豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

人の心を繋ぎとめる鎹に…北斗市

2016-01-31 15:46:53 | ファース本部

写真は「鎹(かすがい)」と言う、木材を繋ぎとめる金物です。
建築用の金物の中では、釘やビスに次いでシンプルな金具と言えそうです。
木材であれば、あらゆる角度の継ぎ手にハンマーで打ち込むだけで済むのです。

「子は鎹」とも言います。
私は家庭裁判所で多くの夫婦関係調整事件を担当してきました。
完全に破綻した夫婦であっても子供のために離婚を回避しつつ、しだいに普通の夫婦になって行くケースも少なくありません。まさに子供が夫婦の繋ぎ役、「子は鎹」だったのです。

今日は「雪の積もらない屋根」のチェック作業のために出社したのですが、嬉しいメールがありました。
以前、出張の際に東北のある経営者が、離婚の危機に直面しており。そのご夫婦から相談を受けたことがありました。
私は「血を分けた子供のために今為す事は離婚ではない」と進言したことがありました。

その奥様からのメールでした。
その時のお子様が一流大学を卒業し、官庁への就職が決まったそうです。
あの時に離婚していたら今の晴れがましい子供の姿を見ることもなかったと。
私にとって記憶に薄い出来事だったのですが、そのご夫婦は強く意識して来たと言います。

「子は鎹」
「鎹」とは、木材だけではなく、人の心も結ぶのですね。
外は氷点下ですが、少し気持ちがホットになりました。
「雪の積もらない屋根」も少しずつ改善点が見えて来ました。

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地域ファース会とファース・ユーザー会が…北斗市

2016-01-30 15:01:18 | ファース本部

平成5年からフランチャイズ方式で全国展開を行なっているファース工法です。
フランチャイズ方式と言えば、「本部だけ丸儲け」のイメージがついて回ります。
どっちに転んでもフランチャイズ本部は損をしない仕組みなっているからでしょう。

私達のファース工法は、「温熱性能を我々ファース本部が担保する」ことが前提です。
つまりファース仕様に基づいて施工したファースの家で温熱性能に問題が発生した際は、私達ファース本部が責任を持って対処いたします。

したがって入会金(ファース全ての特許権、登録商標、施工指導、スーパー熱計算ソフトの使用権を含み60万円)と月会費3万円で2020年省エネ義務対応にも充分に対処できます。
そのため、工務店研修会や工務店による施主様勉強会など頻繁に開催します。

地域ファース会を設立して個別工務店の他に地域ファース会主催の研修会を開催している場合もあります。今日は、青森ファース会の皆さんがファース本部にご来社されました。
施工中のQ値0.75のゼロスマファースや標準タイプのモデルハウス施工など見学します。

青森ファース会にはフランチャイズ方式で展開する一年前の平成4年に加盟された三沢市の柏工務店さん柏崎社長(私の左隣の白髪の方)もおられます。23年の付き合いです。
お互いに顔を見合わせて「互いにジジイになった!」と言い合っておりました。

この中の多く工務店は、個別の「工務店ファース・ユーザー友の会」も構築しています。
私達ファース本部は懸命に温熱スペック向上の研究開発を行い、各工務店はそのハードを忠実に家づくりへと活かし、その先に満足したお施主様の存在があります。
本来の住宅産業の姿のあるべき姿を実践し続けております。

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情熱は難問解決の万能薬…東京都内~羽田空港~函館空港~北斗市

2016-01-29 18:09:11 | ファース本部

ただ喰うために遣らされている仕事では、その仕事ぶりを見ればすぐに解ります。
仕事に没頭している人は、目が活きて燃えるような瞳をしているものです。
仕事の出来る人は、全身から溢れてくるような情熱が伝わってくるようです。

この情熱は、年齢に関係なくあらゆる年代の方々にも同じことが言えそうです。
創業者の多くは、仕事に向かっている時の表情が怖いくらいに厳しくなるものです。
無かった仕事を創り上げる時の厳しさ、そして時折見せる優しい笑顔には、全身から漲るようなオーラが湧き出るのです。

「経営の苦難を乗り切る対処法」と銘打った研修会に参加した事があります。
私達のような工務店に限らず多くの企業は、経営難局を経験しているものです。
講師のありきたりの話が延々と続き休憩後に「究極の苦難対象法」を伝授するとの事でした。

