父が亡くなって10年になる、亡くなる半年前に入院してた病
院で医師から言われた言葉を今でも思いだす「なにもしないと
明日まで持ちません」と延命治療の選択を迫られた、考える時
間を与えてはくれない、母も弟も賛成である。
ましてや治療をしないとは言えない雰囲気である、もし治療中
止を希望すれば見殺しにしたと後悔に苛まれると思った、結局
延命治療をお願いした。
気管切開をして人口呼吸器につながれ、手にはミントがはめら
れた状態である、痰がつまらないよう数時間ごとに痰を吸引、
最後に対面したときは苦悶の表情の父、さぞかし苦しかったの
ではと思う、家族が後悔しない最期とは?父が亡くなってから
この10年間ずっと思ってることである。