【1986年の記憶=藤堂ボス さっそう最終回=】
以下の記事はクランクアップ記者会見の前日の撮影時のもようのようです。
718話放送当日記事です。
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手鏡に向かって、顔色を気にしながらネクタイを締める藤堂ボスこと石原裕次郎、五月の入院で番組を離れてから約半年ぶりに七曲署一係長のデスクについた。
七百十八回、十四年四か月続いた人気番組「太陽にほえろ!」の藤堂編は、この日が最後の収録。石原自身、体調は必ずしも完全ではなかったが、「ファンに最後のあいさつをしたい」と無理を押しての出演だった。
撮影開始の一時間前、午前八時に東京・砧のスタジオに入る。百円コーヒーを片手に共演の渡哲也。地井武男らと談笑して気分をほぐし、さて本番。
ブルース刑事(又野誠治)が、逆恨みした犯人の凶弾に倒れて監禁され、そのままでは命が危ない。事件関係者からその居場所を聞き出すシーンで、藤堂ボスの登場となる。収録直前に石原から「好きなようにやらせてほしい」と申し出があり、リハーサルなしのぶっつけ本番だった。
手術を経験したことと、過去に十一人の部下を失ったことを述懐しながら、命の大切さを切々と訴える藤堂ボスには、俳優石原裕次郎が重なったようだ。カット割りなしの長回し。七分半にも及ぶボス最後の雄姿が見られた。「十四年間のピリオドを打つことが出来て満足。この番組で多くの人と出会えたことが財産になりました」。石原は晴れ晴れとした笑顔で”七曲署”を後にした。
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メイクの土田さん、渡さん、地井さん、西山さんに囲まれて椅子に座るボスがおどけた感じで土田さんの方を見ている写真が掲載されていました。
渡さんと地井さんもおどけ合っている感じ。
前の記事より実際の撮影時の状況が解る感じですが、前の記事は裕次郎さんの状態について「健康回復」と書いてあったのとは反して「体調は必ずしも完全ではなかった」という。
色々憶測を呼んでいた裕次郎さんの体調が結構正直に書かれた記事だと思います。
この頃は、記者会見での顔色の悪い裕次郎さんを見ていたので、最終回で寂しいと思っていた反面、かなり体調については気になっていました。
ただ、それは本編を観て確定的になってしまったんですよね・・・。
以下の記事はクランクアップ記者会見の前日の撮影時のもようのようです。
718話放送当日記事です。
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手鏡に向かって、顔色を気にしながらネクタイを締める藤堂ボスこと石原裕次郎、五月の入院で番組を離れてから約半年ぶりに七曲署一係長のデスクについた。
七百十八回、十四年四か月続いた人気番組「太陽にほえろ!」の藤堂編は、この日が最後の収録。石原自身、体調は必ずしも完全ではなかったが、「ファンに最後のあいさつをしたい」と無理を押しての出演だった。
撮影開始の一時間前、午前八時に東京・砧のスタジオに入る。百円コーヒーを片手に共演の渡哲也。地井武男らと談笑して気分をほぐし、さて本番。
ブルース刑事(又野誠治)が、逆恨みした犯人の凶弾に倒れて監禁され、そのままでは命が危ない。事件関係者からその居場所を聞き出すシーンで、藤堂ボスの登場となる。収録直前に石原から「好きなようにやらせてほしい」と申し出があり、リハーサルなしのぶっつけ本番だった。
手術を経験したことと、過去に十一人の部下を失ったことを述懐しながら、命の大切さを切々と訴える藤堂ボスには、俳優石原裕次郎が重なったようだ。カット割りなしの長回し。七分半にも及ぶボス最後の雄姿が見られた。「十四年間のピリオドを打つことが出来て満足。この番組で多くの人と出会えたことが財産になりました」。石原は晴れ晴れとした笑顔で”七曲署”を後にした。
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メイクの土田さん、渡さん、地井さん、西山さんに囲まれて椅子に座るボスがおどけた感じで土田さんの方を見ている写真が掲載されていました。
渡さんと地井さんもおどけ合っている感じ。
前の記事より実際の撮影時の状況が解る感じですが、前の記事は裕次郎さんの状態について「健康回復」と書いてあったのとは反して「体調は必ずしも完全ではなかった」という。
色々憶測を呼んでいた裕次郎さんの体調が結構正直に書かれた記事だと思います。
この頃は、記者会見での顔色の悪い裕次郎さんを見ていたので、最終回で寂しいと思っていた反面、かなり体調については気になっていました。
ただ、それは本編を観て確定的になってしまったんですよね・・・。