期待を込めて後半の講義に入りましたが、中々その「究極の苦難対処法」が出てきません。
講師は、満を持して対処法を言いますと宣言し、「それは情熱を燃やし続ける事だ」と。
フェっ!この一言。期待の反動で少しコケそうにはなったのは私だけでありません。

講義を聴いていた人の中には具体的な対処法を期待した人が多かったと思います。
しかし考えてみると究極の苦難などは、十人十色であり具体的な対処を期待する方が無理なのです。
自分なりの解釈は、仕事にも、遊びにも、とにかくエネルギッシュであり、全てに情熱を燃焼しながら人生を楽しんでいると自然と苦難も希薄して行くのだと思われます。

人生を愉しみ、愉しめる様になることは、それこそが究極の苦難対象法なのでしょう。
与えられた使命に没頭し、情熱を燃やす事で幸福の道は必ず拓けて来そうな気が致します。
さて、今日は雨の降り出した東京から氷点下の北海道に戻ってきました。
写真は機内から撮った函館空港ターミナルです。

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部材名称の出来るまで…北斗市~函館空港~羽田空港~東京都内

2016-01-28 20:42:22 | ファース本部

木材の熱伝導率は、0.16W/mkです。ちなみに断熱材は0.04以下が殆どです。
この数値は、低いほど熱を伝え難くなり、木材が断熱材の4倍も熱を伝えます。
ファース工法専用断熱材のエアクララは、0.021と更にその倍となっています。

外部に面する壁や開口部の事を専門用語では「外皮」と言います。
この外皮面積の20%を柱、間柱、梁、桁などの木材が占めており、その部分から断熱材の8倍もの熱を逃がすのです。
ファース工法の開発にあたり木材からの熱橋(ヒートブリッジ)を少なくする部材を作り上げたその名称が「弱熱伝導下地材」となりました。
この「じゃくねつでんどうしたじざい」では、余りにも言い難くいために専用名称を付けました。

ファース工法当初のスタッフだった梅村憲孝さんの名前を頂きました。
(現在彼はリタイヤされ、ファースの家で暮らしています)
彼は、大地主であった旧家の長男で子供の頃から「ノリボー」との愛称でした。
弱熱伝導下地材の名前は、棒状になっているのでそのままノリボーと命名しました。

ノリボーは度重なるバージョンアップで外断熱用の現在のファースボードになりました。
ファース当初のメンバーは、このノリボーの名を懐かしそうに言います。
空気清浄材スカットール、潜熱蓄熱タイトプレートなども一瞬の閃きで出来た名称です。

今日は、今後の業務展開の詳細を吟味するため提携メーカーの役員さんと懇談を行うため東京に来ております。今日はサッシメーカーの事業部長さんなどとの懇談でしたが、新製品の名称を付ける際のストーリーも掘り下げれば興味深いモノです。

写真はファースの家の専用サッシとなる、三協立山株式会社の「アルジオ」です。
暴風雨災害が続く昨今では、視点の異なる技術に注視したサッシであり、アルミと樹脂の複合で温熱スペックも併せ持った製品にちなんだ名称だそうです。

さて、現在の東京は気温10℃、ちなみに北斗市は気温‐4℃で大粒の雪が降っているようです。
明日はその北海道に帰社致します。

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先人達の神通力…函館市~北斗市

2016-01-27 16:41:45 | ファース本部

私は、どうしてもエジプトのピラミッドを見学する機会を作りたいと思っています。
大阪城の石垣にあるタコ石と言われる120トンもある巨石を、クレーンなどの重機類の全く無かった時代にはどのようにしてあそこまで運んだのか。考えると寝むれなくなります。
ピラミッドは、そのタコ石の数百倍もあり、更に昔に遡って1,000年以上も前に建造を。

私は姫路城を2回、見学しましたが平成大改装の後はまだ見ていません。
あの巨木を切りこみ仕口とチョンナと言われる特殊鉋での表面仕上げの美しさは。
今の建築安全労働法のもとでは絶対に出来ない代物です。

