両親を亡くしたルイス(オーウェン・ヴァガーロ)は、伯父のジョナサン(ジャック・ブラック)に引き取られ、彼が住む古い屋敷を訪れるが、彼は二流の魔法使いだった。ルイスは、ジョナサンと隣人の魔法使いツィマーマン夫人(ケイト・ブランシェット)と共に、屋敷に隠された“世界を破滅に導く時計”を探すことになる。
この映画の舞台は1950年代だが、監督がホラー畑のイーライ・ロスであるのに加えて、アンブリンが製作したためか、『トワイライトゾーン/超次元の体験』(83)や『グレムリン』(84)、『ロジャーラビット』(88)など、グロテスクでダークな雰囲気を持った80年代のこの手の映画に似ている気がした。
敵役のカイル・マクラクランの怪演は予想通りだったが、70年代から活躍しているコリーン・キャンプが隣の太っちょおばさんとして出てきたのには驚いた。