11月16日 池袋の 東京建物ブリリアン ホール のこけら落としシリーズで「 新
小野小町を佐久間良子、坊さんと
これが 東福寺の塔頭にある 小野小町の像である。
卒塔婆小町」 を観にゆきました。
卒塔婆小町は 世阿弥の作と言われ室町の昔から、能のテーマ作として大事にされてきた。
今回も 能楽的な出し物と思っていたら、なんと舞台は オペラチックな表現で、オーケストラ、合唱、演劇を組み合わ
せ、東洋と西洋を幽玄の融合しようよいうもの。オーケストラが
尺八や虫の音や風の音を表現するのは、これはよし。
小野小町を佐久間良子、坊さんと
深草の少将を中村扇雀、それに
従僧に 杜けあき という三人芝居。
確かにこれだけのビッグネームなら人を集められるだろうが、芝居の設備等外形的エクサイテイングに較べれば、
杜けあき 以外はイマイチだったナ。
いずれにせよ、能の 卒塔婆小町を期待したが、肩透かしの感を否めない。
でも、卒塔婆小町は 実に深い中身があるのに、コレを十二分に表現してもらいたいモノだ。
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これが 東福寺の塔頭にある 小野小町の像である。
いろいろな意味で 美人薄命 栄華盛衰 の仏教的無常感を表現するのは今の時代 難しい。
まあ、現代演劇と見ればいいのだろうが、
一方、室町時代以来の 能の 各流の演題の深さを見てみたかったね。
まあ、老いさらばえた 元 絶世の美女の零落をどう考えるかの現代的意味があろうかと思う
。
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