マックィーンのキャリアを年代順に追いながら、関係者の証言を集めた貴重なドキュメンタリー(「STEVE MCQUEEN: THE ESSENCE OF COOL」)。(2006.10.2.)
「早撃ちの仕方を教えたのはオレなのにすぐに追い抜かれた」(ロバート・カルプ)
『SF人喰いアメーバの恐怖/マックィーンの絶対の危機』(58)
「まさかカルト映画になるとは思わずギャラはその場限り。後で悔しがっていた」(最初の妻ニール・アダムス)
「彼にとって『荒野の七人』(60)『大脱走』(64)のジョン・スタージェスは恩師、『ネバダ・スミス』(66)のヘンリー・ハサウエイは理想の父親だった」(ニール・アダムス)
「ユル・ブリンナーへの対抗意識はすごかった。けれどもそれを受けて演技に生かしたブリンナーもさすがだった」(『荒野の七人』で共演したロバート・ボーンとイーライ・ウォラック)
サム・ペキンパーのアシスタントのキャスリン・ハバーが明かす『ゲッタウェイ』(72)で示した意外に繊細なペキンパーの心理演出など、いろいろと興味深い話題も多かった。
『ブリット』(68)『パピヨン』(73)『タワーリング・インフェルノ』(74)で、いつもマックィーンのかたわらにいたドン・ゴードンが出てきた時は懐かしかった。私生活でも2人は親友同士だったようだ。
「男もほれるカッコいい男が観たい」スティーブ・マックィーン
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