今回は『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』(90)を中心に、コメディ西部劇について語り合った。まずは覚書から。
・スピルバーグとゼメキスが「たとえ、変則的であっても、西部劇を作りたい」と考えて、西部の街並みをセットで再現した。
・『荒野の決闘』(メアリー・スティンバーゲン演じる女教師クララのモデルはクレメンタイン。特にダンスシーン)、『荒野の用心棒』(マーティはこの時代ではクリント・イーストウッドを名乗る。ラストの対決)など、西部劇のパロディが満載。
・西部劇にしては、誰も死なない。実はビフが保安官を射殺するシーンがあったが、カットした。
・酒場のバーテンはマット・クラーク、客にハリー・ケリーJr.やダブ・テイラーの姿も。
事前にコメディ西部劇の一覧表を作ってみた。
『マルクスの二挺拳銃』(40)マルクス兄弟、監督エドワード・バゼル
『腰抜け二挺拳銃』(48)ボブ・ホープ、ジェーン・ラッセル、監督ノーマン・Z・マクロード、【備考】主題歌「ボタンとリボン」
『彼女は二挺拳銃』(50)ダン・デイリー、アン・バクスター、監督リチャード・セイル、【備考】端役マリリン・モンロー
『腰抜け二挺拳銃の息子』(52)ボブ・ホープ、ジェーン・ラッセル 監督フランク・タシュリン
『底抜け西部へ行く』(56)ジェリー・ルイス、ディーン・マーティン、監督ノウマン・タウログ、【備考】端役クリント・イーストウッド
『縄張り』(58)グレン・フォード、シャーリー・マクレーン、監督ジョージ・マーシャル、【備考】シープマン
『アラスカ魂』(60)ジョン・ウェイン、スチュアート・グレンジャー、監督ヘンリー・ハサウェイ
『マクリントック』(63)ジョン・ウェイン、モーリン・オハラ、監督アンドリュー・V・マクラグレン、【備考】「じゃじゃ馬ならし」
『キャット・バルー』(65)ジェーン・フォンダ、リー・マービン、監督エリオット・シルバースタィン、【備考】マービン一人二役
『テキサスの五人の仲間』(65)ヘンリー・フォンダ、ジョアン・ウッドワード、監督フィルダー・クック、【備考】ポーカー
『ビッグトレイル』(65)バート・ランカスター、リー・レミック、監督ジョン・スタージェス、【備考】禁酒
『テキサス』(66)アラン・ドロン、ディーン・マーティン、監督マイケル・ゴードン、【備考】油田
『夕陽に立つ保安官』(68)ジェームズ・ガーナー、ウォルター・ブレナン、監督バート・ケネディ、【備考】保安官
『荒野の大活劇』(69)ジュリアーノジェンマ、シドニー・ローム、監督ドゥッチョ・テッサリ、【備考】遺産相続
『テキサス魂』(70)ジェームズ・スチュワート、ヘンリー・フォンダ、監督ジーン・ケリー、【備考】娼館
『真昼の死闘』(70)クリント・イーストウッド、シャーリー・マクレーン、監督ドン・シーゲル、【備考】メキシコ革命
『地平線から来た男』(71)ジェームズ・ガーナー、ジャック・イーラム、監督バート・ケネディ、【備考】炭鉱
『ミスター・ノーボディ』(73)ヘンリー・フォンダ、テレンス・ヒル、監督トニーノ・バレリ、【備考】原案セルジオ・レオーネ
『ブレージングサドル』(74) ジーン・ワイルダー、クリーボン・リトル、監督メル・ブルックス、【備考】主題歌・フランキー・レイン
『サボテンジャック』(79)カーク・ダグラス、アーノルド・シュワルツェネッガー、監督ハル・ニーダム
『サボテン・ブラザース』(86)スティーブ・マーティン、チェビー・チェイス、監督ジョン・ランディス、【備考】無声映画
『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、監督ロバート・ゼメキス、【備考】タイムトラベル
『マーヴェリック』(94)メル・ギブソン、ジョディ・フォスター、監督リチャード・ドナー、【備考】ゲスト・ジェームズ・ガーナー
『荒野はつらいよ』(14)セス・マクファーレン、リーアム・ニーソン、監督セス・マクファーレン、【備考】ゲスト・クリストファー・ロイド