長所短所を融合し合いながら、寄り良い社会構成を為して行くのでしょう。

今日は秋田県で「地域工務店経営者セミナー」で講演(写真)を行いました。
学ぼうとの意欲が満ち溢れた参加者ばかりでした。主催者の㈲カマダ企画、社長の鎌田弘美さんの要請で、地域工務店は「弱小であるからこそ強みなる」をテーマとしました。

この数日間、喉を傷めて声が擦れ、セミナー参加者の方々にはお聞苦しい思いをさせた事をお詫び申し上げます。明日は帰社して休養に努めます。
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「さようなら」は、新たなスタートに…東京~羽田空港~函館空港~北斗市

2010-11-18 17:54:14 | ファース本部
人の出会いには必ず別れが伴います。
遠ざかる列車に乗って旅立って行った人、空港の搭乗者待合室に消えた人、闘病の果てに寿命がつきた人、何十年も連れ添った最愛の家族にも別れの時は必ずやってきます。

「さよなら」と旅立って行った人には、自分と知らない世界での始まりなのでしょう。
運命の定めで浄土へ旅立って行った家族には、その人の居ない後の時間の始まりです。
毎日が多くの人との出会いがあり、また同じ数だけの人との別れもあります。

さりげない「さよなら」が、生涯の別れになる場合もあるのでしょう。
明日また直ぐに会える「さよなら」か、永遠に逢えない「さよなら」か…
いずれにしても「さよなら」は、新しい環境での始まりを意味しているようです。

会合で初めて合って知り合いになり、意気投合して語り合い、「また逢いましょう、さようなら」と交わした言葉が、彼の死亡の報せで、あれが永遠の「さよなら」だった…
人生が長くなればなるほど、多くの人と出会いと別れを繰り返してきた事になります。

今日の羽田空港と函館空港のラウンジでも、多く出会い、再会、そして別れのシーンを目にしてきました。昨日の告別式は、自分の現在の存在に、大きな影響があった人との別れでした。葬祭場に飾られた故人の遺影より、心の中に刻まれた遺影の方が鮮明です。

人との別れは、いつかまた会える別れであり、次に会える事を念頭のスタートです。
亡くなって二度と会えない人との別れは、その人の存在を胸に抱えて行く事のスタートのようです。写真はもっと多くの人々の出会いと別れがある今日の東京駅構内です。

東京から戻った際の快晴が、この時間は雨になりました。明日は早朝特急で秋田に…
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連勝や継続することの難しさ…東京都内

2010-11-17 20:40:40 | ファース本部
3年間、負ける事を忘れたのでないかと云われて勝ち続けた大横綱の双葉山は、当時平幕の安芸の海に、外掛けであっけなく敗れ69連勝に終わりました。
連勝記録を双葉山にあと6勝までに迫っていた横綱白鵬は、もっか11連勝中であった稀勢の里に正面から真っ直ぐに押し出されて土俵下まで転落し、完敗を喫しました。

どんな大力士であっても、負けるときは実にあっけないもののようです。
双葉山と白鵬、両者の記録を単純に比べるにはあまりにも環境が異なります。
双葉山の時代は、年2場所しかありませんでした。双葉山は実に3年も掛けて白星を積みかさねました。当時、ライバルも大力士が多く存在したと云います。

その双葉山の記録を「1年足らずで超えるほど甘くない」と白鵬自身が自問したそうです。だからと云って、意識して負けたのではないでしょうが、双葉山に匹敵する連勝とは100連勝くらいの目標を持っていたのかも知れません。

あるスポーツ紙のコラムに「白鵬は勝ち続けることの孤独を敬愛する双葉山と2人だけで分かち合ったのではないか」と評しています。当の本人は、周囲が熱狂するほどに気持ちが荒むと同時に、無念さと悔い、更には「微かな安堵感」を覚えているように思われます。

連勝はいつか必ず終わりがきます。雨は必ず晴れ、晴れは必ず雨になります。
厳しい現実が続けば、その向こうには必ず穏やかな時代の光明が見えてくるのでしょう。
今日は92歳の大往生を遂げた恩人の告別式、火葬式、49日法要に参列してきました。

故人は、下町の江戸っ子らしく、私は会うたびごとにどやされ励まされ、いつまでも元気ものでした。しかし誰にも人生を閉じる時が来ます。写真は先ほど撮ったホテル前の温度計です。東京の夜が、気温以上に冷たく感じるのは、やはり恩人を亡くしたことも…
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人生を全うして大往生を…北斗市~函館~羽田空港~東京都内

