彼女が、まだ悠木千帆だった若き日から、「時間ですよ」(70)の浜さん、「寺内貫太郎一家」(74)のばあちゃん、「ムー」(77)「ムー一族」(78)の金田(かねた)さんと、久世光彦演出のドラマで見せた演技の印象は強烈だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/81/915abe9222fb5d6475787dfcc46f7e16.jpg)
その他、「貫太郎~」に続いての“老け役”で石立鉄男と共演した「気まぐれ天使」(76)の“ばさま”こと伊集院綾乃、大河ドラマ「翔ぶが如く」(90)の幾島役も忘れ難い。まさに“怪優”と呼ぶにふさわしい女優だった。
それが、晩年になると、原田眞人監督の『わが母の記』(12)『駆込み女と駆出し男』(15)、是枝裕和監督の『海よりもまだ深く』(16)『万引き家族』(18)などで“名優”に変身するとは思ってもみなかったのだが、その半面、否、彼女は最後まで見事な“怪優”だったじゃないかとも思えるのだ。
中国の名優・朱旭(チュウ・シュー)も亡くなった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/b3/a93dcad74ba94e8e8dd1a4dcc089b26b.jpg)
彼は、中国残留孤児・陸一心(ルー・イーシン)の波乱万丈の半生を描いた「大地の子」(95)で、上川隆也が演じた主人公・一心の養父・陸徳志役で深い印象を残した。あのドラマでは、彼の演技に何度も泣かされたものだ。北京の銭湯を舞台にした『こころの湯』(00)の主人役も心に残る。
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その他、「貫太郎~」に続いての“老け役”で石立鉄男と共演した「気まぐれ天使」(76)の“ばさま”こと伊集院綾乃、大河ドラマ「翔ぶが如く」(90)の幾島役も忘れ難い。まさに“怪優”と呼ぶにふさわしい女優だった。
それが、晩年になると、原田眞人監督の『わが母の記』(12)『駆込み女と駆出し男』(15)、是枝裕和監督の『海よりもまだ深く』(16)『万引き家族』(18)などで“名優”に変身するとは思ってもみなかったのだが、その半面、否、彼女は最後まで見事な“怪優”だったじゃないかとも思えるのだ。
中国の名優・朱旭(チュウ・シュー)も亡くなった。
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彼は、中国残留孤児・陸一心(ルー・イーシン)の波乱万丈の半生を描いた「大地の子」(95)で、上川隆也が演じた主人公・一心の養父・陸徳志役で深い印象を残した。あのドラマでは、彼の演技に何度も泣かされたものだ。北京の銭湯を舞台にした『こころの湯』(00)の主人役も心に残る。