快気分析

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仕組みとアプローチ -  台風5号の通過 そして「台風一過の地震晴れ」 は今回どうなるのか

2017-08-06 19:17:59 | 地震 津波
 台風5号は今後西日本から順次日本列島を通過して行く予想のようですが、果たして以前に記事にした「台風一過の地震晴れ」は再現性があるのかどうか?について考えてみたいと思います。
 笑えない「台風一過の地震晴れ」・・・と言うサブタイトルは、メインタイトルが「自然災害 仕組みとアプローチ」の頃、2016年8月22日に記事にしましたが、今回はどうなるのか?です。
 まず月齢から言うと8月8日が小さい方ではあるのですが満月、そして今回の台風5号は移動速度が遅いほうのようなので、雨天曇天の期間が長いエリアが多い、と言う事で台風通過前から通過中に雨天曇天であった時間が長いエリアが多かった場合は、宇宙からの影響がその期間遮られ、それにより地殻のストレスはどちらかと言うと貯まりやすいという傾向はあるかと考えれられます。
 そして台風5号通過後は晴天になった時、或いはその残存影響で直後から数日後に発震、と言う可能性は考えられるかと思います。
 ただそれが大地震なのか。中小の地震の多発なのか、そして更にはスロースリップの多発で済んでしまうのか?と言うのは筆者にはわかりません。 
 以前にも記事にしましたが、EMSCでM6以上の地震空白は現在も続いています。
 これを地球全体の地震静穏化と見るのか、それとも総合的な或いはタイミング不一致によるトリガー不足で発震が無かったと見るのかと言う事になって来ますが、どうも良くわかりません。
 M7以上の地震も最近の

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2017-07-17 23:34:16.4 54.55 N 168.84 E 30 7.7 KOMANDORSKIYE OSTROVA REGION
2 V 2017-01-22 04:30:23.8 6.20 S 155.10 E 150 7.9 BOUGAINVILLE REGION, P.N.G.
2017-01-10 06:13:47.9 4.48 N 122.59 E 630 7.3 CELEBES SEA
2017-01-03 21:52:31.3 19.33 S 175.85 E 10 7.0 SOUTH OF FIJI ISLANDS
20 VI 2016-12-25 14:22:26.2 43.39 S 73.86 W 30 7.6 ISLA CHILOE, LOS LAGOS, CHILE
2016-12-17 10:51:09.9 4.49 S 153.49 E 83 7.9 NEW IRELAND REGION, P.N.G.
2016-12-08 17:38:46.9 10.71 S 161.36 E 40 7.8 SOLOMON ISLANDS
2016-11-24 18:43:48.1 11.96 N 88.89 W 10 7.0 OFF COAST OF CENTRAL AMERICA
2016-11-13 11:02:58.4 42.69 S 172.97 E 10 7.9 SOUTH ISLAND OF NEW ZEALAND
2016-09-01 16:37:58.6 37.45 S 179.24 E 26 7.0 OFF E. COAST OF N. ISLAND, N.Z.
2016-08-29 04:29:59.6 0.05 S 17.82 W 20 7.1 NORTH OF ASCENSION ISLAND
2016-08-19 07:32:23.9 55.34 S 31.95 W 20 7.5 SOUTH GEORGIA ISLAND REGION
2016-08-12 01:26:36.4 22.49 S 173.09 E 20 7.1 SOUTHEAST OF LOYALTY ISLANDS
2016-07-29 21:18:30.2 18.58 N 145.51 E 267 7.7 PAGAN REG., N. MARIANA ISLANDS
2016-05-28 09:46:58.9 56.26 S 26.96 W 70 7.2 SOUTH SANDWICH ISLANDS REGION
2016-04-28 19:33:24.4 16.04 S 167.48 E 30 7.0 VANUATU
2016-04-16 23:58:37.2 0.40 N 79.89 W 20 7.8 NEAR COAST OF ECUADOR
2016-04-15 16:25:06.5 32.78 N 130.68 E 10 7.0 KYUSHU, JAPAN

引用終了

 と言うわけで、環太平洋では千島列島以西の北半球、特には中緯度以北は、熊本地震以来は長らく空白域となっています。
 これをどう捕らえるのか?と言う事になってくるのですが、「発震に関係するようなプレートや近くの動きや方向が、カムチャッカ、アリューシャン方面にシフトしている」 のであれば、今後は日本に「空白期間を埋めるような地震は特に起こりやすいと言うほどでもない(但しゼロと言うほどでもない)」と言う事にもなるでしょうし、「発震の関係するようなプレートや近くの動きや方向がカムチャッカ、アリューシャン方面にシフトしている」、と言う事が「無い」のであればやはり「地震空白期間を埋めるような地震は特に起こりやすい(但し100%と言うほどでもない)」と言う所ではないでしょうか。
 ただM7以上とかに限定せず、中規模以上の地震を含め、台風5号通過後数日間までは月齢や地震空白期間の観点も含めて総合的に判断すれば、「通常よりは中規模以上の地震は平均よりどちらかと言えば要注意」かと考えられます。