武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

作品紹介8

2009-01-04 21:44:55 | Weblog

1990年 7/2~7/10東京の銀座にある牧神画廊での個展で発表した作品。
題は「アルトー・ハウス」10F 色鉛筆

20年前の作品。紆余曲折の挙句のはてをへて、親にもなんとか結婚の許しをもらった頃のことです。
個展のはがきに Going down with SAHORI,in the night と印刷されていて、画廊主の方に「どうしてさほりさんなのですか?」と聞かれて困ったことを思い出す。「いやぁ(困った顔して)わたしに聞かれても解りません・・・・。わたしの方も知りたいくらいなんです。」と答えた。初めてのことで、個展会場で気を利かせて立ち振る舞うこともせず、のほほんといただけ。
個展の前は、ヒロク二さんは、金策に忙しく急に札束をわたしの前に渡し「これでなんとかいける。」と呟いた。また、東京まで絵を運ぶのに関西から東京まで、友人のEクンと車で一緒に行き、その後、二人で東京まで行った。ヒロク二さんは、とても疲れていたよう。当時ヒロク二さんは52歳で、疲れのためにぶっきら棒な表情が、とても大人な感じがして頼もしく思った。わたしはいつまでも恋の続きをしていたのです。この頃は、ヒロク二さんに、甘えとても夢見心地の中でした。

ところが、個展以後、籍を入れるや否「サービスは終わった。」「あのままズーと恋していたら、死んでいたかも。」と宣言され、「え~どうして?」「もっとサービスして欲しい。」「約束が違う!」等と言っても「無理。ダメ。」と言われ、関係は変化してしまいました。やはり、ヒロク二さんは大人だった。
過去の時間だけれど、時々思い出しては、牛のように反芻する。もう二度と味わえない時間だから。何度も反芻するうちに意地汚いなぁと反省。
でも、恋っていいですね。ホルモンのバランスも整えるし・・・ネ。やっぱりまた、反芻しよっ。


コメント
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