2010-11-16 22:31:52 | ファース本部
私が昭和42年に東京に出た際、私に鉄骨の加工する場所を旦那様を説得してくれた大恩人が、92歳の人生に幕を閉じました。勿論、その場所を貸してくれたご主人(部品工場の社長)も多くの人に慕われ、尊敬された立派な方で10年ほど前に他界しました。

私達は、どんなにもがいてもいつか必ず生命の灯火を消す事になるのでしょう。
今日は、大恩人の通夜の席に出て、同じ人生ならこの人のようにして、生涯を閉じたいものと思ったのは私だけではなかったみたいです。

私とは従姉妹にあたりますが、福地家から高橋家に嫁いでご主人と手を携えながら戦前戦後の動乱期を切り抜けて、社員数、数百人の会社を切り盛りしてきました。
現在は、身内に会社を任せて悠々自適の生活をエンジョイしておりました。

先月末に体調を崩して入院した際、見舞いに行ったのですが私の帰る時を見計らって「お前とはこれが見納めだ」と涙ながらに話し、言葉どおりになりました。
先週、土曜日の午前、肉親を枕元に呼んで「今日が終わりの日になった、ありがとう」と語ったと云います。

その日の夕方、まさに眠るように旅立って逝ったと云います。
そして自分が亡くなった後の始末の全ての段取りを付けていたそうです。
福地家は女系らしく、今年の夏に訪問した時は、自分も福地から嫁ぎ姓が変り、福地を名乗る人が少なくなったと嘆いていました。

今日のお通夜では、焼香者を迎える側に、福地を名乗る私と、私の長男と先月結婚したばかりの嫁さんも親族席につかせて戴きました。これも生前に言い遺した事だと云います。
彼女は、92年間の人生を、自分をさて置き他人の世話に生甲斐を感じていたようです。

いつまでも途切れる事のない焼香者の列を見ながら、この人のように人生を閉じたいものと念じたしだいです。写真は今夜の宿泊ホテルですが何がしか沈んで見えるのでは…

大恩人の葬儀で明日の予定がキャンセルとなり、関係者にはご迷惑をお掛けする事になりますが、悪しからずお許しを…
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ノーベル平和賞の意義…北斗市

2010-11-15 16:27:55 | ファース本部
米国のオバマ大統領は、段階的に核兵器の廃絶を実行しようと宣言を致しました。
現実は厳しいものの、大量に核兵器を持つアメリカ大統領の発言だからこそ重要でした。
ノーベル賞委員会は、去年このオバマ大統領にノーベル平和賞を与える決定を行いました。

世の中の全てが平和であれば、この「ノーベル平和賞」なるものは存在する必要がありません。
黒人公民権運動を率いた米国のキング牧師、昨日、自宅軟禁が解かれた民主化運動のリーダー、ミャンマーのスー・チーさんも、その「ノーベル平和賞」を受賞された方々です。

牢獄につながれたままで今年の「ノーベル平和賞」を受賞者した中国の人権活動家、劉暁波(リウ・シアオポー)さんは、授賞式に出向く事はとても難しいのでしょう。
本人はもとより中国政府は、各国に「ノーベル平和賞」受賞式への欠席を求めています。

受賞本人が受賞式に出られなかったのは、オシエツキーさんと云う人が最初だと云います。
彼は、ナチスに抵抗したドイツの言論人で逮捕されて獄中にあり、台頭するファシズムにノーベル賞委員会は、授与を躊躇し一旦は授与を見送ったそうです。

しかし、彼らは「ノーベル平和賞」の意義を遂行するため、授与に腹を決めたそうです。
ヒトラーは激怒してノーベル賞委員は、全員がナチスに逮捕されたと云います。
その気骨と反ファシズムは後に「ノーベル財団の永久的な功績である」と激賞されます。
一方で「歴史の審判に色あせる受賞」もあるとの批評も少なくありません。

私達、人間の社会に限らず、人間以外の動物や植物、そして微生物などの生き物すべてに争いがあり、闘争の中から生き延びる術を取得しています。しかし人間が行う戦争は、生き残る術を取得するどころか、その存続すら危うくさせる要素を感じます。

写真は昨日、33年ぶりにメダルを獲得した日本女子バレーの選手たちです。
ネガティブなニュースばかりが氾濫する中で彼女達の活躍は、平和賞に匹敵する価値が…
今日の北斗市は朝から小雪が舞う電気でしたが明日は東京に移動します。
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マスメディアを正しく読みには…中標津~千歳~函館~北斗市

