この作品は、2009年作「我が王国の住人達」という色鉛筆作品
ヒロク二さんは、下書きというものを全くしない。真っ白な紙に急に描いていく。
エスキースというものが大嫌いだ。「トレーシングペーパーを使って、色違いなんかもいいのでは?」というと「それは駄目」と軽蔑のまなざしで見られた。ヒロク二さんにとっては、そういうことは堕落以外のなにものでもないらしい。描いていく時のスリリングな気持ちや緊張感やその他諸々を引きずりながら描かないとダメということです。
フランシス・ベーコンという画家もエスキースはとらない画家で有名です。展覧会に行った時知りました。
今、描き進めている作品の途中経過。
ボールペンで画面に直接描いている。真っ白な紙に直接描くので最後まで仕上がるかどうか今のところ分からない。途中で破り捨てることになるのか、仕上げまでいくか、いつも賭けだ。
部分をアップで。これからどうなっていくか楽しみです。
無事、仕上がれば作品紹介で紹介します。いつも思うのは、ヒロク二さんの頭の中はどうなっているのだろうという素朴な疑問。ヒロク二さんは、感覚的な人で軽薄な人にも思えるのだけれど、実は凄く勉強好きで堅苦しいほど真面目な所が同居している。それでいて中間というものがないのである。
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