『メガスネーク』(07)
テネシーに住むダフは、太古にこの土地を支配したという邪悪なヘビ「アンテカ」の子供を飼うネイティブアメリカンと知り合う。彼によれば、「容器から出すな」「生きた餌を与えるな」「ヘビを恐れるな」という三つのルールさえ守っていれば封印が守られ、平穏が保たれるという。
伝説に魅了されたダフは、その小さなヘビを奪って逃走するが、ルールを守れず、封印を解いてしまう。小さかったヘビは、みるみる巨大化し、驚異的な破壊力で人間に襲いかかる。
当方、ヘビは大の苦手で見るのも嫌なのだが、このアンテカやアナコンダまで巨大化すれば、リアルではないのでモンスターものの一種として見ることができる。それにアメリカの南部が舞台になると、どこか西部劇を感じさせるものがあったりもして…。
それにしても、一連のサメ映画もそうだが、よくもまあこんなばかばかしい映画を作るものだと感心するやらあきれるやら。でも、それに茶々を入れながら楽しんで見ている自分もどうかと思う。三つのルールは『グレムリン』(84)のパロディか。