写真は大阪城の石垣の一部ですが、阪神大震災でも殆ど傷みませんでした。
今で言う地盤調査や地盤補強などはどのようにしたのかも皆目わかりません。
石垣の上には天守閣などの建造物が載る訳ですから石垣が崩れた場合は、即刻、担当奉行の切腹ものだったのでしょう。

私が鳶職だった時代には、まだクレーンなどの重機がありませんでした。
東京タワー建造には、私の師匠が鉄骨組み立てを担い、木材丸太を幾方からロープで支え、滑車を使って順々に建て込んで行きます。私が鳶職になりたての時はその遣り方でした。
しかしレッカー車の伸び縮みする機械の出現までは、そんなに時間が掛かりませんでした。

私は、重機を使用せずに素手で行う時代の経験もあります。
ゆえにピラミッドや姫路城、戦国時代建造の石垣などの存在には神秘的な鑑賞を覚えます。
現物があるのです。つまりは実際に建造した人間が居たのですね。
まさに「為せば成る」これは、神通力だったのでしょうか。
モノづくりには、知恵や工夫の他に、絶対に諦めないしつこさが必要なのでしょう。

今日は家庭裁判所に登庁して新規依頼のあった調停事件の事前調査を行いました。
先般、札幌高裁長官賞のコラム依頼があり、私が投稿した「中卒の高裁長官賞受賞者」の文章の掲載された会報が配られておりました。
弁護士や教育者の多い調停員です。裁判所の方は私の中卒を初めて知った人が殆どでした。
さて、明日は東京です。今日は早めに上がって仲良しマスターの店に行ってきます。

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人が川のように流れる東京砂漠…北斗市

2016-01-26 17:44:39 | ファース本部

ビルの谷間の川は流れない・人の波だけが流れて行く……
クールファイブのムード歌謡曲「東京砂漠」の歌詞の一部です。
多くの人々が重なりあって存在しながらも、人は流れるだけの川のようだと。

大都会の生活では、学歴や職歴の過去を問わず、将来のどのような夢やビジョンを持とうが、今の自分がその社会にどんな存在であるかが問われているようです。
大都会では自分本位の生活環境に怠り易く、無機質で心が砂漠化する怖れが。

「宵越しの金は持たず!」との江戸っ子の生粋は誰もが知るところです。
東京(江戸)には、義理人情を地でゆくような人々が今でもたくさん住んでおります。
大都会が無機質化したのは、無機質化しなければ生きられない社会環境に変化したのかも。

今の自分だけの利益を確保するだけで生活が成り立つ状況があると言う事でしょう。
大都会でカラダひとつを生きながらえて行くのは大して難しくありません。
繁華街の裏道に捨てられる飽食の副産物を漁るだけで生きる事だけは出来るのです。

ホームレスは田舎に存在いたしません。
田舎では、人間ジャングルに身を隠す事が出来ないからでしょう。
大都会の人間ジャングルは、ホームレスを養うパワーの他に、生活の工夫や知恵などの様々な可能性を生み出す土壌でもあります。

のんびりと時間が流れる心穏やかな田舎の生活には、パワフルな活動や厳しい業界を引っ張る知恵などが生まれにくい環境とも言えそうです。
しかしまた、その都会の人間ジャングルを構成する人々は、何らかの形で田舎が存在していそうです。

心の故郷で生気を養い、都会で成就させるような感性を持ち合わせる必要がありそうです。
私は、東京砂漠を草木の栄えない砂漠と感じ、また知恵を生み出す源流だとも感じます。
写真は先般、都内私鉄の間引き運行で生じた駅構内の人の波。都会の人の川のようです。

今日も数組の来客対応や研究開発の仕事を行いました。
時間に追われての生活では、心を砂漠化させない意識を強く持たねば……

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ピンピンコロリで皆が幸せに…北斗市

2016-01-25 17:28:38 | ファース本部

西日本では数十年に一度の大寒波が押し寄せて大混乱の昨日今日でした。
交通混乱などの報道がなされておりますが、ヒートショックで病院に運ばれる人も多いようです。ヒートショックとは、住宅内の温度差で血圧に大変動を生じさせることです。
心臓に大きなストレスを与え、心筋梗塞や脳卒中につながります。

