「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

吉野徹男という男がいた。

2010-12-23 02:45:28 | キャラクターへの思い
昨日は忘年会準備~幹事~司会~二次会~三次会と、へろ~状態と思いきや、今まで起きています(^_^;)
というのも、結果的に眠れなくなってしまう・・・。
ということで、なぜか吉野のことが頭を巡っていたので、書いときます。。。

【吉野徹男という男】

「山さんからの伝言」の日誌を書く前に、ちょっと独立して吉野のことが書きたくなりました。

最終登場作はいつもの「熱血単細胞」ではなく、しみじみとした感じで締めくくりました。
飯田に特別の恩義も無いのに、七曲署代表の如く葬儀の手伝いをしていたのは、ただただ吉野自体がやりたかったという人情的な衝動だったようですが、そういう行動は吉野らしいなぁと。

吉野といえば・・・
プレ登場編を含めると39話に登場、本格登場編「疑わしきは」そして「ともしび」「ゴリラ」「バイオレンス」「バラの刺青」は主役級の活躍を見せます。
単細胞で直情的、でも素直なので愛される・・・太陽ではあまりいないステレオタイプの男ですが、それが一係のメンバーと絡むと相当面白くなるんですよね。

スニーカーの後輩、ゴリさんを心底尊敬し、ドックとはお友達関係、スコッチ不在時の助っ人、ナーコに片想い、ボギーの空手の師匠など、それこそ鮫やんと令子に次ぐ一係ディープっぷりです。

ただ、被害に遭うことが多々・・・足撃たれたり(二度)、情報漏洩の犯人に仕立て上げられようとされたり、犬が噛みつくかどうかの実験台にされたり、人間凶器にボコボコにされ生死の境を彷徨ったり、少年少女にボコられたり・・・。
観ていてかなり不憫になったものです。

恐らく登場当初は新人ながらある程度「出来上がっていた」スニーカーのよきサポーターとしての位置があったと思いますが、ドック登場後はスニーカーとゴリさん以外にも接点を持ち始めます。その活躍はレギュラー並みの派手さがあり、岡田P氏が「ゆくゆくはレギュラーにしたかった」という思いは、横谷さんへの「情」以上にモノがあったと思います。
更に1982年11月には少年課刑事として昇進し、後期のメンバーとの接点も深めましたが・・・。
警邏係時代は一係の捜査に参加しても違和感がなかったのが、少年課の刑事ということで、なかなか扱い辛くなったところで、出演作はあっても出番が短くなってしまったことは否定できないところですし、残念な面でもありました。

ボギーまでは上下関係がはっきりしていたのですが、ブルース以後のメンバーとは変な状態になってしまったのも残念なんですよね・・・・ラガーは「吉野さん」ですから、末期メンバーとの関係性がちょっといい加減になってしまった・・・。

「山さんからの伝言」まで約7年、あの頃には鮫やんを除きマミーに次ぐ古株でしたから私の思い入れも強いわけで。
特に師匠格であるゴリさんを吉野を見て思い出してしまっていました。
太陽は変わっていくけれども、吉野は変わらないという安心感はありましたね。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

携帯って進化したんだなぁ・・・

2010-12-21 12:46:13 | 「けぶのたわごと」
まあ、師走です。
かなりひっちゃかめっちゃかになっています。
ので、「メールの返事が遅いぞ!くそけぶがぁ」という方、平にご容赦ください。
さらに、携帯でメールをくれるスコ兄・・・。
あまり笑わせんでください。
「高志・・・」これだけで撃沈しますから(^_^;)
携帯はまったくダメで、未だにメール打つのにPC比3倍以上な原始人なので、ご返事は失礼していますが・・・ただ、この「けぶ・携帯スルー」の一番の被害者は何を隠そうハモンドさんなので・・・<(_ _)>

そういえば、弊ブログのアクセス・・・携帯からが結構多いんです。
これからも、お気軽に文字だけズラッと並んでいる弊ブログをどうぞ御贔屓に・・・。

ところで「週刊現代」の最新号で、懐かしドラマのロケ地めぐり特集が組まれていて、勝野さんが登場しているらしいのですが・・・。昨日の時点では地元にありませんでした(^_^;)
さてと、後で探ってこよう・・・。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飛ばしすぎたけぶ

