
「街の灯火は、俺の孤独」(こんな題名の本はありません)
というハードボイルドなネーミングが似合う絵だと思います。
ハードボイルド小説のカバーでこんな本があれば、ハッとするかもしれないですね。
ヒロクニさんは、アマゾンで頼んだ本がいつ来るのかと心待ちしています。
制作の合間の楽しみって、コレしか今の所ありません。生活のパターンは決まっていて、朝起きたら、まず珈琲と煙草。それから、制作。昼前に食事。それから、わたしと少し話して、制作。夕方になると散歩。帰ってきて、「今日の晩御飯は何?」と云う。夕飯のメニューを云うと、落ち着いて制作する。ご飯を食べ終わったら、ちょっとニュースを見てからアトリエで過す。
ヒロクニさんの変わった習性としては、昼間いきなり風呂に入るというのがある。もう慣れたけれど、「何で?」という時に急に入るので、イライラしたことが多々ある。出かける前に急に???・・・風呂。待ち合わせ時間に15分以上遅れるのは確実!!という微妙な時間に入るから、本当にイライラするのです。その上、急がないし・・・。究極のマイペース人間なのです。
わたしは、普段色々とヒロクニさんに凄くあわせて生活しているつもりなので自分では謙虚な所もあるわよね!と思っていましたが、謙虚な人なのか?と問われれば「わたしも究極のマイペース人間で、相手の事をすごく考えて行動する時と、全く考えないでストレートに話をする時の両極があって、驚かれることが多いのです。マイペースな部分の違いで、わたし達夫婦は、成り立っているみたいなんです。
さすが夫婦。性格が似ている・・・・。と思うことも多い。
ハードボイルドの小説は、最近よく読んでいる。読んでいる時は、その世界にハマッているせいか、指を拳銃の形にして、わたしの背中にあて「ちょっと姉さんよ・・、聞きたいことが・・」とか云うので、「わたしは、知らないのよ。本当に知らないの。」とかいって、事件のことには関係ないフリをする。わたしは、芝居の台詞を考えるのに疲れるので、振り向いてから「ヒロクニさん、何ハマッてるの世界に!」と。そういう時、すごく嬉しそうなの。
ハードボイルドも読まないわたしが、リアクションまで付けて「演技」するのは疲れるのです。
現実に引き戻す為に、
「ヒロクニさん!とむらいは俺がする。(本)は、今日アマゾンが発送したって、もうすぐ来るよ!」と、わたしの部屋から、大きな声で言った。アトリエは隣りの部屋なんだから、行くのも面倒になって、大きな声で急に叫びます。ヒロクニさんにしたら、すごく楽しい息抜きだと思って、合わせて「ハードボイルド」なセリフをいつも考えていいます。西部劇版もあるんですけどね・・・。わたし達って、お金を使っての娯楽は、娯楽ではなく、苦痛なので、しょうもない事で笑っています。

昨年の6月に蒔いた「カモミール」の花が咲き始めました。
花は、りんごのような甘い匂いがします。
花を14個ぐらい摘んで、カモミールティーを作って飲んでいます。
カモミールって結構背が高くて、80センチぐらいの丈になるとは、思っても見ませんでした。

ポピーも咲き始めました。ポピー・レディ・バードという種類で、黒のブッチが入る種類です。
種から20苗が発芽して、育成過程で12苗になり、植えつけて8苗が生き残りました。
ヒロクニさんは、「てんとう虫」とこの花を呼びます。ポピーの薄紙のような花びらと赤い色が美しくて、つい眺めてしまいます。今日は、気持ちのよい日ですね。
「太陽とこの地球の恵みに、ありがとうございます」と言ってしまいました。でも、本当は、雨でもありがとうございます」なのでは?と思う。自分の気分や都合だけで、いい、悪いと考えるのは浅はかなことでは?と自問自答する今日この頃です。