団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

死にゆく人の涙は未練それとも感謝?

2022年03月09日 | 

死ぬのがこわくて仕方がないのは生きる意欲が人一倍ある証拠

だと言われてる、それでも人間いつかは死ぬ、誰かに看取られ

て亡くなる人、誰もいないところで亡くなる人さまざまかと思

う、私は両親の臨終に立ち会うことができなかった、だから立

ち会った人の気持ちが知りたくて探してところ、ある一冊の本

巡り合うことができた。

 

それは結婚して45年のご夫婦、闘病中の奥様が臨終前、ご主

人が様の耳元で思い出を語りだした時、酸素マスクの中から

ご主の目を見つめ、ウンウンとうなずき手を握り返してくれ

た、ニターの波長が弱まり50を切ったとき、眼尻から涙が

ほとしり、頬を伝って流れ、そして息を引取った、ご主人も

娘さも号泣した、伴侶を見送っての事例のなかの一例である。

 

死にゆく人が臨終にあたっての涙は、淋しさ、この世にまだ未

練があるから、それともこの世に別れをつげる感謝の涙か、こ

の奥様の場合、感謝かもしれない、でもそれ以上にまだ死にた

くないという気持ちが強かったのではないかと思えてならない。