2010-12-20 23:54:01 | 「けぶのたわごと」
昨日から、最終回記事起しでちょいとナーバスになっとります。
思いのほか「ぶり返し」がきついなぁ・・・。
何ともないとは思っていたのですが、裕次郎さんの当時の情報と、現在の「後々解った病状」とかの後日談を解ったうえでの今とは、ちょっと別な辛さがあります。

やっぱり最終回は、
みなさん「遺言」と言ってますけど、
本当に生々しい。

辛さがね。

それほど、他の作品には無い、他のプログラムには無い、物凄い作品ということだけは、確かだと思います。

やっぱり、辛い・・・。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1986年の記憶=藤堂ボス さっそう最終回=

2010-12-19 22:32:46 | 回顧
【1986年の記憶=藤堂ボス さっそう最終回=】

以下の記事はクランクアップ記者会見の前日の撮影時のもようのようです。
718話放送当日記事です。

********************************


手鏡に向かって、顔色を気にしながらネクタイを締める藤堂ボスこと石原裕次郎、五月の入院で番組を離れてから約半年ぶりに七曲署一係長のデスクについた。
七百十八回、十四年四か月続いた人気番組「太陽にほえろ!」の藤堂編は、この日が最後の収録。石原自身、体調は必ずしも完全ではなかったが、「ファンに最後のあいさつをしたい」と無理を押しての出演だった。
撮影開始の一時間前、午前八時に東京・砧のスタジオに入る。百円コーヒーを片手に共演の渡哲也。地井武男らと談笑して気分をほぐし、さて本番。
ブルース刑事(又野誠治)が、逆恨みした犯人の凶弾に倒れて監禁され、そのままでは命が危ない。事件関係者からその居場所を聞き出すシーンで、藤堂ボスの登場となる。収録直前に石原から「好きなようにやらせてほしい」と申し出があり、リハーサルなしのぶっつけ本番だった。
手術を経験したことと、過去に十一人の部下を失ったことを述懐しながら、命の大切さを切々と訴える藤堂ボスには、俳優石原裕次郎が重なったようだ。カット割りなしの長回し。七分半にも及ぶボス最後の雄姿が見られた。「十四年間のピリオドを打つことが出来て満足。この番組で多くの人と出会えたことが財産になりました」。石原は晴れ晴れとした笑顔で”七曲署”を後にした。


********************************

メイクの土田さん、渡さん、地井さん、西山さんに囲まれて椅子に座るボスがおどけた感じで土田さんの方を見ている写真が掲載されていました。
渡さんと地井さんもおどけ合っている感じ。

前の記事より実際の撮影時の状況が解る感じですが、前の記事は裕次郎さんの状態について「健康回復」と書いてあったのとは反して「体調は必ずしも完全ではなかった」という。
色々憶測を呼んでいた裕次郎さんの体調が結構正直に書かれた記事だと思います。

この頃は、記者会見での顔色の悪い裕次郎さんを見ていたので、最終回で寂しいと思っていた反面、かなり体調については気になっていました。
ただ、それは本編を観て確定的になってしまったんですよね・・・。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1986年の記憶=裕次郎、男のケジメ~「太陽にほえろ!」最終回ゲスト出演=

2010-12-19 22:00:39 | 回顧
【1986年の記憶=裕次郎、男のケジメ~「太陽にほえろ!」最終回ゲスト出演=】

10月18日、とうとう最終回の撮影が終わったとの報道が・・・・。

気が遠くなりました。
もう、それだけでした。

とりあえず、手元に残っている記事を書き起こします。

*****************************************

裕次郎が男のケジメで有終の美を飾った。日本テレビの看板番組「太陽にほえろ!」(金曜夜8時)の最終回第718話(11月14日)の収録が18日、東京・世田谷区砧の国際放映撮影所で行われ、番組スタート時からボス役を務めてきた俳優・石原裕次郎(52)がゲスト出演したもの。今年5月から肝内胆管炎のため途中降板していたが、「太陽―」は裕次郎あっての番組。日本テレビの再三にわたる出演依頼交渉に、健康を回復した裕次郎がケジメをつける形で最終回に挑んだ。

