レイノルズといえば、わがリアルタイムの1970年代が全盛期。『ロンゲスト・ヤード』(74)、『ハッスル』(75)、『タッチダウン』(77)、『トランザム7000』(77)、『グレートスタントマン』(78)など、マッチョを生かしたアクションと、『ラッキー・レディ』(75)、『ニッケル・オデオン』(76)、『結婚ゲーム』(79)『キャノンボール』(81)などのコメディの両面で活躍したから、思い出深い人ではあるのだが、大好きな俳優、というわけではなかった。何か脂っこい感じがして、どちらかと言えば苦手なタイプだったのだ。

ところが、彼が監督も務めた『シャーキーズ・マシーン』(81)でイメージが変わった。レイノルズはお得意の刑事役を演じているが、監督として、ヒロイン役のレイチェル・ウォードを魅力的に見せたのに加えて、ビットリオ・ガスマン、ブライアン・キース、チャールズ・ダーニング、アール・ホリマン、バーニー・ケイシー、そしてヘンリー・シルバら、彼と絡む多彩な脇役たちの味も生かした。そんなこの映画を見て、勝手に、俳優仲間を大事にする彼の人柄の良さを垣間見た気になったのだ。それ以来、オレの中での彼のベストはこの映画なのである。
『外国映画男優名鑑』(98)で彼のミニバイオグラフィーを書いたことも懐かしい。

ところが、彼が監督も務めた『シャーキーズ・マシーン』(81)でイメージが変わった。レイノルズはお得意の刑事役を演じているが、監督として、ヒロイン役のレイチェル・ウォードを魅力的に見せたのに加えて、ビットリオ・ガスマン、ブライアン・キース、チャールズ・ダーニング、アール・ホリマン、バーニー・ケイシー、そしてヘンリー・シルバら、彼と絡む多彩な脇役たちの味も生かした。そんなこの映画を見て、勝手に、俳優仲間を大事にする彼の人柄の良さを垣間見た気になったのだ。それ以来、オレの中での彼のベストはこの映画なのである。
『外国映画男優名鑑』(98)で彼のミニバイオグラフィーを書いたことも懐かしい。
