「Paper House」と名付けられた作品。
この弧を描く形の人がある作品は、すべて「Paper House」と名付けられています。
10点ぐらいあると思います。
この作品は、もともと牛乳パックでヒロクニさんが遊んでいた時(簡単な工作)をしていた時に、
牛乳パックの面を半円にして、そこに落書きをしていた時に見つけたフォルムなんです。
そういう工作群をテーブルに置き、街として眺めていました。
私は子供造詣教室をしていた頃があり、子供より創意工夫がなされていないヒロクニさんの工作を見て、
「ある意味凄い」「抜け感が凄い」と驚いていました。
子供の方が、大人顔負けの作品を作ることがあり、子供は凄い!!と驚いていたのと反対の感情が、
ヒロクニさんの工作でした。
たぶん、ヒロクニさんの感覚には二次元の感覚しかなく、「二次元の立体感覚」だったのだと思います。
そんな事から生まれたのが、「Paper House」の作品群なのです。
また重厚さというのは全くなく、軽さを感じさせるものでした。
風が吹いたら、飛んでいってしまいそうな。
暑い日が続く中、この絵はトイレに飾ってありました。
我家のトイレは日がちょっと当たり、冷房も効いていないから、蒸し風呂のよう。
手を洗う水は、暑い湯になっている。
「あつ~」、と手を洗って振り返ると、この絵が見える。
この絵を見ていると、東京の銀座での個展の時に感じた、都会の片隅の静寂を思いだし、
その空気を思い出していました。それは、神戸でもなく、大阪でもなく、銀座の夜の時間。
この絵は、はっきりしたいつものヒロクニさんのパワーの絵ではなく、
少しセンチメンタルでポエジーが強く出ている絵のように思います。
暑い日が続きますが、食欲は2人とも衰えることはなく、
「美味しい、美味しい」。と夕食を共にしています。
そんなことで、我家の夕食を↓
白いお皿には、鳥腿肉にデルモンテから出ているマスタードソースを絡めたものと、サヤインゲンのグラッセ。
雑魚だしでとった小松菜の吸い物、ピーマンの煮浸し。
卵豆腐。ゴーヤの天ぷら、昨日の残りの高野豆腐を薄味で煮たもの。
トマト。蓋付きの入れ物には、みぶなの漬物と高菜漬けが入っています。
私はまずトマトを食べ、それから2人で少しだけ焼酎を飲みます。
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