田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

「スティーブ・マックィーンのすべて」

2021-08-24 07:16:38 | 映画いろいろ

 マックィーンのキャリアを年代順に追いながら、関係者の証言を集めた貴重なドキュメンタリー(「STEVE MCQUEEN: THE ESSENCE OF COOL」)。(2006.10.2.)

「早撃ちの仕方を教えたのはオレなのにすぐに追い抜かれた」(ロバート・カルプ)

『SF人喰いアメーバの恐怖/マックィーンの絶対の危機』(58)
「まさかカルト映画になるとは思わずギャラはその場限り。後で悔しがっていた」(最初の妻ニール・アダムス)

「彼にとって『荒野の七人』(60)『大脱走』(64)のジョン・スタージェスは恩師、『ネバダ・スミス』(66)のヘンリー・ハサウエイは理想の父親だった」(ニール・アダムス)

「ユル・ブリンナーへの対抗意識はすごかった。けれどもそれを受けて演技に生かしたブリンナーもさすがだった」(『荒野の七人』で共演したロバート・ボーンとイーライ・ウォラック)

 サム・ペキンパーのアシスタントのキャスリン・ハバーが明かす『ゲッタウェイ』(72)で示した意外に繊細なペキンパーの心理演出など、いろいろと興味深い話題も多かった。

 『ブリット』(68)『パピヨン』(73)『タワーリング・インフェルノ』(74)で、いつもマックィーンのかたわらにいたドン・ゴードンが出てきた時は懐かしかった。私生活でも2人は親友同士だったようだ。

「男もほれるカッコいい男が観たい」スティーブ・マックィーン
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/c2d19a8408e75870e3711cd9305ab295

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