田中雄二の「映画の王様」

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【ほぼ週刊映画コラム】『スティーブ・ジョブズ』

2016-02-13 16:44:28 | ほぼ週刊映画コラム
TV fan Webに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』

今週は

上質な舞台劇を見ているような気分になる
『スティーブ・ジョブズ』




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http://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1036719
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『カイロの紫のバラ』 (85)

2016-02-13 09:12:32 | All About おすすめ映画

映画狂のためのラブファンタジー



 舞台は不況下の1930年代。失業中の夫(ダニー・アイエロ)を抱え、ウエートレスとして働くセシリア(ミア・ファロー)。そんな彼女の唯一の楽しみは映画を見ることでした。

 そのセシリアが、映画の中から飛び出してきた探検家(ジェフ・ダニエルズ)と恋に落ちて……という、夢と現実の間を描いたウディ・アレン監督、脚本のラブファンタジーです。

 映画を見るという行為は、つらい現実を忘れられる至福の時。せめて映画を見ている間ぐらいは幸せな気分に浸りたいという願望を具体化した作品とも言えます。

 セシリアはスクリーンの中に夢を見ているのですが、その中で毎回同じ演技をしている探検家たちから見れば、現実世界の方が生き生きとしているという矛盾が笑いを誘います。

 アレンは、夢と現実、スクリーンの内と外を対比させて描きながら、現実における映画の存在価値を浮かび上がらせていきます。

 映画に憧れ、映画によって恋に破れ、映画によって再び生きる希望を見つけていくヒロインをファローが好演しました。まさに映画狂に捧げられたような一編です。

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