=ぶっ通し3時間の強行軍にも淡々と=

この日の午前8時30分、スタジオ内セットに入る裕次郎の表情は厳しかった。セットに横付けされた石原プロのマイクロバスから出てきた裕次郎は取り囲んだ取材陣30名に「おはよう」の一言。多少の立ち話をする今までとは違う緊張感をうかがわせていた。実は裕次郎は16日にも収録に出演している。その際、台本には無かったアドリブシーンを挿入させたという。スタッフは一瞬驚いたが、裕次郎の最終回出演にかける思いを前に、すぐさま了承した。
それは、ボス自らの取調べシーン。ブルースこと沢村刑事(又野誠治)が悪党にら致され殺されようとするとき、その居場所を知っている無口な少女から聞き出そうとするクライマックスシーンだ。約7分間の場面だったが、本番一発OKだったというから、裕次郎の相当な意気込みが伝わる。
「太陽―」はドラマ内容もさることながら、新人刑事の登場と殉職で人気を保っていた部分があった。が、最終回はボスのセリフ「もうこれ以上、部下を死なせるわけにはいかない」がテーマ。このため、裕次郎の出演場面が3分の1を占めている・

=「ボクの財産だった」=

収録も最後となったこの日、裕次郎は8時30分から11時30分までの3時間、ぶっ通しの合計40カットに挑んだ。さすがに「これで終了か」と寂しげな表情を見せていたが、淡々とカメラの前に立つ姿が男のケジメを漂わせた。
収録を終えた裕次郎の顔は一気になごんだ。
「俺が37歳のときからだもんな。日本の政治経済も変わったし、長かったように思うが終わってみるとね。……。思い出というより、僕の巨大な財産になってたよ」としみじみ。「神田正輝なんか、セリフのセもしらんかったのが、松田聖子と結婚し、いつの間にか、子供までつくっちゃって」と冗談も飛び出し、一役終えた充実感をかみしめていた。
裕次郎は今後当分、特定の新しい仕事を入れてはいない。今月中にもハワイに渡り十分な療養生活を送る予定だ。
「まぁ、今回は1年以上の長期滞在になる」と、次回の仕事への充電をかねた骨休みといったところだ。

=太陽にほえろ!メモ=

昭和47年7月21日スタート。14年4カ月にわたって放送され、連続放送ドラマではフジテレビ「銭形平次」にの888回に次ぐ長寿番組。最高視聴率は勝野洋演じるテキサス刑事殉職時の42.5%。たった1度、大みそかに放送した時に9%台になったこともあるが、平均して20%を上回っている。
新番組は「太陽にほえろ!PART2」で、11月21日スタート。奈良岡朋子女ボスに、寺尾聰をハードな刑事として迎え、下川辰平が復帰し、金田賢一以外の現レギュラー陣で展開する。が、このPART2も来年3月までの放送予定。「太陽―」は裕次郎の降板とともに実質的な終了のかたちだ。

*****************************************

実は、裕次郎さんのケジメで絶望を味わいつつも、PART2のかなり期待していた部分が大きかったのですが、=太陽にほえろ!メモ=を見たとたんにまた落ち込みました・・・・でも、太郎フェチとしては辰平さんの復帰はあまりにも嬉しく・・・泣き笑い状態だったと思います。
でも、やはり「実質的な終了」という文字を見た時には、もうどうして良いかわからなくなりました・・・・それで何をやったかというと、ノベライズの大人買い・・・・。
注文してから20巻揃えるのに結構掛かったと思います。
それを受け取りに行って自転車で運びました・・・・運んでいる途中になぜか泣けてきて(^_^;)



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1986年の記憶=寺尾聰 主演決まる~太陽にほえろ!PART2=

2010-12-19 21:51:40 | 回顧
【1986年の記憶=寺尾聰 主演決まる~太陽にほえろ!PART2=】

太陽が終幕することが決まったのは確か9月下旬だと思います。
当時の記事が残っていませんが、
正直、飯田寮の如く、路頭に迷った感じがありました。
個人的に太陽は、
ドラマ・音楽・クルマ・ファッションなども含め、完全に学校以上の、そのものが教科書というか無くてはならない存在だったので、俺は一体どうすればいいんだ?という絶望感に襲われました。
その絶望感を抱えてながらも太陽を楽しんでいた時分でしたが、10月4日に微かな光が見えたのが、下の記事でした。