「ピンピンコロリの法則」の著者で首都大学東京の名誉教授、星旦二先生の格言でもあります。
星旦二先生は、医学博士なのですが研究でピンピンコロリ、つまり「元気に暮らして一気に逝きましょう」との意味があります。

住宅内が常に温かい環境を保持することで住人は、心置きなく家屋内を移動できます。
寒い家は、煖房した部屋だけが暖かい状態だと座ったままで用事を足す生活になり易くなります。
自然と運動不足になりがちで、座ったままでは糖尿病などの疾患率も高い傾向だとする星先生の研究の学会論文があります。

私達のような温熱性能を研究開発している者には、湿気の少ない夏の北海道で開発された高気密高断熱住宅をそのまま高温多湿の本州展開する事に危惧することがあります。
断熱材の湿気劣化などですが、私達ファース・グループはその課題を克服して今にあります。

今日は終日にわたり研究開発の分析や執筆を行っていました。
さて、写真は今日の自分です。私もピンピンコロリの生涯を心から望むモノです。

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やっぱり私は変な奴かも…札幌市内~新千歳空港~函館空港~北斗市

2016-01-24 13:09:06 | ファース本部

昨日、北海道ファース会の会長である桧山建設綜業さまの新年会で、ラジオ放送の制作プロジューサーとしては、カリスマ的な存在である岩本芳修さまのスピーチを聴けました。
岩本さまは、桧山建設ドリーム・ファース会の会長でもあります。
18年前にご縁があり、加盟して間もない桧山建設さまにファースの家の施工を委ねました。

ファースの家に決める前、弊社の扇常務の奥さんの紹介が岩本様との初対面でした。
昨日の岩本様のスピーチでは、私の事を何とも「変な人」との印象だったといいます。
名プロジューサーと言われる岩本さまも番組づくりはでは奇人変人の類に入るそうです。

奇人変人は、普通の人から見れば「ウザイ」「怪しい」「不信」に感じるのでしょう。
良い薬は苦いとも言いますが、普通の人では普通以上の行動を取らないのでしょう。
私は、お金を戴いて建築した「ファースの家」最初のお施主様には「私に騙されてください!」必ず「騙されて良かったと言わせてみせます!」と、言い切ったことを覚えています。

ファースの実験ハウス1号棟を身内の住居として成したのが平成元年、それからひとシーズンを通じて幾つかの試行を繰り返し、確たる自信を持ってお客様に宣言したのが「騙されて良かったと必ず言わせてみせます」の言葉でした。

いくら自信があると言っても、お金を払って建てたお客さまが実際に住んでからどのような評価を戴けるかの不安は誰よりも私が一番に感じていた事は確かです。
その最初のお客様をその気にさせるために用いた言葉が「私に騙されてください」でした。
26年前の平成2年12月にはその家の引越しが終わりましたが、その後のユーザー評価が怖くて、その家の前を通りながら家に中々入っていけませんでした。

気になりながらも年明けとなり、腹を決めて年始がわりにお酒を持って訪問しました。
家族全員で満面の笑顔で迎えて、奥に通されて正月のお料理をご馳走になりました。
お施主様の奥様は「福地社長は変な奴だと思ったけど騙されてホント良かった!」と。

工務店経営を始めて味わった竣工後の大歓待を受けた瞬間でしたが、この建主さんの存在なくして今のファースの家も無かったかもしれません。昨日の岩本さまの言葉とラップを。
自分ってやっぱり変な奴なのかな???………
さて写真の新千歳空港から函館空港経由で北斗市本社に帰社し、これから休養に入ります。

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工務店経営に必須の経営理念…北斗市~函館空港~新千歳空港~札幌市内

2016-01-23 21:00:30 | ファース本部

企業も学校や役所など組織運営には、経営者の指針や志を示す経営理念が必須となります。
関わる人々に経営者の信念理念を伝達しなければ、方向性は定まらなくなります。
特に経営には、右手に「経営理念」をそして左手に「算盤」と言うのが原則です。

独りだけでは何もの出来ないのが社会の仕組みです。
会社を創業するときは、とにかく喰うために行った起業であっても自分1人から2人3人と増えて行き、気付いたら相応の企業になっている場合があります。

