団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

お祖母さんの最高の贈り物

2022年03月04日 | 老後の生き方

今から24年前その年のベストエッセイに選ばれた宮城県仙台市

の小学校4年生の女の子の作品「最高の贈り物」大好きなお祖母

さんが、がんを患って余命幾ばくもない、それでもひとつも不満

を言わずいつも「今が一番幸せだよ」といってるお祖母さん。

 

そんなお祖母さんが人生の最期に自分の家族に何を残せばいいの

だろうかと考えた末、少女の母親に「まな板」を贈った、お祖母

さんがいうには人間はお金を残すと喧嘩の種を残すから私は何も

残さない。

 

「まな板」はもしも私が亡くなった時に台所でまな板をトントン

と叩くたびに、きっと私の事を思い出してくれるでしょうという

思いで送った「まな板」、ささやかな物かもしれないが家族にと

っては最高の贈り物だという内容のエッセイ、大好きなお祖母さ

んが亡くなるという悲しさをこらえながらもピュアな少女の気持

ち、今では30代半ばになった思われる少女、大人になっても瑞

々しい感性を失わないでいて欲しいものだ。