武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

coffee屋(色鉛筆作品紹介591)と 私の個展中の新境地

2021-02-20 14:08:07 | Weblog

「coffee屋さん」というタイトルがついた絵。

コーヒーカップが多く描かれています。テーブルに置かれている様子が可愛い。

コロナの影響で、街に出ることが極端に減ったので、

もう、珈琲店でくつろいだりしていたのも思い出のようになっていて、

この絵を見て、喫茶店に行った時の雰囲気を思い出すのでした。

行き交う人、雑音や、人の声、雑多な雰囲気など。

ヒロクニさんは、スターバックスも好きだったりする。

よく行くのは、jazz喫茶なのですが、スタバのスイーツも気になる人でなんです。

私は、サンドイッチが気になります。

サンマルクカフェのチョコクロも好きで、自分が好きだからおみやげに利用したりしています。

神戸の街を歩き、ちょっとくつろぐヒロクニさんの珈琲愛が出ている作品です。

 

個展の最終日にヒロクニさんは、なんとか会場に行ってくれました。

「今日は暖かいから、行くのにはいい日だよ。」と声をかけた時は行かず、

「T氏が作品を最終日に取りに来られるから・・・、顔見たかったなぁ~と言っておられたよ。

たぶん、終わりかけの時間に来られると思うよ。」と言ったら、やっと身支度したのです。

冬の寒さが嫌いなヒロクニさんなのに、とても寒い日に来廊しました。

T氏とも会い、話こむヒロクニさん。

会期の時間が過ぎても話をしていました。

まわりは、片付けに勤しんでいましたが、気にせず延々話していました。

ヒロクニさんらしい・・・。

 

今回の個展では、いつもと違う気持ちが起こり、それに従ってみた私なのでした。

オンライン・ミュージアムの話が持ち上がってから、

ギャラリーの若いスタッフとの交流が多くなり、

個展の打ち合わせなどで話していると、チームになって一体となっている。

それぞれが持ち味を活かしながら、機能しているのがよくわかり、

意見を私に伝えてくれるので、その反応として、

意志を持って、「この人達に身を委ねてみよう。」と賭けを楽しむような感じになり、

この感覚が私を愉快にさせていました。

「アトリエの雰囲気を出したいから、メモのようなものを持ってきて頂けたら・・。」という提案では、

なるほどと思い、ヒロクニさんにその旨を伝えた。

すると、ヒロクニさんは、アトリエの雰囲気を出すメモではなく、

大きいメモ、A2サイズのドローイングを用意していた。

イメージと違うなぁ~と思いましたが、今度は、「ヒロクニさんに合わせたる!」と。

“自分の思い通りでなくても、受け入れるわよん!”のノリになった。

今回は、“受け入れるわよん”の連続でした。

意志を持って、受け入れるという思考が、私的には発見でもありました。

(長いものに巻かれろとは、全く違います)

この度の個展での学びというか、新境地でありました。

これから、若い方に教えてもらうことがいろいろありそうです。

 

個展会場で、ヒロクニさんもすっかり忘れていた作品がありました。

買われた方が、ギャラリーに持ち込まれた作品なのですが、

「こんな絵、俺描いてたの?覚えてない。」という作品なのです。

私も「この絵あまり覚えていない。」と思い、

「この絵を覚えていないとは、どういうことなんだ?」と。

たぶん、描いた直後ぐらいに個展で売れてしまっていた作品で、記録にも残していなかったようなのです。

久しぶりにじ~と見ました。

1990年作の色鉛筆の絵です。

こちらの絵。

↑アクリル板がライトで光っていて、全体が撮れなかったので部分を紹介します。

この頃から、目のようなものは登場していたのですね。

自動車の雰囲気が気に入って撮りました。

街の絵です。

↑これは、上記の写真の上の部分。

中央にいる人???のような人の憂いのある表情に都会を感じました。

この感じがたまらないと、思い写真を。

↑この枯木に哀愁を感じました。

寂しい風景です。

↑浮かんでいる街と人。

一筆書きのような雰囲気。

下地の白のタッチがヒロクニさんの塗り方です。

以上の4つの部分を取り上げましたが、一枚の絵に納まっています。

この頃の絵は、細かく部分が凝縮された絵で大きな絵になります。

ヒロクニさん、描く本人は、過去の作品を見て、

「ふ~ん。」とか、

「俺、こんな絵描いてたの?」と言うぐらいで、以外とあっさりしています。

過去の作品へのこだわりが少ない。

これからも絵を描くためにのことの方が重要なのか、

身体の肩こりの具合とか、疲労感を抜くことに一番感心があります。

家では、肩の凝りと、疲労の話ばかりなのです。

そして、「すまない、さほりチョット。」と言う。

マッサージしてということだとすぐ分かります。

まあ、80代は世間では「余生」らしいのですが、

あまりゆったりしないのがヒロクニさんらしくもある。

個展会場では、ヒロクニさんは、「老人が老人を励ますのは、大変やねぇ~。」と、ポツリ。

また、コロナで人と会う機会が減っていたせいか、1人のスタッフの女性にズーと話し掛けていました。

私以外の人と話すことは大切です。

それをその方に伝えると、

その方は、「役割が違うから、確かに大切ですよね。」と言って下さって、大人な方でした。

やはり、人柄が優しいのだなぁ~と思い、優しさって大切としみじみ思いました。

 

 

ビオラが続々咲いてきています。

↑やっと、ものねだりしていた黄色と薄い茶色のビオラが咲きました。

この黄色のビオラがすきなのです。

クラッシックな感じがするので。

この鉢には、この黄色のビオラの種を採取したものを育てていますが、

どういうわけか、黄色の種から、赤茶色のビオラに先祖帰りしているみたいなのです。

この赤茶色のビオラもあまり見ない色なので、好きではあります。

今年は、様々な模様の入り方のビオラが楽しめそうです。

 

↑寒い日がありました。

朝起きたら雪が積もった日がありました。

庭に薄っすらと雪が積もっています。

↑けなげにビオラが咲いていました。

寒さに負けず咲いています。

今は、三寒四温で暖かくなったり寒くなったりを繰り返しますが、

こうやって春に近づいているのでしょう。

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする