「KyodoWeekly」9月27日号から『古関裕而と「モスラの歌」』共同通信のニュースサイトに転載。
https://www.kyodo.co.jp/national-culture/2020-11-25_3344713/
『シャレード』(63)(1976.11.19.ゴールデン洋画劇場)
休暇中のスキー場で夫との離婚を決意したレジーナ(オードリー・ヘプバーン)は、ピーター(ケーリー・グラント)と出会い、心引かれる。パリのアパートに戻ったレジーナは、夫が殺されたことを警察から知らされる。不気味な男たち(ネッド・グラス、ジェームズ・コバーン、ジョージ・ケネディ)が葬儀に現れ、不安を感じたレジーナはピーターに助けを求めるが、アメリカ大使館のバーソロミュー(ウォルター・マッソー)から、夫の正体と彼らとの関係を知らされる。
スタンリー・ドーネン監督のコメディータッチの傑作ミステリー。オードリーの相手役にグラントを起用したこともあり、ヒッチコック色を強く感じさせながらも、多彩な脇役陣のおかげで、誰が犯人なのかが絞れず、最後まで楽しませてくれる。音楽はヘンリー・マンシーニ。ジバンシー提供の華麗なファッションも見どころ。
「シャレード」には、ジェスチャーで表す言葉、偽装や見せ掛けという意味があるらしい。ちなみに、我が街・金町にある純喫茶「シャレード」の店名は、この映画から取られたのではないかと思っている。
『名画投球術』いい女シリーズ2「ちゃんと観たことありますか?」オードリー・ヘプバーン
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/f64acdf38588e036985f3da44701ca89