白秋の風の筋目に橋をおく 村井和一
三浦海岸城ケ島のある白秋の歌碑
大橋の下に詩情豊かに建立されている
掲句は白秋と白秋碑を底通させているのだろう
鮮やかな手法である
(小林たけし)
【白秋忌】 はくしゅうき(・・シウ・・)
11月2日。詩人・歌人・童謡作家、北原白秋の忌日。1942年没。享年57歳。「思ひ出」「桐の花」等により、大正期に詩歌の新時代を確立した。
例句 作者
菱の実の角むらさきに白秋忌 中尾杏子
飯桐の実こそ赤けれ白秋忌 中村わさび
くずし字を詠まんと秋の白秋碑 吉本孝雄
ほつほつと白秋館の蟬の穴 石川美智枝
水仙の彼方は波濤白秋碑 大沢友江
紅い芙蓉をひとまはりして来る子です 北原白秋
霰ふれども濡れざるは白秋碑 松澤昭
菱の実の角むらさきに白秋忌 中尾杏子
飯桐の実こそ赤けれ白秋忌 中村わさび
くずし字を詠まんと秋の白秋碑 吉本孝雄
ほつほつと白秋館の蟬の穴 石川美智枝
水仙の彼方は波濤白秋碑 大沢友江
紅い芙蓉をひとまはりして来る子です 北原白秋
霰ふれども濡れざるは白秋碑 松澤昭