健康を計るバロメーターのひとつは感謝できること、人の行為
を善意に解釈できること、しかし少しでも健康を害すると、途
端に自分中心になって人に感謝する余裕がなくなってしまうも
のである。
難病で入院してる人を見ると自分など、この程度の病気でまだ
ましだと思うことがある、また病気の話はどんなに話しても他
人にはわかってもらえないことがあることも確かである。
病気は気の病と書くように心に深く関係している、心は肉体に
さまざまな形で現れる、だから病気になると弱気になるし、余
裕がなくなる、人は何かを失いかけて初めてその価値が心に刻
まれるものだが、そのひとつが健康だと思っている。