結局、昨日は10：45に大森駅に着いた。一人が待っていた。「他は？」「もう中にいると思います」中に入る。熱気に包まれてアマチュアの試合は既に始まっていた。今回は、池袋のジムから10人くらいがエントリーしている。
毎年夏の江ノ島研修に行くメンバーが二人出るので、その為に応援に来た。
その二人、一人はＫＯ勝ち。
もう一人は、１ラウンド目にラッシュして相手のダウンを奪う。が、２ラウンド目は、その影響で完全に乳酸が体内に充満し筋肉が動かない。
傍は「ほら、パンチ、パンチ、手を出して。ほら、蹴り、ほら、おーい、何してるんだよ。手を出さないと、相手も同じように疲れてるんだから、ほらー」って言う。
最後は立っているのもやっと。あと二十秒、あと十秒、５，４，３，２，１。
しかし、彼は気持ちは折れなかった。絶対に倒れなかった。で、判定で勝利。
35歳くらいのその彼は、独身で仕事はＳＥ。いつもモテたい、モテたいと言う。最後に決まって誰か紹介してくださいよって言うのも彼の口癖。「五十歳くらいの女性でもいい？」と訊くと「二十歳代で可愛い子じゃないと」「おまえなーーー、鏡、もういちど見て出直して来い」「えへへへへへ、すいません、20～40まで広げます。レベルも中の下までＯＫです」「30～59、中の下の下の下まで下げろ」（笑）
でも、こうやって必死にやることやってれば、必ず好きになってくれる人が現れるはず、と思うけどなー、と思う。見に来てる女性も多いし。
今日は、雨から曇り。朝の電車、足が辛うじてドアに懸かる程度、ベルが鳴りドアが閉まる。私のバッグと傘がドアからはみだしている。駅員が慌ててやってきて、押されてやっとこさ乗れる。足は爪先立ちだったけど。