どんな立派な経営理念を掲げても、先立つお金の計算が疎かだと企業は立ち行きません。
私達ファースグループは、「右手に理念、左手に志、背中に笑顔」を念頭にしています。
家づくりを行う地域密着型の工務店の場合は、算盤を先に弾くと経営が上手く行きません。

青臭いと言う人もいます。
「右手に理念、左手に志、背中に笑顔」すると財務の豊かさが後から必ず付いてきます。
地域工務店は地域の皆さんに支えられ、地域住民に育まれているのです。
算盤を用いての計算づくでは、いささか薄っぺらの人間関係しか築く事など出来ません。

私は多くの地域密着工務店を見てきましたが、金儲け主義が先行すると一時的に財務内容が向上しますが、長期間にわたり恒常的な財務拡充を保持し続ける事がとても困難です。
そのような工務店がいつの間にか自然消滅した事例を多く目にしてきました。

今日は北海道ファース会の会長を担っているファース工務店、桧山建設綜業さまの新年会で工務店の在り方をスピーチさせて戴きました。桧山社長も立派な理念を掲げています。
地域工務店は施主様と協力業者様、それの地域の方々に慕われてこそ成就するものだと。

写真は余興タイムに入り、芸達者な桧山建設綜業スタッフが五郎丸選手に扮しての熱演を。
お施主様、協力業者様、資材メーカー様などが参集しており一体感を醸し出していました。

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中小零細企業と金融機関の在り方…北斗市

2016-01-22 16:42:32 | ファース本部

日曜テレビドラマ「半沢直樹シリーズ」は、金融機関の内情を抉り出しながら、大企業の下請けに甘んじている中小企業と、その資金繰りに関与することになる銀行マン「半沢直樹」の奮闘ぶりが話題になり高い視聴率を上げました。

金融機関は、利用者にお金を貸して金利を稼ぐ商売です。
貸したお金が回収出来なければ、利息どころか元本丸損になることもあります。
したがって貸出先は、確実に回収できるか否かを見定めなければなりません。

そこにサラリーマン根性丸出しの「事無かれ主義」では、どんなに良い技術と将来性があったとしても決算書の財務内容が悪いと融資をしないものです。
「半沢直樹シリーズ」の見どころのひとつでもありました。
私達のような中小企業は、常に盤石な財務基盤を保有している訳ではありません。

今日は、弊社のメイン金融機関である渡島信用金庫 上磯支店 支店長で半沢直樹をイメージさせる、遠藤綾太さん(写真)がご来社されました。
渡島信用金庫は地域密着の小さな金融機関ですが、弊社㈱福地建装が最も資金繰りに困窮していた際に、「カネの心配はするな!」と激励支援してくれました。
その支援のおかげで弊社は、様々な研究を成就させ財務内容も安定してきました。

金融機関は、「日照りの時に傘を差しだし、土砂降り時に傘を取り上げる」と揶揄されます。
特に我々のような中小企業で開発系の会社は、金融機関から敬遠される傾向にあります。
財務内容が良くなると色々な金融機関が遣って来ます。
弊社が土砂降りの豪雨に見舞われた際に傘を差しだしてくれた渡島信用金庫への恩義は、絶対に忘れることなど出来ません。

私達は、30年前から4年後に省エネ義務化の温熱スペックで家づくりを行なってきました。
ファース・グループにはまさに追い風の情勢にあります。その気の緩みが経営者の傲慢さをつくり出し、一気に業績が失墜することも在り得ます。金融機関も人間集団です。
遠藤支店長のような若くて有望な金融マンとは、「心の通い合う」付き合いが出来そうです。
さて、今夜はこれから函館調停協会の新春懇談会に参加してきます。

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ペットボトルで省エネに…東京都内~羽田空港~函館空港~北斗市

2016-01-21 17:37:49 | ファース本部

水1リッターを1℃上昇させるために必要な熱量が1キロカロリーです。
水の入ったペットボトルを窓際に置くことで日射熱を受け、水温が上昇します。
上昇したペットボトル水温は、日没で室温が下がると放熱して暖房支援熱になります。

