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露草も露の力の花ひらく 飯田龍太
秋色ふかい一句だ
まだ残暑のきつい日常だが
朝の空気は秋がきていることを感じさせてくれる
かたわらの露草
花には露が零れそうだ
そうかこの露のちからで花は咲いたのだ
朝露はどの花をも咲かす力があるのだと知る
(小林たけし)
【露草】 つゆくさ
◇「螢草」(ほたるぐさ) ◇「月草」(つきくさ) ◇「青花」(あおばな) ◇「うつし花」
ツユクサ科の一年草。路傍に生え、柔らかく地に伏しやすい。秋、蛤形の緑色の苞葉の間から青色の花を開く。月光を浴びて咲くので月草とも。
例句 作者
露草や飯噴くまでの門歩き 杉田久女
百年計画露草は雨降る単位 小野裕三
薄明とセシウムを負い露草よ 曾根毅
露草に濡れてまた泣く隣の子 奥山甲子男
露草のつゆの色こそ朝の夢 鳴戸奈菜
露草の露を歩みの一歩とす 山下廣
露草やにはとり水を噛んで飲む 西野草几
露草や色なき水の色もらう 川崎益太郎
露草や飯噴くまでの門歩き 杉田久女
百年計画露草は雨降る単位 小野裕三
薄明とセシウムを負い露草よ 曾根毅
露草に濡れてまた泣く隣の子 奥山甲子男
露草のつゆの色こそ朝の夢 鳴戸奈菜
露草の露を歩みの一歩とす 山下廣
露草やにはとり水を噛んで飲む 西野草几
露草や色なき水の色もらう 川崎益太郎