武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

塩むすびの巻

2009-01-30 21:53:07 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内板)2007年12月25日(火)掲載のえ

薄っすらピンクの塩むすび。
手でしっかりと結ばれたおむすびは、エネルギーの根源。
オーラーが漂っています。

歌手の中尾ミエさんは、新潟県中越地震(04年)の被災地、旧山古志村の復興を支援する米作りのボランティアを昨年からしています。友人たちと田んぼに雑草とりに行った時、地元の方が作ってくれた「塩むすび」がなによりもおいしかったといいます。結び方は普通と違って、丸くてぺちゃんこ。ご飯の粒を壊さないように手ですくい、手に力を込めずに体全体でリズムをとるようにしながら結ぶと語ります。

塩むすびというのは、最近ローソンでも売っているのをこの度知りました。おむすびは、日本の最高のファーストフードだと思っている。ローソンにあるのは、道理にかなっていると感心いたしました。ヒロク二さんは、少食でこまぎれに食べる人なので、残ったご飯で、おむすびを作って、ラップに巻きお皿に積み好きなときに食べれるようにしていたこともある。(腹一杯では、絵は描けないそうです。)とても便利でした。作るおむすびにも流行があり、高菜とすりごまをいためたものを混ぜたのや、昆布の佃煮、葉唐辛子の佃煮、梅干し、鮭の身をほぐしたもの、焼きたらこ、チーズ等といろんなものを作っていました。チーズだけが、不評でしたが・・・。
わたしは、大正生まれの祖母から、子守唄とともに「米一粒につき、4合の水」の話を延々聞かされていたためか、お米をとても大切する癖がつき、子供の頃のお手伝いには、実施指導があり、米がきれいに釜からとれてないと、「ここは!」と指で指されて注意を受けるという教育を受けていた。祖母は夏になると、ご飯がちょっと臭ってきたものも食べてしまうので、「おばあちゃん、やめて!!」と子供心にそこまでしなくてもと思い、注意すると、反対にケンカになったのを思い出す。祖母は、異常に、米にうるさかった。

1990年8月24日のわたしの日記より

と、書かれている。祖母の言っていたことが気になっていたのか、書き記してある。後々、いろんな生活が押し寄せ、さらに、お米を大切にするようになった。ある方から、「米を大切にしている人手を挙げて」という質問に手を上げると、すごく褒められてしまったのですね。すばらしいと言われて。本当のところ、貧乏の賜物から徹底したわけで、少々恥ずかしかった。けれど、人間として素晴らしいことかもしれないと思い直し、豊かな人も、豊かでない人も、お米を大切にして欲しいなと思いました。飽食の時代、節約しながら、お米を残して捨てるという常態でない事を祈ります。ご心配なく、今は、そこまで貧乏ではありません。ある一時の貧乏生活にも感謝かもしれません。そこで、いろんな知恵を働かせたり、試行錯誤しました。結果として、たくさんのお友達、いろんな方に感謝しています。

翌日は、ケロッとしてノウテンキになり次のようなことを書いてます。
1990年8月25日のわたしの日記より

結婚したての頃で、嬉しかったのだろう。
左が夫で、右がわたし。のつもりなのだろう。
でも、かわいい絵だなと思う。無邪気で。
海で二人は、出会ったような絵(落書き)で不思議だ。


コメント
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