『地上最大のショウ』(52)(1974.1.1.)
この映画がアカデミー賞の作品賞を得たことは、アカデミー賞最大の謎、あるいはミステークとも言われているが、サーカスを舞台にした単純な娯楽映画として見ればそれなりに面白い。
監督のセシル・B・デミルのお気に入りで、ソフト帽に革ジャンスタイルがこの時期のトレードマークだった座長役のチャールトン・ヘストン、元気いっぱいのベティ・ハットン、見事な体技を披露するコーネル・ワイルド、ピエロのメイクのまま一度も素顔を見せないジェームズ・スチュワートなど、それぞれのキャストも印象に残る。ちなみに、グロリア・グレアムは同年に出演した『悪人と美女』の方で助演賞を受賞している。
最近の『グレイテスト・ショーマン』(17)でヒュー・ジャックマンが演じたP・T・バーナムが設立したサーカスのうたい文句は、この映画のタイトルとなった「THE GREATEST SHOW ON EARTH」。彼の死後、「リングリング・サーカス」へと進化したサーカスをモデルにしたのがこの映画なのだ。
最近の『グレイテスト・ショーマン』(17)でヒュー・ジャックマンが演じたP・T・バーナムが設立したサーカスのうたい文句は、この映画のタイトルとなった「THE GREATEST SHOW ON EARTH」。彼の死後、「リングリング・サーカス」へと進化したサーカスをモデルにしたのがこの映画なのだ。