******************************

=「西部警察」以来4年ぶりのTVレギュラー 新鮮さ買われる=

寺尾刑事が七曲署にさっそう登場。11月14日放送で14年の長い歴史にピリオドをうつ日本テレビの人気ドラマ「太陽にほえろ!」(金曜午後8時)の後番組として、翌週21日からスタートする「太陽にほえろ!PART2」(仮題)の主演に3日、個性派俳優の寺尾聰(39)が決定した。寺尾は「西部警察」(テレビ朝日)に続き2度目の刑事役。

日本テレビでは長年お茶の間に支持された「太陽―」終了にともないパワーアップした「―PART2」の製作を決定、これまでキャスティングを急いでいた。結果、従来の七曲署メンバーについては神田正輝を残すものの、大部分を入れ替える方針を固め、メーンとなる敏腕刑事に寺尾の起用を決めた。
寺尾は昭和54年から3年間「西部警察」にニヒルな刑事役でレギュラー出演。全身に銃弾を浴びた壮絶な殉職シーンは話題を呼んだ。
寺尾は「ルビーの指環」(56年)の大ヒット以来音楽活動に忙しいが、映画「乱」出演など役者としても成長著しいところを見せている。番組の視聴者の大半を占める10代後半から20代男女に知名度、人気があること、また、最近はドラマ出演を控えており、新鮮なキャラクターであることも起用の決め手になったようだ。寺尾はテレビドラマのレギュラー出演は4年ぶり。
同局では現在、寺尾演じる敏腕刑事とコンビを組むベテラン刑事の人選を急いでいる。なお、番組タイトルについては「太陽にほえろ!」はボス・石原裕次郎のために考案されたいきさつがあり、PART2正式決定まではひと波乱ありそうだ。

******************************

多少突っ込みどころのある記事(「大都会」はスルー・・・)ですが、PART2の内容についても、放送日と寺尾さん・神田さんの出演が決定しているだけで、後は白紙状態だったようです。
もしかすると、このPART2決定経緯のなかで『ジャングル』構想も走って行ったのではないかと思います。
例えば寺尾さんと組むベテラン刑事に例えば江守徹さんとか鹿賀丈史さんがあがっていたかもしれません。
結果的に次の記事に詳しいですが、10月19日の段階で正式に決定したわけですから、裏方は相当混沌とした作業が続いていたと思います。

でも、何より太陽がどういう形でも続くことが解った時は、正直嬉しかったです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エスパー少女・愛

2010-12-19 08:44:14 | ファミ劇日誌
『♯713 太陽にほえろ!スペシャル  エスパー少女・愛』
主演:工藤夕貴(西谷愛)神田正輝(西條昭)又野誠治(澤村誠)
出演:渡哲也(橘兵庫)地井武男(井川利三)金田賢一(島津公一)長谷直美(岩城令子)西山浩司(太宰準)石原良純(水木悠)神山繁(警視監)草薙幸二郎(大和田義一)
田村奈巳(西谷知子)田中浩二(磯部信一)阿蘇美季(愛の友人)及川ヒロオ(覆面ショップの店主)柏木隆太(ウイークリーマンション管理人)増田順司(高梨義太郎)宮田恭男(アラカワオサム)井丸ゆかり(大沢あかね)新藤幸 宮田康生 中平良夫 灰崎武浩 加地健太郎(タクシー運転手) 鈴木実 深作覚(強盗の一人)清水進一 五十嵐五十鈴(愛の高校の担任) 上田真美 岸本功 木場剛 森篤夫 加藤茂雄(公園清掃員)蓜島美奈子 山本寿徳 小堀一美 篠田勝夫 竹内康裕 

プロデューサー:岡田晋吉 服部比佐夫(日本テレビ) 梅浦洋一 新野悟(東宝)
脚本:古内一成 小川英
撮影:稲垣久夫 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:大庭弘
音楽:大野克夫 演奏・大野克夫バンド 井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊 選曲:小林和夫
助監督:鎌田浩 擬斗:宇仁貫三 現像:IMAGICA 番組宣伝:山口晋 記録:斉藤能子 制作主任:大藤博司
協力:国際放映 原案:小川英 企画協力:ジャックプロダクション 衣装協力:株式会社センチュリー Best House 
監督:木下亮
制作:東宝株式会社