水だけではありません。家の中の物体のすべては、熱を溜め込む特性を持っております。
断熱層の内側に在る物体の体積、比重、比熱、温度を掛け合わすと蓄熱量に。
体積とは、水1リッター(1㎏)<10㎝×10㎝×10㎝>が基本です。
比重とは、水が1.0で、水に浮かぶモノは、1.0以下で1.0以上は沈みます。
比熱とは、冒頭に書いた水1リッターを1℃上げる熱量を言います。

陽当たりの良い場所に1リッターの水の入ったペットボトルを10本置いたとします。
このペットボトルが日射熱を受けて水温が40℃まで上がると40キロカロリー×10本で400キロカロリーの熱を溜めたことになります。
この熱は、下がった室温に近づこうと放熱することになります。
400キロカロリーをワット換算で465wとなり、電気ストーブの半分の熱量に相当します。

今日は専門紙のコラム記事に住宅の熱容量(蓄熱量)を書いておりましたが、何処にでもあるペットボトルは、邪魔にならないように活用すると大きな省エネ貢献が出来ます。
棚などを上手に用い、写真のペットボトルでの省エネを行いましょう。

さて、今日は東京から北斗市本社に戻り、何組かの来客対応やコラム執筆などを行なっておりました。
現在の北斗市の気温⁻3℃。昨夜の東京3℃。一昨夜の徳島3℃。同じ3℃でもマイナスついています。しかし、北海道の氷点下は、温度差ほどの寒さを感じないのです。

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人1,000人に1,000通りの人生あり…徳島市~大阪市~東京都内

2016-01-20 21:01:33 | ファース本部

一期一会と言う言葉があります。
意味は、「一生に一度の出会いかも知れないのでその時間を貴重だと認識しなさい」とも受け取れそうです。「袖触れ合うも何かのご縁」の格言もあります。
いずれも人の出会いの大切さを解いているようです。

出会う人すべに人生があります。
出会いはとても尊いことなのでしょう。
昨日は徳島市で日本地熱製作所の岡内社長との出会いがありました。
岡内社長には地熱の在り方の基本を学べた気が致します。

今日は大阪で経営アドバイザーの有馬さんと言う方と始めてお会いしました。
有馬さまは、松下幸之助の教えを経営に生かすコンサルティングを行っています。
松下幸之助ニズムを生かすには、松下語録の意味を深読みすることでしょう。

人1,000人に1,000通りの人生あり、自分の知らない世界が向こうに広がっています。
経営者は特に人の向こうに広がる世界を知ろうとすべきと思われます。
私達家づくりに関わるモノは、人の出会いを蔑ろすることで成長が止まります。

家を構成する部材は数万種類に及び、その一個一個に人が関わっています。
そのモノの向こうにいる人の存在を意識すると造る家に魂が宿る気が致します。
良いモノ、良い家、良い道具など良いモノすべてに真心が潜在しているようです。

さて、昨日は雪の北海道から辿り着いた南国の徳島空港で大雪に迎えられました。
今朝は南国らしく晴れ上がり、大阪に移動して懇談会を終え、東京に移動して来ました。
写真はしっかりと日本国民を見定めている富士山を新幹線の中から久々に拝観してきました。
明日はまた、雪の北海道に戻ります。

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年中15℃の地熱活用は…北斗市~函館空港~羽田空港~徳島空港~徳島市内

2016-01-19 22:15:30 | ファース本部

私達のような温熱環境に携わる人間は、年中15℃の安定した温度状態の地中の熱に注目しないはずはありません。氷点下20℃を下回っても地中は15℃を保持しています。
この熱を何とか上手に活かしたいと思うのは当然の成り行きです。



今日は、徳島県徳島市で「さくら環境都市建設」と言う工務店経営の傍ら地熱活用に取り組んでいる「日本地熱製作所」を訪問して社長の岡内義智さんと意見交換が出来ました。
地熱活用と言うと地熱をヒートポンプで汲み出す方法をイメージします。
岡内社長は、地熱を空気で拾い上げ、結露させるとか、暖房加温するなどの手法です。

私達も過去に何度も一般住宅の熱源に、地熱活用しようと様々なチャレンジをしてきましたが、最終的は費用対効果に行き着きます。岡内社長の地熱活用は極めてシンプルで、真冬と真夏の外気温と地熱との温度差をストレートに活用しています。
また地域工務店を経営しており、徳島にファース仲間づくりでも連携が出来そうです。

