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川の水澄み言の葉にある虚実 長井寛
一読難解 音律も破調気味だが
座語の虚実に不思議な調和を感じさせる
澄んだ川の水にてらして
可たる言葉のしらじらしさを詠んだものだと解する
(小林たけし)
【水澄む】 みずすむ(ミヅ・・)
秋は夏に比べ水が澄んでくる。夏の間濁っている沼なども、底の石まで透けて見える。河川、湖沼、池から井戸水まで水が澄む。
例句 作者
正装の魚ぞくぞく水澄める 吉住光弥
水といふ水澄むいまをもの狂ひ 上田五千石
水澄みて四方に関ある甲斐の国 飯田龍太
水澄みて水の底より鬨の声 小高桂子
水澄みて雲流れゆく梓川 柳下美砂枝
水澄みにけり読み書きは朝のうち 下田稔
水澄むや川面に浮かぶ鬼の貎 高林文夫
水澄むや底に岡本太郎の目 岡本久一
水澄むや錆びたる鎌にものいうて 高見道代
水澄めり 石の丸みと石の過去 鷲山千晴
水澄んで怪談多き城下町 内田庵茂
水澄んで段差になつてをり
し父 大石雄鬼
正装の魚ぞくぞく水澄める 吉住光弥
水といふ水澄むいまをもの狂ひ 上田五千石
水澄みて四方に関ある甲斐の国 飯田龍太
水澄みて水の底より鬨の声 小高桂子
水澄みて雲流れゆく梓川 柳下美砂枝
水澄みにけり読み書きは朝のうち 下田稔
水澄むや川面に浮かぶ鬼の貎 高林文夫
水澄むや底に岡本太郎の目 岡本久一
水澄むや錆びたる鎌にものいうて 高見道代
水澄めり 石の丸みと石の過去 鷲山千晴
水澄んで怪談多き城下町 内田庵茂
水澄んで段差になつてをり