覆面車:クラウン(62-40)ソアラ(65-62)スープラ(86-02)


超能力ボケ・・・

最近、相当純情路線というかファンタジー路線というか、そっち方面に傾倒しているブル。
マイコンとDJの凸凹コンビに馬鹿にされても仕方ないよなぁ・・・。
だって、まさかブルの口から「テレパシー」なんて聴くとはとは思わないですもの。
特にマイコンはここぞとばかりに復讐してるし(^_^;)

自殺防止という観点で愛を調べるのは良いけれども、ちょっと力入れ過ぎのような(^_^;)
更に最初半信半疑だったドックまで「確かめてハッキリさせよう」ということで、とりあえずブルに付き合うし。
デュークを絡ませたらどうだったんだろうと考えます。
ただ、彼だったらまず専門の病院に連れて行くかも(^_^;)
これは、いい意味でもわるい意味でも・・ですけど。

愛っていう娘。
負けん気の強い為にあまりにも「それ以上」のものを求め過ぎて、壁にぶち当たったんでしょうね。
折角頂上が見えたのに、今度は空飛びたいって勢いでしょ?
両親が離婚というのは燃焼促進剤になったんだと思いますが、ドックも云ってましたが、自分のライン決めですべて動いていると思っていたから、結局・・・やりそうもない自殺をしようとしたんでしょうね。
周りにはちょっとわかりにくい部分だし、他人には平気に見えちゃうし・・・簡単に言ってしまえば、弱みを巧く見せられないのが弱み。
これも可哀想ですよ。

磯部も可哀想ではありますが・・・。
スプーン曲げだけ出来て、水漏れ直せないんじゃ・・・・。

結局、愛の超能力は彼女が死にたいと追い詰められた際に発揮されると云うことで、今回限りという括りでしたが、一係は超能力容認傾向へ。
古くは催眠術や暗示、更に「犬の気持ち」まで扱ってきたので、とうとう真打ちネタの採用・・・でも、なかなか継続的に扱えないネタではあります。
21世紀の現在でも状況的には同じですね。
(当時は21世紀になればもう少し解明されて実用化されるのでは・・・なんて思ってました(^_^;))

この作品、観る人によって評価がパックリと割れます。
完全に×だす人もいます(^_^;)
確かに2時間SPを感じさせない出来なんですけど、主体を愛に持ってきたことで、多少太陽色が薄まったところは否定できない部分だと思います。
それに見せ場が空撮と言うのが、インパクト的に薄かったかもしれません。
個人的には1時間枠で収めた方がコンパクトで見やすかったかも(^_^;)

=今回の一係=

警部が「ブルース」と。かなりお気に入り?

マミーのソバージュはよく似合ってます(照
それに、革スカートで格闘とは・・・。

ブル、凶器所有(大道具用?)

裕太と陽子はテレバシー持ち?

デュークはまた博学披露&山さんばりの捜査(山さんネクタイ着用)

笑わなかった望が笑ったとブル、まあ親子ですなぁ・・。

=ゲスト=

*工藤夕貴さんの熱演がこの作品の肝になりました。
当時はすっ飛びねーちゃん(失礼)から演技派にシフトしていたころ。
後年に通じるものが既にあります。

*いや、沢山出演してますね。
チョイ役でもお馴染みの常連さん使ってますし。

*阿蘇さんと宮田さんは『誇りの報酬』終了直ぐの参加。
阿蘇さん・・・確かこの作品の後にアイドルグループに参加して「11PM」等に御出演だったはず。


=ロケ地=

新宿副都心

新宿2丁目

済生会中央病院

菊池外科病院

銀座歌舞伎座

地下鉄半蔵門駅、つくし野駅、船堀駅

麹町ダイアモンドホテル近辺

京王百草園

鎌倉の大仏

千葉市
例のタイヤ山は小学校。
但し、現在移転区画整備でその面影はない。

大蔵運動公園


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さらば!デューク・・・本日ですね・・・

2010-12-18 17:34:47 | ファミ劇日誌
【=山さんからの伝言=はぜひ】

さっきまで台本を読み通していました。

滝田裕介氏の浜野警視監の代役で神山繁氏演じる警視監が出演するぐらいであとは警部のセリフをトシさんが話していたり若干の変更は認められました。

「沈黙は金」
ただ、妥協を許さない山さんの捜査手法がとうしてこの事件はこういう結果になったのか、当時の山さんの状況から考えながら観ていくのもいいですし、デュークの心の動きを察しながら観るのも良いと思います。

