田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

映画音楽としてのラフマニノフ

2021-08-29 17:12:39 | 映画いろいろ

Eテレの「クラシックTV」でラフマニノフを特集していた。彼の音楽は甚だ映画音楽っぽい。だから映画の劇伴としてもよく使われる。

「ピアノ協奏曲第2番」
『逢びき』(45)
https://www.youtube.com/watch?v=odlQU2WjM0E
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/6656d135892f89a5ee867ce45b7c7437

『旅愁』(50)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/2e226539f7063dd4cbc2720b9ec771ba

『七年目の浮気』(55)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a75fc327f4e19e25c942d6044a8885eb

「ラプソディ」(パガニーニの主題による狂詩曲)
『ある日どこかで』 (80)
https://www.youtube.com/watch?v=E6Ph_DVrCXE
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/c0daf9574990b3b417ed4c1715b965ab

「ピアノ協奏曲第3番」
『シャイン』(96)
https://www.youtube.com/watch?v=N29WamXg4pY

白眉はやはり『ある日どこかで』だろう。

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「香港映画のすべて」

2021-08-29 07:31:05 | 映画いろいろ

(2005.5.24.)

 3部構成、約2時間半の超大作。途中で寝るつもりだったが、結構面白くて最後まで見てしまった。

 「武侠映画の盛衰」
 日本で言えばチャンバラ。日本の時代劇に随分影響を受けていたんだなあ。とはいえ、ほとんど日本では未公開なので新鮮な驚き。そのばかさ加減がなんとも楽しい。

 「カンフー映画のヒーローたち」
 ヒーロー(ブルース・リー)と道化(ジャッキー・チェン)。やっぱりすごいわこの2人。

 「銀幕の女神たち」
 美女多し。目の保養? 彼女たちも日本にはほとんど紹介されなかったなあ。

 というわけで、一国の映画史を振り返ると、その国の側面が見えてくる。だから映画は面白い。

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『先生、私の隣に座っていただけませんか?』

2021-08-29 07:12:19 | 新作映画を見てみた

『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(2021.8.28.オンライン試写)

 漫画家同士の佐和子(黒木華)と俊夫(柄本佑)の夫婦。だが俊夫は漫画が描けなくなり、佐和子のアシスタントをしながら、編集者の千佳(奈緒)と不倫をしていた。

 そんな中、佐和子の新作漫画の原稿を盗み見た俊夫は、自分たちとそっくりな夫婦の姿に加えて、夫と編集者との不倫現場がリアルに描かれているのを知って驚く。そして、漫画には自動車教習所に通い始めた妻と自動車教習所の若い教官との恋も描かれていた…。

 この漫画は現実の写しなのか、ただの妄想なのか、それとも俊夫に対する佐和子の復讐なのか。漫画を読み進めていく中で、俊夫は恐怖と嫉妬におののき、現実と漫画との境界が曖昧になっていく。

 監督・脚本は「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM」で準グランプリとTSUTAYAプレミアム賞を受賞した堀江貴大。漫画家夫婦の虚実を交えた心理戦を描きながら、映像と漫画が交錯していくところが映画ならではの表現として面白い。また、ラストのどんでん返し(ここでタイトルが生きる)に至るまで、虚実のやじろべえのバランスが一体左右のどちらに傾くのかといったような謎があって、これもまた面白い。

 さて、この映画を見ながら、逆パターンではあるが、酔った勢いで結婚した妻(ビルナ・リージ)の始末に困り果てた漫画家(ジャック・レモン)が、漫画の中で妻を殺してうっぷんを晴らしていたが、それを見た妻は自分が殺されると勘違いして…という、『女房の殺し方教えます』(64)のことを思い出した。

ジャック・レモンを2本『女房の殺し方教えます』『お熱いのがお好き』 
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/d14b18bbe43c77d6908c7e8ca09c7383

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