豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

結露のメカニズム…北斗市

2020-12-29 15:08:37 | ファース本部

私は無料住宅相談を行っています。

今日は、激しい結露に閉口しているとの相談メールがありました。

年末で家族が帰省していつもより多数になっているとのことです。

 

結露と欠陥住宅ではないかと思う人がいますが、これは間違いです。

どのような立派に温熱環境を整えたとしても結露は発生するものです。

快適な温湿度と称される室温20℃、湿度50%の時の露点温度は約9℃です。

 

窓のペアガラスやトリプルガラスの表面温度が9℃以下になると結露が生じます。

ここに洗濯物などを室内に干すと湿度が80%くらいまでも上昇することもがあります。

室温20度、湿度80%の露点温度は16℃なので室温より4度低い部分には結露がでます。

 

窓ガラスの結露は見える結露であり、拭き取れば解決します。

これが壁の外壁材部分の温度は外気しだいで完全に16度以下になってしまいます。

通常のグラスウール断熱工法では、内側に貼った防水シート(気密兼用)の張り合わせ部分などを通過した湿気が結露する要件が揃っているのです。

 

同じ室温20℃で、湿度が30%まで下がると露点温度は2度まで下がります。

室内は乾燥状態でサッシ枠どころかガラスの結露などは、発生する余地すらありません。

窓ガラスが結露する際は凝縮熱を発しますが、蒸発する際の気化熱でほぼ相殺されます。

ところが壁の中の内部結露は、湿気が断熱材を濡らして空隙を広げ、悪循環なります。

 

このような結露のメカニズムを理解して家づくりを行う事が肝心です。

私は34年間の研究開発で、断熱材そのものの素材改革を行いました。

適度の湿気がなければ、乾燥で住む人の水分を蒸発させ、体温を奪い寒く感じさせます。

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#ファース工法」「#空気サラサラ」「#ファースの家」「#福地建装

 

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