
生き下手とひとりで決めて新酒酌む 大須賀善和
作者は自分を生き下手といいながら
自分の来し方を振り返って
充分に肯定していることが分かる
星雲の志は叶うはずもないのだが
それは決して間違いではなかった
作者の晩節を思う感懐であろう
共感できるところだ
(小林たけし)
【新酒】 しんしゅ
◇「今年酒」 ◇「新走」 ◇「利酒」(ききざけ)
新米で醸造した酒。かつては収穫後の米をすぐ醸造したため、新酒は秋季であった。現在では寒造りで秋に造られることはない。
例句 作者
あらばしり幸福語らしめる夜 赤野四羽
けったいな先生やねん新走り 鈴木明
今年酒小匙一杯半ほどの酔ひ 安田雪松
告白は新酒の力借りてせり 遠藤古都女
新酒酌む泉下のひとと語るべく 近藤栄治
新酒酌む透明にひろがる原野 髙尾日出夫
新酒醸すガーゼのようなともしびに 今田清乃
日の光りあふるる市街新酒の荷 國定義明
生き下手とひとりで決めて新酒酌む 大須賀善和
羅漢午次郎偲ぶ上総の新走り 吉田笑
越後より嘘つきにくる新走 藤田守啓
あらばしり幸福語らしめる夜 赤野四羽
けったいな先生やねん新走り 鈴木明
今年酒小匙一杯半ほどの酔ひ 安田雪松
告白は新酒の力借りてせり 遠藤古都女
新酒酌む泉下のひとと語るべく 近藤栄治
新酒酌む透明にひろがる原野 髙尾日出夫
新酒醸すガーゼのようなともしびに 今田清乃
日の光りあふるる市街新酒の荷 國定義明
生き下手とひとりで決めて新酒酌む 大須賀善和
羅漢午次郎偲ぶ上総の新走り 吉田笑
越後より嘘つきにくる新走 藤田守啓