昨日から大雪で岡内社長と会談するための移動には大変な困難に遭遇しました。
大雪で函館空港がまたもや飛行機が2時間遅延して離陸し、到着した東京はとても陽気な天候でした。四国はもっと快適と思いきや気温1℃、大粒の雪が降っておりました。
岡内社長は、5年ぶりの大雪だそうですが北海道から運んで来たよう感じです。

しかし苦労して来た甲斐がありました。
技術的な事ばかりではなく、岡内社長の真摯な人柄にも触れることが出来ました。
岡内社長とは長い付合いが出来そうです。明日は大阪に移動します。

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有事の時の人間模様…函館空港~北斗市

2016-01-18 19:17:02 | ファース本部

午後一番の飛行機で東京移動するため、昼前から函館空港に出向いておりました。
今朝の一便は羽田空港が降雪のため機材が函館空港へ来られずに欠航となりました。
私の乗る2便は、1時間遅れで何とか函館空港に到着したのですが……
夕方まで色々と離陸に向けて準備をしたものの、更に降雪が強くなり結局は欠航です。

今日の函館空港~羽田空港間のフライトは、結局すべてが欠航となりました。
何せ自然気象を相手なのでは、為すすべがありません。(参考写真)
特に猛吹雪でも搭乗する飛行機が目前にあり、今にでも出発出来そうな光景に見えます。

搭乗待合室の皆さんは、目的があって飛行場に来ております。
飛行機の欠航で予定は大きく狂います。待っている人がいます。今夜泊まるホテルが。
乗り換え飛行機や新幹線などの解約など想定外の課題が欠航のアナウンスから大混乱に。
カウンターにいる地上係員に大声で怒鳴りつける人の心情も解らぬ訳ではありません。

しかし感情を向き出しにして怒鳴り散らす事で得られる情報は、殆どありません。
賢明な人は、穏やかに落ち着いて、地上スタッフから今後の情報を得ています。
怒鳴ると「申し訳ありません」と謝罪しか出来ません。謝罪は情報ではないのです。

このような有事の時には、その人の内側を曝け出してくれるようです。
まさに人間模様は、有事の時こそ鮮明に見られるものです。
さて、今日は今年初出張での不耕起欠航で、何組の方々にご迷惑をお掛けしました。
明日は1便が満席なので2便で行動を開始します。

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家の日射照度と温熱環境…七飯町~函館市~北斗市

2016-01-17 17:04:42 | ファース本部

色々な家があります。
今日は、東京大学準教授の前真之先生にご来社いただき、色々な家をご視察戴きました。
Q値0.75の新型ファースの家、直ぐ近くにある標準ファースの家、27年前に建築された昭和55年制定省エネ基準の一般住宅、それと同じ年に建築したファース1号棟も。

断熱材の種類と充填などの施工方法で断熱性能が大きく異なってきます。
昭和55年基準はグラスウール断熱材を使用することが基軸となっておりました。
そのグラスウール断熱材を使用した一般住宅は、サーモグラフィーで撮影すると何とも、見るに堪えない有り様になっています。誰のせいでもなく国の基準だったのです。
今朝は⁻16℃の最低気温をマークしましたが、ファースの家はどの家も快適でした。

写真は北斗市に昨年6月に竣工させた「標準タイプのファースの家」ですが前先生は、設計プランの取り方が家全体の温熱環境に素晴らしい影響を与えているとの評価でした。
家の中央付近の吹き抜け南面から、日射熱を反対側の壁で受けて、その照度を家中に放散させています。熱波長と光波長が同調して家全体に行き渡っているように感じます。

私達は温度に関することに集中し過ぎ、日射照度を疎かにしてきたように思います。
直達日射は20000ルクスと照度が高く、日の当たらない場所は500ルクスと40倍も異なります。
この家は、写真の反射壁を用いる事で家全体が4000ルクスと均一化しました。

この家の室温は20℃程度にセットされておりましたが、無垢の木床材にもフィットして、家族全員が裸足で過ごし、快適さをエンジョイしておりました。
快適体感は、家全体の柔らかい照度も影響しているように思います。
今後の大きな開発テーマともなりました。前先生に感謝です。

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