45歳女性初めてのブログ、冒頭「祝、緊張の初ブログ」という
タイトルで書かれてる「健康そのもと思っていた自分の体がまさ
かそんな病に侵されているなんて、そんな時に同じ病気の方たち
のたくさんのブログを見つけました、読んでいっぱい励まさせれ、
同じ思いに共感し、皆さんとお友達になりたい一心でブログを始
めました」
それから8ヵ月の闘病生活、家族への思い、仕事に復帰したいと
いう思い同室の闘病仲間とのかけがえのない交流、亡くなる20
日前にはコンビニに行き、カップラーメンを食べたり、病室から
見る青空の景色を眺め早く退院したいという思いを描いていたの
に、苦しい状況のなかで気力をふり絞ってのブログ、そして20
15年7月2日最期のブログから12日後に46歳という若さで
帰らぬ人となった。
女性の8ヵ月余りのブログ(悪性リンパ腫寛解めざして)を読ん
でみると病気になった戸惑い、無念さ、不安と恐れ、闘病生活の
日常、そしてご主人、二人の息子さん、そして両親への深い思い
が書かれている。
私が知ったのは「娘の闘病ブログ支えに」というタイトルで新聞
に寄稿したお母さまの記事だった、娘さんが亡くなった悲しさ、
悔しさから立ち上がろうとしてる決意とブログ仲間への感謝の念
が込められており心打たれるものだった。ブログを読むとリアル
で悲しみを誘う内容、読むたびに健康であることの大切さを痛感
する、今だに残されてるブログにアクセスする人が後を絶たない
、ブログなんて縁のないものと思っていたご両親、かけがえのな
い記録となった娘さんのブログから力をもらったという言葉が心
に残っている。