2010-11-14 14:09:27 | ファース本部
もっともらしい告知をしている事業者を消費者は、どのように据えているのでしょうか。
住宅業界は大量に家を売るため、メンテナンスが間に合わず多くの建主さんが右往左往し、私達が運営している「NPO法人110番」には連日のように相談が寄せられています。

広告宣伝は、消費者が心を惹きつけるような企画を配信してきます。
マスメディアは、一気に何十万人もの人に情報を伝達するため驚異的な影響があります。
放送する時のポイントの絞り方も、プロの方々が要点を吟味して編集するようです。

内閣支持率も、対象者に対して単純に内閣を支持○か、不支持×かで問えば、きっと何処の新聞社がとったデータでも同数の数値が出る事でしょう。しかし聴き方をアレンジすると支持率のデータが異なってでます。
内閣を支持したい○、内閣を支持したくとも出来ない×では、同じ事を聴いているようですが、支持○と不支持×の差が大きく異なって来るそうです。

犯罪事件の報道において犯罪者側から事件を見たのと被害者側からの視点では、記事から受ける印象が全く異なります。一時的に大儲けした企業をヒーロー的な側面で報道した場合、その大儲けの裏側で影響を受けている企業を見た視点とでは全く内容が異なります。

つまり報道とは、描く記者や編集者の表現方法で悪を善とも、善を悪にも出来そうです。
先日、NHKニュース解説では、例のTPP 太平洋を囲む自由貿易圏を目論む「環太平洋戦略的経済連携協定」を積極的に推進すべしと云う内容でした。農業関係者が甚大な影響を及ぶとして大反対のTPPは、その農業を守るためにこそ必要だと云う論評でした。

菅内閣は、このTPPを推進する事で政策を進めているようですが、それが正論なのであれば世論を説得するアプローチを行うべきでしょう。
酪農、林業、農業で生計を立てている方々は、そのTPPの成り行きで影響を受けます。
今日は、その酪農地帯、道東の中標津空港(写真)から千歳乗り換えで帰社しました。
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潜在する素晴らしい才能…北斗市~函館空港~千歳空港~女満別~弟子屈~中標津

2010-11-13 18:10:37 | ファース本部
自分の能力が優れていると自分自身が気付くのはどのような時なのでしょうか。
才能に気付かないまま、生涯を終える人が居たとしたら本人にも社会にも不幸な事です。
人は誰もが、誰にも負けない特化した能力を持っていると云います。

大工さんでも、小さな細工をさせたら誰にも負けないと云う職人がいます。
絶対に雨漏りをさせない工夫を施す事のできる瓦噴きの職人も存在します。
家づくりの施工工事の工期と段取りを無駄なく行う事に、秀でた現場監督も存在します。

このような特化した才能は、他人から評価されて気付いてゆくようです。
しかし自分自身がどれほど優れた能力が在るかを知らない人が殆どなのでしょう。
特に自分から「私は優れている」と云う人ほど、実際は真逆の場合が多いとも云います。

様々な場面に出向き、色々な事項に積極的にチャレンジを試みるべきなのでしょう。
自分の才能を見出すのも自分自身であり、常に自分を試すと云う思考や行動が必須のように思います。仕事の最初は会社が与えますが、あとは自らが思考して大輪にさせます。

上手くやり遂げ、うぬぼれられては、成長がその時点で止まります。
与えられた仕事の遂行は当然であり、自分で仕事を設えるようになってこそ社員なのです。
「天は人に1ヶ所だけは必ず優れたものを与えている」と云う格言を信じましょう。

今日は道東、中標津町の㈱犬飼工務店さんを訪問しましたが、私達ファースブループに参加する工務店さんです。今日は、社員さん向け勉強会を行いました。
写真は、私の隣が社長の犬飼 勝さん、常務の鳴海和生(かずう)さんです。

犬飼工務店さんは、創業50年地元では老舗の大型建設会社です。犬飼社長、専務、常務さんはじめ社員の方々の熱心な勉強ぶりや、キラキラした瞳の輝きが印象的でした。
長年にわたり地域の信頼を得ているのは、この1人1人の社員さん真面目さなのでしょう。

今日の道東は気持ちの良い天気に恵まれ、弟子屈の仲間である近藤建設さんに立ち寄り、中標津へと移動してきました。明日は中標津空港から千歳経由で帰社する予定です。
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