江戸の退屈御家人

世の中のいろいろ面白いことを野次馬根性で・・・・

大雪から冬至へ

2014年12月18日 19時29分53秒 | Weblog

今日は寒いね。根室や新潟は大雪だ。あちこちで雪の被害が出ているみたい。お気の毒。

12月22日は冬至。その前の24節季は大雪・12月7日である。そして24節季を初・中・末に3倍すると 72侯となる。そこで、本日12月18日は大雪の末季で、「サケ群がる」という72節季になる。文字通り、鮭が生まれた川に帰ってくる季節なのです。ちなみに、浅草では恒例の羽子板市が19日まで。また18日は観音様の縁日で、12月とは納めの観音です。

 昨日は俳句の句会があり、そのあと恒例の忘年会。兼題は当季雑詠。席題は 年の暮れ と 湯ざめ。吾輩の句は、3つとも評判が良く今年の悼尾をかざる気分ルンルン。

 1、損益は ほどほどでよろし 年の暮れ

 2、訳ありの 湯ざめ女は 赤い下駄

 3、ふうふうと 千本釈迦堂 大根炊き

その後、有楽町の飲食街で忘年会をやったが、そこで、「損益は ほどほどでよし 年の暮れ」 に後の7・7を加えて、「大金持って 死ねるでもなし」の狂歌にしてマスターに贈ったよ。ちょっと、皮肉かな。

訳ありの 湯ざめ女 も評判よし。強烈な印象を与えたみたい。

さらに 千本釈迦堂の大根炊き は数百年の歴史をもつ京都の伝統行事だ。本来は鳴滝御坊の了徳寺の行事が千本の大報恩寺釈迦堂でも行われている。 この行事をうたった俳句も評判が良かったね。

そこで、今日は、大根炊きを食べたい気分になって考えた、「ブリ大根」にしよう。       

散歩がてらに靖国神社をとおって神楽坂のスーパーに買い物に行きました。

靖国神社ではもう干支の羊が飾ってありました

 

飯田橋の夕暮れに電車が走る

神楽坂の毘沙門天まえの花売り・年の暮れです

神楽坂の飲み屋には地酒が待っていますよと。

吾輩は、地酒の誘惑に負けず、大根とぶりの切り身を買ってきて、「ブリ大根」をやりましたよ。

ただ、今日はあまり美味でなかった。ちょっと失敗。残念。