
幼少の頃すごした徳之島に電車が走る
子供みたいだが、ヒロクニさんの絵に電車は登場する。
電車マニアではないが、電車をテーマにした作品が多いと思う。
以前は、地下鉄シリーズだったのか、地下鉄をテーマにした色鉛筆作品がある。
阪神大震災後、居を宝塚に移した頃、ダンボール箱に木の板をのせて、机にして、作品を描いていた。
わたしも、その頃は働くのに忙しく、その姿を見ても「悲惨」とも思わず、「ヒロクニさんって、偉いわ~」と横目で見つつ仕事に励んでいました。今思うと「ちょっぴり不幸な状態」だったかも・・・。しかし、その頃、地下鉄をテーマにした作品を多く描いた。絵の色合いは、藤色から、紫、ピンクとそんな色が靄のように漂う作品だった。
やっと春になり、風がスーと吹く。
そして、電車のテーマの絵がを再び描き出した。
これが、電車を運転する人の絵とすぐに分かる人は、そう多くはいないと思います。
風を切って、電車を運転しているのは少年だろうか?
わたしは、「勇気」のようなものを、感じるのですが、他の人はどんな風に感じるのかなぁと思いました。
7月は、東京での個展があります。
この絵は、東京展(銀座)での個展に出品する予定です。
今日は、関西では冷たい風が吹きました。
でも、清清しい1日。
ヒロクニさんは、冬の間、制作、制作と制作三昧の日々に実りを感じたそうで、
「ありがとう、サホリ」「何してんの、あんた!おっさん!てガミガミ言わないからいいよ」。と言われたが、
「過去にそんな事があったということか?」とその言い方が真に迫っていた事に驚いたヮ。再現しているという感じですね。
とにかく、冬の制作で何かをつかんだという事です。
やはり、絵は描いて描いて描きまくらないといけないものだと思いました。