『スペシャリスト』(69)
大金強奪の濡れ衣をきせられ、縛り首になった兄の仇を討つため、単身無法の街に乗り込むガンマンの活躍を描く。監督は『続・荒野の用心棒』(66)『殺しが静かにやって来る』(69)『ガンマン大連合』(70)などのセルジオ・コルブッチで、伊、仏、モナコ、西独の合作という多国籍映画。コルブッチ映画らしく、ここでも主人公を徹底的に痛めつけ、肉体に欠陥を負わせている。
「フランスのエルビス・プレスリー」とも称された人気ロック歌手ジョニー・アリディが主演し、ガストーネ・モスキン、フランソワーズ・ファビアン、マリオ・アドルフといった個性的な俳優が脇を固めている。
知り合いがこの映画に関するいいコラムを書いていた。
巨匠コルブッチの作家性を語るうえで重要なマカロニ西部劇の佳作
https://www.thecinema.jp/article/902