ビデオ化にもなっていない、唯一の退場編です。
ぜひぜひ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小鳥のさえずり

2010-12-18 11:47:52 | ファミ劇日誌
『♯712  小鳥のさえずり』
主演:石原良純(水木悠)
出演:渡哲也(橘兵庫)神田正輝(西條昭)地井武男(井川利三)金田賢一(島津公一)長谷直美(岩城令子)西山浩司(太宰準)又野誠治(澤村誠)三上剛仙(山田鑑識員)
山田吾一(一条哲次)八木昌子(一条夫人)石田圭祐(伊藤伸也)宗方奈美 名代杏子(一条由香)増岡弘(哲次の友人)宮沢元(おでん屋) 石川裕見子 速見領 入江正徳(日東貿易上役)山本あやせ 山田美生子 

プロデューサー:岡田晋吉 服部比佐夫(日本テレビ) 梅浦洋一 新野悟(東宝)
脚本:小川英 蔵元三四郎
撮影:安本英 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:富田実
音楽:大野克夫 演奏・大野克夫バンド 井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊 選曲:小林和夫
助監督:大久保直実 擬斗:宇仁貫三 現像:IMAGICA 番組宣伝:山口晋 記録:土居久子 制作主任:原雄次郎
協力:国際放映 原案:小川英 企画協力:ジャックプロダクション 衣装協力:株式会社センチュリー Best House 
監督:鈴木一平
制作:東宝株式会社

覆面車:ソアラ(65-62)スープラ(86-02)


本放送当時から地上波再放送当時は、
正直、あまり気にして観ることも無かった作品なんですが・・・。
待て・・・最近歳とったせいか、泣けてきたのは何故か。
多分、哲次の心情が染みてきたせいもあるかもしれませんが、あまりにも哀れだし。
それは、哲次にも由香にも言えることだと思いますが、自分が何をするか解らないから自分を究極まで抑えて、由香は伸也を殺すことを選択せず、伸也に殺されたと見せかけて自殺、一方哲次は抑えていたものを伸也に爆発させる。
伸也っていう男も非情な男だし、保身のためなら何でもやる男だと由香が解っていたからこそできた「狂言殺人」なのですが、哲次はそこまでした娘の気持ちが完全にリンクしたんでしょうね・・・。

哲次って、どこにでもいそうな男で、何事があっても笑って事なかれ主義というのは、「何をするかわからない」部分と逆に「俺は何かをやってしまう」という誰にでもある狂気性に必要以上に恐れた結果なんですよね・・・妻が実家に帰ってしまったというのは、一度に色々あったことも含めて哲次の姿勢に嫌気がさしたからだと思いますが、それにしても一気に家族が崩壊してしまい、一人になってしまった哲次の怒りの捌け口はきっかけを作った伸也しかなかったわけだと。
でも、マイコンの「小鳥の説得」はちょっと陳腐ではありますが、それが効いたのは正気では無かった証拠だし、マイコン自体の哲次の理解度も相当なものです。

哲次も由香も、
小鳥に何か救いを求めていたんでしょうか。

この年のマイコンは飛躍したように刑事らしくなって行きました。
哲次の「微笑」に疑惑を持ったマイコンの捜査はあくまでも「足」です。
それに、取調べも厳しいですね。
ただ、あの公園での捜査報告に伸也の事を話してしまったのは本当に良かったかどうかは・・・。
しかし、この事件に関して偽証しているわけですから。

今回はマイコンテーマ群の使用が秀逸です。

捜査シーンにマイコンテーマ、由香と小鳥の別れにピアノバージョン、悠捜査報告&哲次の告白の「2」の使用。
マイコンのテーマって情熱的で情緒的なんですよね・・・系統でいえばボンのテーマに似ています。

