武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

そばの巻

2009-04-18 15:03:15 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2006年5月9日(火)掲載のえ

春の暖かい日に、そばを食べに行きました。

作家、作詞家の山口洋子さんは、いきなり男のハゲも、そばも老けた感じがして大嫌いだったんですよと。ハゲは男じゃないくらいに思っていた。老いの象徴みたいに思えて、ズッと避けてたそうです。五木ひろしさんに日本の原風景を歌ってほしくて書いた「千曲川」に、その歌碑が千曲川のほとりに建つことになって、そこで観光協会の会長とそばを食べた。ハゲで満月のごときまんまる頭の会長と食べたそばが美味しく、ハゲてるけどいい顔している会長さんと巡り合い「そばとハゲに目覚めた」と語ります。

ヒロク二さんと近所でそばを食べに行きました。阪急逆瀬川の駅前のアピア1の裏側にある「みよし」というお店へ。美味しいそばを食べると必ず付いてくる、そば湯を楽しみにしていきました。写真を撮ったり、そばについて伺ったりとヒロク二さんはせわしない。ヒロク二さんは、「そばちゅうのは、何でできてるの。」とクエスチョン。店のオーナーとお話をしていろいろ知識を得ていた。その間に、わたしは、メニューを見たり、値段を把握したり、夜はお酒が飲めるのか、お酒の種類や、単品料理を見たりと情報を頭の中に。家に帰ってからヒロク二さんとそばについて語り合った。そして、同じ麺でもうどんとそばの違いは、ロマンではないかという事になった。信州でよく自分で育てたそばから自分で打ったそばを食べさせるお店とか、定年退職してそば打ちに励む人というのはとても多い。その反対にうどんは、そこまで凝ってする人はあまり聞かない。そばの方が男性のロマンを駆り立てる存在なんだなと薄らぼんやりと分かってくる。しかし、ヒロク二さんは、値段が一番気になるらしい。そうはいっても、おいしいそばを食べようと思ったら600円以上は出さないとね。


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