武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

作品紹介9

2009-01-07 20:20:24 | Weblog

神戸の銀行に飾ったポスターの絵。
決して、写真を見ながら絵を描くということはしません。
歩いた、あの道、この道、風景、風景、そして浜風が吹く。
そんな神戸の街を、ヒロク二さんが描きました。


この足がない人物は何者。
今聞いたら「これ足。全部が足。」だそうです。しかし、足の先が気になる!!
紙の白は、海の色。向こうに見える島は、淡路島?
(うす曇りの日にしては、淡路島がよく見えるなぁ)

ポスターを見た女性が、神戸の街が描かれた絵がとても気に入って「ポスターを下さい。」と銀行に入ってきたそう。全部原画を飾っていたので、断ったそうです。印刷のポスターだったら良かったのですが、そうはいかなかったのが残念です。

神戸の街の香りを、ヒロク二さんが自然体で描きました。

ヒロク二さんのわかりにくい、人を煙に巻くような話し方は有名で、島田ギャラリーのスタッフの方は「最初、宇宙人かと思った。」と、うかがったことがあります。「なにを言ってるかわからなくてビックリしたのですよ。」と。他にもたくさんの方から、「よくわかない。」と、その場にいるわたしに、合図を送ってこられる方はとても多い。そこで、ヒロク二語の特徴を二つをお伝えします。まず、主語が抜けていることと、指示代名詞がとてもわかりにくいのが、特徴です。「その」「この」「あれ」が、あっちこちの名詞と入れ替わる。このことに気づけば、ヒロク二語を理解する第一歩になります。難しいのは、指示代名詞を見つけること。これが解ってきたら、大体の話しが解かってくる。二人で話すときは、すかさず「これという指示代名詞をはっきり!これとは何ですか?」「その話は、誰の事を言ってるの?」とそんな質問をたくさんする。そうやってヒロク二さんの巫女様になった。ヒロク二語を訳せるように。巫女様は、人にいつも気を使っています。
これを読まれていて、なおかつ、ヒロク二さんと話をしたことのある少人数の方達が、なるほどと、うなずいてる方の姿が目に浮かびます。


コメント (1)
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