団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

認知症の人の心の中は

2022年03月23日 | 認知症

誰もが認知症になる可能性があり、誰もが認知症の人を介護す

る可能性がある、団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)にな

る2025年には約700万人の人が認知症になると推計され

ている、これは65歳以上の人の5人に1人の割合である。

 

 

認知症になると自分がおかれている状況を理解する能力、いわ

ゆる見当識に障害がおこる、時間、場所、人の3つの要素、あ

なたは誰?ここはどこ?今はいつ?私はなぜこんなところにい

るのか?と不安でしょうがない、自分が置かれた状況を理解で

きないと不安になる。

 

佐藤眞一氏の著書「認知症になった人の心の中はどうなってい

るのか」によると認知症の人の心の中は明日がどうなるかわか

らない苦しみ、家に帰りたいのに帰れない苦しみ、さらに老い

て弱くなっていく情けない自分と必死に闘っている。

 

まさに2年前に亡くなった母が認知症で高齢者施設に入居した

ときがそうだった、ここは自分の居場所ではない、帰宅願望、

過去と未来がつながらない不安な状態で帰り際にいつも泣いて

たのが、2年経った今でも脳裏に焼きついている。