『恐怖の報酬』(77)(1980.5.25.日曜洋画劇場)
南米奥地の油井で起きた火災を鎮火させるため、1万ドルの報酬と引き換えに、危険なニトログリセリンをトラックで運ぶ仕事を請け負った4人の男(ロイ・シャイダー、ブリュノ・クレメール、フランシスコ・ラバル、アミドウ)たちを臨場感あふれる映像と迫力の演出でスリリングに描く。
ウィリアム・フリードキン監督が、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の同名フランス映画(53)をリメークしたが、公開時は酷評された。ところが、公開されたのは、30分もカットされたものだったらしい。自分が見たのも、国際版と言われるこの90分あまりのものだった。
近年、4Kデジタルリマスターの『恐怖の報酬【オリジナル完全版】』として改めて公開されたが、残念ながら見逃した。今回の放送はその完全版の方とのことなので楽しみ。果たして評価は変わるのだろうか。そう言えば、この映画の音楽は『サスペリア』(77)のタンジェリン・ドリームが担当していた。