=今回の一係=

*完全に由香のしたことに対して同情している面々。
特にブルとDJはカッカしています・・・ブルは無理もないでしょうね・・・中絶絡んでますから。

*デューク、山さん継承的捜査で一気に事件を解決させてしまいます。
それも淡々と。
ああいうデュークもイケてますし、当時の一係には無くてはならない存在になっていましたが・・・。

*トシさんの山さんデスク継承確定。

*ブルース忍者尾行

*ドックのロイヤルゼリー初出

=ゲスト=

*山田吾一さんにぴったりの役です。この役、遠からず『必殺仕置人』のいも安に通じるものがある。
あっちは極悪人でしたが。

*八木昌子さんはいつも良妻賢母役ですが、今回はちょっと毛色が違います。

*マスオさん登場。

=ロケ地=

新宿副都心

新宿駅東口近辺

世田谷区上野毛(環八沿い)
ペットショップはもうないが、建物自体は現存。

砧の、例のシークック近辺。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

けぶ、不眠症になる~ファミ劇へのおさそい

2010-12-17 03:46:15 | ファミ劇日誌
キヨウさんのサイトに潜入して、久々に他家の水を飲んだ的な新鮮な感覚になったので、
「あだ名」について書きたくなりました。
ので、ちょっと後で・・・って、キヨウさんとは違った視点でひとつ。

というのも、昨日は急な宴会の幹事でして、すっかり酔っ払い・・・そうするとラーメンが食いたくなり、
酔いの勢いで大盛りチャーシューメンを所望。
昼から何も食べていなかったので汁までペロリと頂き、帰宅。
それからが・・・
そもそも胃が壊れているので、いつもであればそのまま爆睡なのですが、消化活動が急激に始まってしまって、オマケに目まで冴えわたってどうにもこうにもブルドック状態になりました。
ただ、頭に血液が回っていない状態だったためか、何も記事が書けないので、色々と潜入捜査をしとった次第で(^_^;)

まあ、本当であれば良い酒を良い状態で太陽の話題を肴に呑みたくてウズウズしておりまして・・・。
今度もし私に太陽関連でお酒のお誘いをなさる方はお気を付け下さい。
かなり溜まってます。。。。

と、たわごとを書いていたら、いつのまにか寝てました・・・。

【ファミ劇へのおさそい<あやしい】

うん~・・・。
だんだんクライマックスが近付いております。
まず、デュークと別れなければならないのか・・・。

「赤ちゃん」

身重な妻を抱え、金が欲しかったチンピラがひったくったカバンには暴力団の重要書類が・・・
チンピラはもっと危険なことを考えてしまう。
マミーとブルを絡めながら、飄々とした久保田篤氏演じるチンピラに少々振り回される。
ただ、この話には悲しい結末が待っているわけで。

「山さんからの伝言」

いきなり海外研修が決まるデューク。
その話をしている時に山さん宛てに飯田という男の殺人告白の「遺書」が送られてくる。
デュークは七曲署最後の事件として担当を志願し、山さんの手がけた9年前の捜査を洗い直すが、捜査にはストイックだった山さんの仕事とは思えない不自然な点が数々出てきて困惑するデューク。

最終回目前で恐らく金田さんのスケジュールギリギリまで太陽出演したのではないか?という降板劇は初のサブタイトルに主演刑事名が入らない作品になり、異質に見えます。
ただ、さすが自ら弟子的自覚を持っているデュークの捜査と9年前の山さんの心情とがリンクして、個人的には名作だと思っています。
派手なアクションは無いですが、じっくりと観たい作品です。
それに吉野徹男の最終出演作でもあります。

個人的には泣きが入ります。

ちなみにその9年前は、ボン単独期のそれこそ「民芸店の女」「子連れブルース」などの山さんを念頭に置きながら観るとまた味わい深いです。
丁度、家族が誰もいなくなって、一人で暮らしていた頃の山さんが手がけた事件が発端になります。

「マイコン、疾走また疾走」

マイコン主演最終作は、ボギーの「疾走24時間」と同じ小川&大川氏の脚本。
何気に色気付く冒頭のマイコンは笑えますが、ある男に振り回されるマイコンも不憫?と思いきや、かなり頼れる感じに描かれています。マイコン編としてはエッセンス的に総集編みたいな印象が私の中にある快作です。
この辺りから、マミーとマイコンが組み出してきますね。
ただ、このコンビはPART2の方が多いかも。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする